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かも川 手延素麺は穏やかなコシ・風味で、誰が食べてもおいしいと感じる安定感のあるそうめんです。

かも川手延素麺株式会社のかも川 手延素麺

かも川手延素麺株式会社のそうめん、かも川 手延素麺。

同社製の一番のばし 半生 手延そうめんという半生タイプのそうめんは食べたことがあります。その時からずっと乾麺も食べてみたいと思っていたので、西友 深沢目黒通り店で見つけた際は小躍りしてしまいました。250g/5束で321円。一般的なそうめんの量・300gに換算すると385円。

「かも川」は岡山手延素麺株式会社が所有する登録商標です(1971年登録)。ただ、詳しい事情はよくわかりませんが、かも川手延素麺株式会社(1972年創業)も「かも川」を使用することが許されているようです。

どういう話になってるんですかね。ある程度の使用料は発生してるような気もするのですが、いずれにせよ金持ち喧嘩せず的な? 興味深いところです。

以上とは別に、かも川手延素麺株式会社は手延べ麺に「かも手」というブランド名を掲げています。かも川 手延素麺も同様です。この「かも手」はかも川手延素麺株式会社の登録商標です。

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さて開封。香りはさほどしません。これ自体は悪いことではありません。よくあること。太さは普通か少し細いくらい。よくしなります。

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茹で時間は1分半~2分となっています。1分半茹でて、冷水で締めました。

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穏やかな歯切れ。プリっとしたコシ。サラリと喉を通っていきます。風味は強いとまでは言いませんが、しっかりしています。

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私は瞬時に揖保乃糸を思い出しました。歯切れ、コシ、風味が似ているというのはもちろん、その根底にあるそこはかとない安定感が似ています。そういう意味では島の光も同類かな。

"安定感"を具体的には説明しづらいのですが、たとえば、夏前にまとめて買って常備しておく。子供の夏休み、3日に1度ないしは1週間に1度はかも川 手延素麺が昼ごはん。子供もお母さんもおじいちゃんもみんな大好き。

当たり前にそこにあるもの。幼い頃からずっと食べてきた馴染みのある味わい。その家庭にあってはそうめんと言えばかも川 手延素麺。

と、感じさせる安定感です。

一般的には揖保乃糸がこの役割を担っているのですが、もし揖保乃糸に代わるものがあるとするなら、それは島の光であり、かも川 手延素麺なのでしょう。

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私は三輪素麺のような歯切れの強いそうめんが好みです。けど、かも川 手延素麺に感じる安心感は好みを横に置いておいて評価したくなります。あまりコシが強すぎるのはいや。揖保乃糸が好き。そんな方はぜひ一度試してみてください。星5で。

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追記。後日、茹で時間を1分15秒ほどにしてみたら、歯切れが強くなりました。これ好き。強いそうめんが好きな方はぜひ1分15秒を試してみてください。

なお、画像はオクラ・めかぶのネバネバそうめん。わさびを添えました。そうめんとわさびって合うんですよ。

最後にかも川 手延素麺を置いていたスーパーの西友を褒めさせてください。

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このラインアップよ。

定番の揖保乃糸。太めの手延半田めん(小野製麺)。銀四郎麺業の逸品・PREMIUM 小豆島手延素麺。東京では珍しいかも川 手延素麺。写真には写っていませんが、PBそうめんとしてはもっともおいしいかもしれない、西友プライベートブランド・みなさまのお墨付きの九州島原 手延べそうめん。お手頃価格の機械麺・播州 麺物語 そうめん。

タイプ・産地を分けて満遍なく揃えています。スーパーオオゼキもなかなかよくやっているのですが、そうめんの品揃えは西友がもっともいい。西友のバイヤーさん、すばらしい仕事です。ありがとう。

DATA
名称かも川 手延素麺
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩、食用植物油、澱粉(一部に小麦を含む)
製造者かも川手延素麺株式会社
評価★★★★★