ネット上に情報はほぼありません。私が食べてきた中では現段階でもっともレアな素麺、八木田麺業(小豆島)の手延べそうめん。正確な商品名は不明です。
連れの母親の知り合いの親戚が小豆島出身で、その方が送ってくれたものを連れの母親からもらいました。そんなわけで、パッケージがありません。「箱にシールが貼られてるくらいのものだった」と連れの母親談。
ほんの少し太めに感じます。小麦の甘い香りがとても強い。国産のいい小麦を使っているのだとか。
この黒い束紙は同じものを小豆島の素麺でよく見かけます。また、小豆島の素麺の場合、赤の束紙と黒の束紙でグレードが違っていたりもします。ただ、八木田麺業の手延べそうめんにおいてどうかは不明です。
茹で時間は2分~3分とあります。2分と2分半で試してみました。
1日目は2分半。
プリン。穏かな弾力があって、味わいも穏やかです。舌触り、のど越しはツルリとしていて気持ちいいです。
いかにも小豆島の素麺という感じで太めではあるのですが、なんだかとても食べやすい。
たっぷりのネギと麺つゆで食べてみたのですが、際立った特徴は感じられませんでした。というと悪く聞こえますが、いい意味で素朴。ほっこりさせてくれる素麺です。地元の方々が毎年楽しみにしている、普段使いの素麺なんでしょうね。
これはパンチのあるタレ・ツユにも合いそうだな、ということで2日目は前日のグリーンカレーを和風にアレンジして、グリーンカレーそうめんに。
茹で時間2分だと、少し弾力が強くなりました。プリッ。
不思議なもので、さほど個性がない素麺だったのに、濃厚なタレ・スープに合わせると、素麺が妙に主張してきます。この弾力・太さが濃い味にも負けないんでしょうね。スープと競合して、素麺の存在感が高まりました。面白いなw
グリーンカレー以外にも中華系、辛い系のツユ・スープにもよく合うと思います。和だと味噌やゴマダレなんかがいいんじゃないでしょうか。個性がない分、応用の幅が広くなるのかな?
普通ではまず見かけないと思います。どうしても食べてみたい、ということであれば電話で直接相談してみてはいかがでしょうか。おいしいですし、面白いそうめんですよ。
バらつきのあるそうめん
初めて食べたのが2020年5月。その2年後、2022年7月に同経由で頂きました。
このような紙で箱が包まれているのだとか。
説明書は前回同様。
このような袋に入れて分けてもらいました。
前回よりも明らかに細いです。太めと細めがあるのか、単なるバラつきか。別にどちらであってもいいのですが。
前回と今回というだけではなく、1束の中にあっても太さにバラつきがあります。そしてそれが大きく多い。
細いので茹で時間は1分半でも十分でした。
前回とまるで違います。ツルリとした舌触り・のど越しはとてもいいですし、味自体はおいしいのですが、歯切れ・コシはほとんどありません。
もちろんまずくはありません。ただ、前回のような小豆島そうめんらしさもなければ、細いそうめんの醍醐味である強いコシがあるわけでもない。前回の方が断然よかったです。
とりあえず星4のままにしておきますが、もし次回があってこれだったら星を下げます。
名称 | 手延べそうめん |
原材料名 | 不明 |
製造者 | 八木田麺業 |
評価 | ★★★★☆ |