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干支屋/ゑとや(学芸大学)は100種以上の料理がある大人な雰囲気の和食居酒屋。魚・日本酒が充実していて、しめ鯖梅酢茗荷ねぎガリ海苔巻はマストです。

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料理は100種以上

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学芸大学駅から徒歩3分。線路沿いを五本木・祐天寺方面へ向かった先の学大横丁に干支屋(ゑとや)という和食居酒屋があります。2024年7月5日にオープンしました。

代表の広瀬羊右さんは長野県松本市出身。楽コーポレーション(※)、三茶 名西酒蔵、 まるしげ 夢葉家(赤坂)と飲食キャリアを積み、2019年から学芸大学のひとひらで店長を務めていました。そして2024年7月、ひとひらを卒業し独立、同店をオープンさせました。

※松本市出身の楽コーポレーション上がりはチャラン-ポラン(CHA爛-PO走)の店主・やっさんと同じ

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基本的には前店・田(でん)と同じ造作です。大きなコの字カウンターがメインで、カウンター14席、テーブル8席。

今回はちょっとした打ち合わせも兼ねてやって来ました。私たち以外は若い女性二人組、男女二人組×2、男性一人。40代が多そうに見えます。

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料理は100種以上。内容は季節(日)によって変わります。全品ハーフサイズにすることが可能です(料金は半額)。

しめ鯖梅酢茗荷ねぎガリ海苔巻が絶品

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お通しのごま豆腐(300円)。

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一杯目はハートランド小瓶(638円)。最初、大きなビールグラスがやって来たのですが、小さなコップにしてもらいました。瓶ビールはコップで飲むのが一番。

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おばんざい盛(528円)。ひと口サイズのおばんざいが7種。

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どれも丁寧に手がかけられているなぁと感じました。本当は日本酒でいきたいところですね。

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しめ鯖梅酢茗荷ねぎガリ海苔巻(1408円)。

おいしいのはもちろん、見栄えもしますし、他の店にはあまりなさそうです。このしめ鯖は干支屋のスペシャリテとして売り出していってもいいような。

店がどうするか、どう考えるかはさて置き、客の側としては勝手にそう思っておいてもいいでしょう。それくらいの逸品です。

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鮪ほほのレアカツ(968円)。ほほ肉が濃厚なので、一瞬、肉かと感じるほど。火を通したマグロは好きじゃないのですが、これくらいレアだといいですね。食べ応えもあります。

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2杯目はパイン生姜サワー(638円)。パイナップルは好きな果物ベスト3に入っているので、こういうドリンクがあると、つい頼んでしまいます。甘みもしっかりあって好きな味。

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茹で牛タン塩大根(1408円)。二人だったので、半分ずつに分けて出してくれました。何気にパンチがあります。酒を進めたくなる塩梅です。

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天ぷらは茄子、舞茸、ズッキーニ、ながいも(以上88円)、さつま芋りんごかき揚げ、玉ねぎみつ葉じゃこかき揚げ(以上165円)、海老(230円)。

きめの細かいサクサクした衣で、食感も楽しい。

大人の和食居酒屋

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全体的にポーションは少な目で、一人でも食べやすい量になっている印象です。最近のこういう和食居酒屋によくあるパターンでしょう。

和食屋と居酒屋の違いを語り出すと長くなるので省略しますが、なんとなく「和食屋と居酒屋の中間で、どちらかというと和食屋寄り」といったニュアンスの店だと感じました。

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若い店が増えている今の学大において、これくらいの感じがおじさんとしてはありがたい存在です。店としては若い人にも来てもらいたいようですが、学大横丁ですし、この雰囲気ですし、今後も比較的年齢層が高めになるような気がします。

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呑家(旧アオギリ)、ひとひらあたりはちょっと若くて行きづらい。かといって本格和食ほどキッチリしていなくて、カジュアルに一人でも酒と肴を楽しめる――そんな店をお探しの際は、有力候補となるんじゃないでしょうか。

SHOP DATA

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