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CHI-FO 台湾屋台縁食区(学芸大学)はポップでオシャレな台湾料理のお店。料理はどれも上品で食べやすかったです。

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学芸大学駅から徒歩2分。西口を出てすぐ右、線路沿いを行くと飲食店が軒を連ねる学大横丁があるのですが、その一番手前にCHI-FO 台湾屋台縁食区(チーフォ)というお店があります。2021年12月17日にオープンしました。2023年6月頃までの限定営業です(後述)。

チーフォは中国語で吃貨と書きます。グルメ・食べ物に目がない人・食いしん坊といった意味です。縁食は京都大人文科学研究所の藤原辰史准教授による造語。CHI-FO 台湾屋台縁食区という店名には"台湾屋台が作る街の社交場"という意味が込められているそう。

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さて、学大横丁を抜けた先の路地裏に映画と食のカルチャースペース・C/NE(シーネ)があります。カレーのsyncも営業している場所なのですが、日によっていろいろな料理人が"店"を出しています。ポルトガル、スペイン、スイス、トルコ、フランスなどを旅してきた料理人・キクタローさんもその内の一人。2020年7月頃からC/NEでポルトガル料理や台湾料理をポップアップ的に提供してきました。

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C/NEを運営する合同会社ウェルカムトゥドゥ(todo)は住宅・店舗・事務所の内装設計・施工、家具・什器等の企画・製作・販売、イベント企画・運営、グラフィックデザイン、映像企画・制作などを手掛ける会社で、2020年11月1日にオープンしたRi.carica ランドの出店もサポートしています。

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そんなC/NE(todo)とキクタローさんがタッグを組み、ラーメン青葉跡にCHI-FOの実店舗を出店しました(この"タッグ"が具体的にどういうことかはわかりません)。

chifoの画像 台湾屋台風ではあるけどポップでもあるオシャレなCHI-FO 台湾屋台縁食区の店内 chifoの画像

カウンターあたりは台湾の屋台風・食堂風なんですが、スケルトンから作り上げた店内はポップでオシャレ。期間限定なのにここまで作り込むというのはすごいなぁ。

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お酒はビール、ワイン、サワー、ハイボール、クラフトジン、紹興酒。

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クラフトビールはケースからセルフで選びます。

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臺虎精釀(タイフーブルーイング)の臺式檸檬沙瓦、レモンサワービール。900円。

レモン風味の甘みのあるビールです。さっぱり。

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料理メニューは少な目。意図的にグッと絞っているのでしょう。ドリンクも料理もちょいとお高めに感じます。恵比寿・中目黒の相場に近づいているオシャレ学大価格。

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鹽酥雞(イェンスージー)。800円。

鹽酥雞は台湾屋台によくある鶏の唐揚げ。CHI-FOの鹽酥雞はしっかりと下味のついたジューシーな鶏肉がカラッと揚がっています。中華系のスパイスがほんのり。

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高麗菜水餃子。500円。

タネは比較的あっさり。皮はムチッ。テーブルに据え置かれたラー油がよく合います。

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黒白切(ヘイバイチエ)。1200円。

台湾式モツ煮。現地では豚モツが使われることが多いようですが、こちらは牛モツのハチノス、ハツ、小腸。濃厚なスープでしっかりと煮込まれていて、この上なく柔らかい。

台湾で煮込みというと醤油ベースのスープで甘辛く煮込んだ滷味(ルーウェイ)のイメージですが、こういうのもあるんですね。

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甘酒柚子山椒サワー。800円。和のような中華のようなニュアンスです。甘酒と柚子、山椒がよくマッチ。

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葱油拌麵(ツォンヨウバンミィェン)。1000円。

甘くて香ばしい焦がしネギ、パクチーの清涼感。わずかに酢が使われているように感じたのは気のせいか。まったり濃厚。

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魯肉飯(ルーローハン)。700円。

半分はそのまま、半分には葱油拌麵の残ったタレを加えました。濃い味なのですが、高菜がこれをうまく緩和させています。

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台湾屋台と謳っていますが、料理自体にジャンク感はなく、八角をはじめとする中華系香辛料もそこまで強くなくてクセもなく上品。日本人でも馴染みやすい味わいじゃないでしょうか。おいしかったです。

会計は3人で5品、5ドリンク、7700円でした。若い人ならこれの倍くらいは食べ飲みするでしょう。そうすると一人4500円~5000円くらい?

ずっとずっと学大に台湾屋台/台湾夜市の店ができてほしいと思っていました。私がイメージしてたより雰囲気も味も値段もオシャレですが、いまの学大にあってはこういう店が正解なのかもしれません。

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なぜ1年半の限定営業なのかはわかりませんが、素敵な造作ですし、1年半後になくしちゃうのはもったいない。営業期間内にいい物件を見つけて、ここでの営業を終えたら移設する、そんな計画があったりするのかな?

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