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魚と酒 めから鱗(三軒茶屋)はカジュアルに本格的な和食が楽しめる、イケメンが腕をふるう和食屋。〆鯖、もずく酢、蟹コロッケ、どの料理にも驚きがあり、まさに目から鱗でした。

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茶沢通りの烏山川緑道を越えた先にゴリラビルがあります。屋上からゴリラが乗り出してる三軒茶屋のランドマーク。

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この交差点から左を見やると、艶やかな赤い灯。

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三軒茶屋駅から徒歩5分強。街の喧騒から逃れるように佇む和食屋・魚と酒 めから鱗。2019年5月6日にオープンしました。代表は魚真出身の田中秀和さん。2020年夏(?)から板場を任されているのは、件/日本酒◎酒場 コメカラ(学芸大学)にいたトモゾー君(と勝手に呼んでるw)。

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カウンター7席、テーブル18席。明るめの店内に赤が映えます。トモゾー君は相変わらずの男前。

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メニューの書き方(レイアウト)にしびれました。縦組の間に横組を挟み、店側が推したい料理をさりげなくアピールしています。うまいなぁ。いい店はメニューを見ただけでもわかる。

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一杯目は赤星。瓶ビールは小さなコップで飲むのが好きなのですが、ここは酒場ではなく和食屋です。これくらいのグラスが適当かもしれません。

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女性陣がもずく酢を頼んだ時、心の中で(いや、そんなのじゃなくて、しっかり手のかかった、この店ならでは感のあるもの頼めよwww)と思いました。

……ごめんなさい。僕が間違ってた。

もずく酢をひと口すすると同時に「あっ」。声が漏れました。コリコリ、シャクシャク。なんだこの食感・味わいは。もずく経験は乏しいですが、私にとっては過去最高においしいもずくだったかもしれません。

一人で来ていたら頼まなかった。過去最高においしいもずくをやり過ごしていた。ありがとう。もずくを頼んでくれて。そしてごめん、心の中でバカにして。

このあとも素材にこだわった料理が続くんだろうな。

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ほら、やっぱり。見た目でやばさがわかります。ほんのりピンクの鱈の白子ポン酢。さっと湯にくぐらせただけなのでしょう。甘くてクリーミー。濃厚。

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フルーツトマト土佐酢玉。メニューをよく見てなかったので、出てきてビックリ。見た目に楽しいだけではなく、トマトに切れ込みが入っていて、細やかな仕事に感心させられもします。

メイン画像・美しく盛られためから鱗の刺身

つぶ貝、あおりいか、本鮪、〆鯖。盛り合わせではなく単品4種で注文しました。あおりいかの2種の切り付けも見逃せないのですが、特に秀逸だったのが〆鯖。すごい。〆てはいますが、生っぽさもあります。こんな〆方ができるんだ。

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計3種の日本酒を飲みました。1種目は失念。2種目は楽器正宗(福島/本醸造)。3種目は林(富山/純米吟醸)。どれもおいしいのですが、一番好みだったのは楽器正宗。

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酒器もしゃれてます。これはきっと錫(すず)でしょう。キンキンに冷えた猪口が気持ちいい。てか、よー飲むなぁ。すごいペースだ。

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土器のような皿に乗せられた蟹コロッケ。先の刺身も大きな石が皿になっていました。こういうところにもこだわってるんですね。

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何の気なしに頼んだのですが、メニューを見返すと「92%カニ身 極み 蟹コロッケ」と書かれていました。まさにその通りです。

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カニだけがそのままコロッケになっています。こんなコロッケ初めて。濃厚。濃厚というより、もうカニそのものなのですがw なんとも贅沢な一品です。

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一番好きな果物は桃。そんな私でも驚愕した濃厚な白桃割り。ネクターばりの濃度です。

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厚切り牛たん炭焼。

「ネギ塩ダレおいしい!」

と対面の人。いや、そこかよw と思ったのですが、確かにこのタレは絶品。ネギと塩だけ? 他に何かあるような。

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めから鱗の名物料理・釜めしから、焼き秋刀魚と梅しそ釜めし。ご飯全体にサンマのうまみが行き渡っています。うまいなぁ。

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こんなにおいしいもずくがあるんだ。こんな風にサバを〆るんだ。うわっカニすごっ。桃やばっ。米までサンマっ。

どの料理にも驚きがありました。まさに店名の通り、目から鱗の料理の数々。

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しっかりとした和食を食べたい。けど、かしこまるような雰囲気では疲れる。いいお酒、いい料理をカジュアルに楽しめる店は三軒茶屋だとどこだろう……。そんな際は魚と酒 めから鱗に行ってみてください。王道・本格派ながらも随所に驚きが仕込まれた料理に、きっと満足してもらえるはずです。

女性二人でカウンター席とか特にいいんじゃないかなぁ。トモゾー君がはほんと気持ちのいいイケメンでね。トモゾー君と話しながら、その包丁さばきを眺めつつ、日本酒をチビリ。楽しいと思いますよw

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