
学芸大学駅から徒歩1分。西口を出てすぐ左、線路沿いを歩いて行き、三井住友銀行を過ぎた先の路地に魚謙(うおけん)という居酒屋があります。

2011年10月1日、バス通り沿い、もつやき大膳の隣で創業。2020年2月29日に一時閉店して、2022年9月1日、現在地で再開しました。中華料理店・シネマカフェ跡です。
以下は再開前、旧店舗時代に書いたものです。
遅い時間にたらふく昼食をとってしまったせいで、夜になってもそれほどお腹がすきません。だけど、ちょっとつまみつつ、軽く飲みたい。さて、どこがいいかな……。と、学芸大学界隈をさまようこと約15分。ちょうどいい店が見つかりました。魚謙(うおけん)です。
何度か入ろうとしたことはありますが、表から覗くといつもいっぱい。けど、その日は奥に数席空きがありそう。ようやく扉をくぐることができました。

学芸大学駅のバス通り沿い、大膳、煮ジルの隣にある魚謙は魚がメインの居酒屋です。2011年にオープンしました。
店内はカウンター席のみ。ジャズが流れ、スポットライトがカウンターを照らしています。オシャレで落ちついた空間。
その日はいきなり日本酒気分だったので、純米の鍋島を注文しました。

こういう形で供されるのもいいですよねぇ。頼みやすい。メニューにはハーヴェストムーンと書かれていたような。特別仕様なのかな? とても甘くふくよか。
まずは刺身の盛り合わせをお願いしました。


上品な盛りです。醤油は唐辛子を漬けた醤油と鹿児島の甘い醤油。刺身と日本酒を合わせて納得。なーるほど。鍋島が相当甘いので、甘い醤油とよく合います。日本酒や刺身に応じて醤油を使い分けられるってのはいいですね。
刺身はどれもおいしいのですが、ウニと鍋島のマリアージュが激やば。ウニが口いっぱいに広がり、その余韻はいつまでも続きます。
次はおすすめ魚串焼き3本。注文すると、厨房からカリン、カリンという音が聞こえてきました。へぇ。炭だ。こういう店で炭ってのはなかなかないような。こだわりが強いんだろうなぁ。日本酒のラインアップ、器、醤油を見てもそうだし、店主の顔つきも研究熱心な学者さんって感じだしw
やってきたのはこちら。

ホタテと鯖と、あとはサワラの西京焼かな? すみません、魚の種類はよくわかりません。どれも表面は香ばしく中はしっとり。いい塩梅です。それぞれの味付けが異なるのもニクイ演出。
どうでもいい話ですが、好きな魚介トップ3がタコと鯖とウニ。いずれも指定せずに偶然出てきたというのがちょっと嬉しいw

私はカウンターの一番奥に座りました。数席開けて常連さん4人組。ご年配方の話に耳を傾けます。ふむ。しっとりと流れるジャズ、ご年配方のやり取り――いいBGMだ。
2品を食べ終えると同時に日本酒が尽きました。今の腹具合にはこのくらいがちょうどいいや。お会計をして頂き、店を出ました。
ガンガン飲んでワシワシ食べて、というようなお店ではありません。上品な肴をつまみつつ、お酒をチビリとやる大人の居酒屋。ゆっくり落ちついて飲みたい。そんな時に寄ってみてはいかがでしょうか?
店名 | 魚謙(うおけん) |
住所 | 〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-6-6 マンション立花 |
メモ | <旧店舗> 〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-10-7 03-3715-7806 |