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播龍素麺 細造 白絹乃糸(田靡製麺)は穏やかな弾力が心地いいそうめん。機械麺そうめんとしてはトップ3に入るおいしさでしたが、お勧めしづらくもあり……

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田靡製麺の播龍素麺 細造 白絹乃糸。

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イオンスタイル碑文谷で購入しました。386円/400g。一般的なそうめんの量・300gに換算すると289円。後ほど詳しく述べますが、手延べそうめん並みの価格です。機械麺そうめんとしては高額。

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「白絹乃糸(しらぎぬのいと)」はもちろん、「播龍」「播龍 細造」も田靡製麺の登録商標です。播龍は一種のブランド名とでも言いましょうか。同社は播龍冷やしそうめん、播州素麺 播龍といったそうめんも製造・販売しています。

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白絹乃糸には大きな特徴がふたつあります。

  • 独自の二段熟成製法
  • 増粘剤(アルギン酸エステル)を添加

二段熟成製法は長期低温乾燥と関係しているのでしょうか。具体的にはよくわかりませんが、そうめんに限らず同社の乾麺でよく採用されています。

それよりも注目すべきは増粘剤(アルギン酸エステル※1)。過去、アルギン酸エステルが使われているそうめんをひとつだけ食べたことがあります。絹の食卓(はくばく)です。

また、増粘剤ではありませんが、揖保の峰(イトメン)は炭酸カルシウムを添加し、食感をよくしようとしています。

絹の食卓も揖保の峰もおいしかったので(※2)、添加物を使いコシを強くしようとしている機械麺そうめんにはとても興味があります。ですから、高額かつイメージの悪い田靡製麺(※3)でしたが、白絹乃糸を買ってみたという次第です。

※1 アルギン酸エステルは天然海藻由来の成分

※2 揖保の峰は機械麺そうめんでは一番おいしかった

※3 田靡製麺の塩分ゼロ 極細素麺早ゆで素麺 極細 播州素麺はどちらもひどかった

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ほんのりと小麦の香り。

パッケージには「細造」「麺を極限まで細くすることで」とあります。その通り、確かに機械麺そうめんにしては細いです。

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茹で時間は「冷やしそうめん 2分」「にゅうめん 1分30秒」とありますが、様子を見つつ、1分30秒茹でにしました。

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なかなかおいしいじゃないか! コシというほどの強さはありませんが、プルンとした穏やかな優しい弾力が心地いい。細くて滑らか、舌触り・のど越しもいい。

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さすがに「さて、これは手延べか機械麺かどちらでしょう」と言われれば、当てられます。けど、普通の機械麺そうめんとは一線を画しているとも感じます。

唯一、風味が弱いかな。もっと小麦感が出ていればなぁとも思いました。ただ、

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翌日、冷やし麻辣担々そうめんにしたのですが、これくらいガッツリとした味付けにすれば、風味の弱さも逆に気になりません。

私が食べた機械麺そうめんではトップ3に入るおいしさです。

※順不同

味だけなら機械麺そうめんとしては例外の星4を進呈したいところなんですが……。

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300g換算で289円。だったら、機械麺そうめんとは比べ物にならないおいしさの手延べそうめんを選びますわねぇ。ちなみにイオンスタイル碑文谷では島原手延素麺(川﨑)が246円/250g。300g換算で295円。白絹乃糸とほぼ同額です。どちらを選ぶべきかは火を見るよりも明らか。

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機械麺そうめんとしてのおいしさは文句なし。すばらしいそうめんです。見事です。けど、値段を鑑みて星3とします。

DATA
名称播龍素麺 細造 白絹乃糸
原材料名小麦粉(小麦(国産))、食塩/加工でんぷん、増粘剤(アルギン酸エステル)
製造者⽥靡製麺株式会社
メモ【検索用】たなびきせいめん・タナビキ・しろきぬ・しろぎぬ・しらきぬ・白絹の糸
評価★★★☆☆