PREMIUM 小豆島手延素麺。販売者は株式会社讃岐物産、製造者は銀四郎麺業株式会社。
スーパー オオゼキで購入しました。300円/300g。
讃岐物産はそうめん(機械麺・手延べそうめんともに)の販売者としては大手です。同社が販売するそうめんはスーパーでよく見かけます。
銀四郎麺業は小豆島の製麺所で、過去に2種、食べたことがあります。どちらもおいしかったのですが、うち1種は★5です。
そのそうめんは銀四郎めん 匠PREMIUMなんですが、商品名が似ています。同じものなのか違うのかはよくわかりません。今回のPREMIUM 小豆島手延素麺は讃岐物産のOEMといった感じでしょうかね。
ちなみに、PREMIUM 小豆島手延素麺は数シーズン前から知っていました。ただ、以前は製造者が記載されていなかったので買いませんでした。ところが、今シーズン確認してみると、食品表示法のあれこれ(詳細略)が関係しているのでしょうか、製造者が記載されていました。しかも、あの銀四郎麺業。そりゃ買うに決まってます。
おしゃれなデザイン・質感の透明パックは讃岐物産のそうめんでよく採用されています。高級感があってとてもいい。
開封。小麦の甘い香りがフワリ。麺はほんの少し太めですが、一般的な小豆島の手延べそうめんよりは細いような気がします。
茹で時間は約2分となっています。2分弱茹でてみました。
ひと口目は何もつけずにそのままで。
あー。そう。これこれ。
銀四郎麺業のそうめんは久しぶり。この食感も久しぶり。一般的な小豆島のそうめんとは違う、いや、そうめん全体からしても独特なコシ。言葉で説明するのも難しいので、図にしてみました。
典型的には三輪素麺なんですが、一般的なおいしい手延べそうめんは麺の中心に芯のようなコシがあり、噛むとプチプチっと弾けます。これが手打ちうどんと手延べそうめんの大きな差。
コシのあるうどんは太い麺全体に強い弾力がありますよね。手延べそうめんは中心にコシの層があります。よりをかけて延ばしていく製法が、このコシを生み出しています。もちろん、どちらがいい・悪いという話ではありません。
小豆島の手延べそうめんは太めのそうめんも多いのですが、そういうそうめんは麺全体に弾力があって、その食感はうどんのコシに似ています。ムチッ、モチッとした食感です。
銀四郎麺業のそうめんは小豆島の手延べそうめんなのですが、多くの小豆島の手延べそうめんとは異なる、いえ、一般的な手延べそうめんとも違うコシです。噛んだ瞬間はムニッとした小豆島らしさを感じるのですが、麺の中心部にそれとは明らかに異なるコシの層が出てきます。そして、その層が太い。二層になっているとでも言いましょうか。
茹で上がりもほんの少し太目で、風味が豊か。食べ応えのあるそうめんです。
私はブチブチッという強い歯切れの細いそうめんが好き。このPREMIUM 小豆島手延素麺は好みからは外れます。けど、そうめんの奥深さ、そうめんの違う地平を見せてくれるという点は、個人の好みを差し置いてでも高く評価したい。★5。
最後に、このREMIUM 小豆島手延素麺を食べてみようと思った方へ。
一般的な小豆島手延べそうめんや三輪素麺、あるいは揖保乃糸でもいいでしょう、ぜひ他の手延べそうめんと食べ比べてみてください。
「あ、そうめんって種類によってこんなに違うんだ」
といことがおわかり頂けるはずです。
名称 | PREMIUM 小豆島手延素麺 |
原材料名 | 小麦粉(国内製造)、食塩、ごま油 |
販売者 | 株式会社讃岐物産 |
製造者 | 銀四郎麺業株式会社 |
評価 | ★★★★★ |