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島原手延素麺(須崎屋)は穏やかな弾力ながら風味が豊かな手延べそうめん。業務スーパーで激安でした。

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株式会社須崎屋が加工者(※)の島原手延素麺。

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業務スーパー 武蔵小山店で購入しました。246円/300g。手延べそうめんの代表格・揖保乃糸はだいたい300円~340円ほどですから、この島原手延素麺は手延べそうめんとして安いほうです。

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なお、業務スーパーには販売者:葵フーズ/製造者:狩野製麺の島原手延素麺もあります。

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須崎屋は慶応3年(1867年)に創業した老舗カステラ屋なんですが、私調べでは2021年ごろから本格的に手延べそうめんの加工・卸・販売を始めました(深江工場)。

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須崎屋は株式会社上村製麺の上村久人という手延べそうめんも販売(プロデュース)しています。

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ちなみに、私は上村製麺が作っているかもしれない島原手延素麺(販売者:株式会社セテラ)を過去に食べたことがあるのですが、これは星5を獲得しています(当ブログではそうめんを5段階の星で評価)。

※手延べそうめんにおける加工者は製造者から納品されたそうめんを検品したり包装したりして販売、もしくは卸業者・小売店などに発送します。製造者がひとつの場合は製造所固有記号が記載され、複数の場合は基本的に記載されません。当島原手延素麺には製造所固有記号が記されてないので、複数の製造者がいるものと推測されます。

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そうめんパッケージに記載されているこのような説明文は、文章としてひどいものが多いのですが、これはちゃんとしていますね。「生地を広げて切るのではなく」という部分が何気に重要です。これはすなわち、機械麺との差を説明しています。

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開封して、まずは麺の香りをかぎます。小麦の甘い香りがとても強い。

基本的に細くはあるのですが、あまり揃っていません。少し太めの麺も混ざっています。安い手延べそうめんではよくあることで、このこと自体は悪いことでもありません。

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茹で時間は1分半~2分となっていますが、1分半では少し早いかなという気がしました。1分45秒でお湯から上げ、冷水でしっかり締めました。

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茹で上がりは普通の手延べそうめんです。そこまで細いとは感じません。

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ムツッ。バッチバチにコシが強いわけではなく、穏やかな弾力。少し重めです。

食感は優しいのですが、風味はとても強い。このあたりは島の光(小豆島)にも似ているような気がしました。

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私は強烈なコシの手延べそうめんが好みなので、この島原手延素麺は好みからは少し外れます。けど、おいしいのは確かです。しかも240円という激安価格。

うどんや冷や麦が好き、そうめんも太めがいい。穏やかなモチッとしたタイプのそうめんが好き。そんな方にはいいんじゃないでしょうか。

製造者がわからない(or製造者が複数いてクオリティが一定ではない可能性も)というのが懸念ちゃあ懸念なので、その分、星をひとつ減らしておきます。

DATA
名称島原手延素麺
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩、食用植物油、でん粉(打ち粉)
製造者株式会社須崎屋
メモ正確には須崎屋は製造者ではなく加工者
評価★★★☆☆