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中国料理 味味/みみ(学芸大学)で名物のニラ・ラーメンを食べてみた~きたなシュランでとんねるずも訪れた不思議な中国料理店

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学芸大学駅から徒歩3分。バス通り沿いに中国料理 味味(みみ)というお店があります。西口を出て日高屋の角を右折、バス通りに出たら左です。Maison romi-unie(メゾン ロミ・ユニ)(閉店)の隣。

汚いけどおいしいお店を紹介する「とんねるずのみなさんのおかげでした」の"きたなシュラン"という企画で紹介されたこともあります(2009年12月3日放送)。学芸大学の名物店の内の一軒です。

※"きたなシュラン"というコーナー名はのちに"きたなトラン(きたな美味しいレストラン)"に改称されました。ミシュランガイドからクレームが入ったためと噂されていますが、真相は不明です

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カウンター席と4人掛けテーブル席のほか、二階にもテーブル席があるのですが、階段には物が溢れ返っていました。団体予約が入らない限り、最近は二階は使っていないかも?

"きたなシュラン"で紹介されてはいますが、まったく汚くありません。むしろ、しっかりとお手入れが行き届いているように見えます。

厨房にはご主人が一人。来る前から、オーソドックスにチャーハン、餃子、そして同店名物のニラ・ラーメンを頼もうと決めていました。

「お飲み物は?」

「飲み物は大丈夫です。チャーハン、水餃子、ニラ・ラーメンをお願いします」

「チャーハン、水餃子、ニラ・ラーメン……ね。はい」

注文を復唱しつつも、ご主人はまだ何かを言いたそうな表情。ははは。こちらが淀みなく、きっぱりと注文したもんだから、取りつく島がなかったんだろうな。少しでも悩む素振りを見せていたら、もしかしたら「これがおすすめ」「あれがおいしいよ」などと料理を勧めてきていたかもしれません。ネット情報によれば、そういうご主人みたいなのでw

私たちの元に水を運び、ご主人は二階へ女将さんを呼びに行きました。

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おっとっと! オーシャンウィスキー ビクトリー(OCEAN WHISKY VICTORY)のノベルティ「ゆう子のグラス」! ゆう子とは浅野ゆう子です。

三楽オーシャン(現・メルシャン)がサントリーに対抗して作り出したジャパニーズ・ブレンデッド・ウィスキーがオーシャンウィスキー。今はなき軽井沢蒸留所でモルトを蒸留していました。ここに研修にやってきていたのが、かの肥土伊知郎氏、イチローズモルトの生みの親。といった話をし出すと長くなるので、詳細は他所に譲ります。

私は飲んだことはないのですが、おそらくは20年前にはもう生産が終わっていたであろうウィスキーのノベルティにこんなところで出会えるとは。

2:46あたりから数本の関連CM。上記グラスも登場します

注文後、改めて店内のメニューを眺めてみます。

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いろいろあるのですが、特に四川風麻婆豆腐がそそります。ただ、値段設定がなんだか不思議です。鶏肉唐揚1800円(!)をはじめ、なかなかのお値段のものがずらりと並んでいるかと思いきや、海鮮春巻きは600円、今回頼んだ北京水餃子は550円とリーズナブル。なんだろう。事前に仕込んでおけるものは安め、注文ごとにゼロから作り上げる料理は高め、ということかな? あるいは一人でも食べられるものは安めで、高めの料理は量が多くて複数人で頼むべきメニューなのか……。

まずやってきたのはチャーハン(750円)。

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八角形の高台。具はネギ、チャーシュー、玉子とシンプル。比較的パラパラで、味わいはとても優しい。中華鍋の音がそれほど大きくなかったので、作り方自体も優しいんでしょうね。おいしいです。

ついてきたスープは鶏ベースと思しき、しょうが風味の優しい味わい。のちほどやって来るラーメンのスープを想像してみました。さっぱりでしょうががきいてるのかな?

続いて北京水餃子(550円)。

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これはこれは。日本の焼き餃子のような包み方。もちろんこう包むこともあるのでしょうけど、なんか不思議。

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餡は90%が肉で10%がネギ。皮はもっちり、中はムッチリ。少し大きめで肉々しくて、下味は薄めなんですが食べごたえのある水餃子です。こういうのはやっぱり中国黒酢がいいやね。

最後にニラ・ラーメン(800円)。

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量がすごい! 青磁の丼にたっぷりのスープ。表面はニラで覆われています。

まずはスープをひと口。おおう。これは予想外。先ほどのチャーハンについてきたスープがさっぱりしょうが風味だったので、その延長線上にあるものと想像していました。けど、こちらはそこそこ濃厚。甘めで醤油もそれなりに立っていて、"うまみ"が強く出ています。しょうがはまったく感じません。先のスープとこのスープの差があまりにも大きくて、これまたなんだか不思議。

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ニラの下にはひき肉と玉子が隠れていました。麺はツルツルで柔らかめ。退店時にわかったのですが、麺は製麺の匠大黒屋(旧大黒屋製麺所)かもしれません。

ニラのクセみたいなものはさほどありません。スープの甘みがニラ、ひき肉、玉子とよくマッチしています。けど、なんでこんなラーメンを思いついたんだろうなぁ。なんでニラなんだろう。不思議。

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すべてを食べ終えるとお腹いっぱい。ひと休みしながら、お二人に話しかけてみました。

「どれもおいしかったです」

「ありがとうございます」

「こちらはどれくらいになるんですか?」

「27年」(女将さん)

お。日本の方じゃないっぽいな。中国の方?

「その前から料理はなさってたんですよね」

「そうですね」(女将さん)

反応がいまいちなので、深追いするのはやめておきました。

お二人とも優しい方ではあるのですが、ご主人のクセが強いとよく聞きます。けど、この日がたまたまそうだったのかもしれませんが、シャイでおとなしい感じでした。何度か通って顔なじみになれば、もっといろいろ話をしてもらえるのかもしれませんね。

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帰って調べてみたところ、ここはもともと美味という中国料理店だったそう。こちらも中国出身の方がやってらっしゃったみたいで、その方が店を辞め、今のご主人が店を継いだ、といった経緯のようです。27年は美味も含めた長さなのか、味味になってからの長さなのかはよくわかりません。

※美味の前は中華 義味というお店だった模様。詳細不明

さて。

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アニメのポスターも不思議w

当店は本格派中国料理が存分に楽しめる

一般的に、中華料理は中国の料理に日本アレンジを加えた料理、中国料理は本場中国の味をできるだけそのまま出す料理とされています。前者の多くは"街場の中華"とも呼ばれ、学芸大学で言うなら二葉東軒がそう。一方、味味は中華料理ではなく中国料理と自認・自称しています。

ニラ・ラーメンも餃子もチャーハンもおいしかったです。けど、食べてもないのに無責任なことを言いますが、中国料理 味味ではこうした街場の中華然としたメニューではなく、味味らしさが"存分に楽しめる"、"本格派中国料理"を食べるのが正解かもしれません。中国料理ですしね。もし、もう一度注文時に戻れるなら、四川風麻婆豆腐や炒め物系など、(中華料理店ではない)中国料理店としての実力を堪能できるような料理を私は注文するでしょう。

と言いつつ、学大名物ではありますから、やっぱ一度はニラ・ラーメンを試してみるのがいいのかな?

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