わかりづらいと言えばわかりづらい。だけど、わかるっちゃあわかる。店名を言ってもわかってもらえませんが、説明すると「あー、あそこね」となるのが学芸大学の「ママの台所 風乃詩(かぜのうた)」。
ね? 名前を聞いてもピンと来ないでしょ?w
学芸大学駅東口商店街のカルディを右折して、ずっと真っ直ぐ。すると、通り沿いに看板が出ています。そこから住宅へと続く小道を進んでいくと一軒家があります。ごくごく普通の一軒家。そこがママの台所 風乃詩。
「あー、あそこね」ってなりました?w
2013年12月にオープンした風乃詩は昼と夜に開いている定食屋です。お酒もありますし、ボトルをキープすることもできますが、飲み屋というよりも食事処です。
夜はLEDランプが水先案内してくれます。
中はこんな感じ。リビングに4人掛けテーブルが2つ、居間に座敷テーブルがひとつ、さらに掘りごたつがひとつ。完全に家です。人の家なんですが、落ちつきます。いい雰囲気。
40代後半くらいの女性が一人でやってらっしゃいます。かわいくて元気のいいお姉さん。噂によると、このお姉さん目当てで通っているオヤジが大勢いるのだとか。気持ちはよくわかりますw
今回頼んだのは豚の生姜焼き定食。相変わらず注文がコンサバだ。定点観測したいんですよねぇ。
自家製のぬか漬け&浅漬け、ひじき、ゴーヤと卵の炒め物、味噌汁、豚の生姜焼きにご飯。たっぷりボリューミー。
豚の生姜焼きが面白い。味付け自体はオーソドックスなのですが、豚肉の表面がわずかにツルっとしています。片栗粉かな。小麦粉? 作っている最中、フライパンのジューっという豪快な音がしませんでした。焦げ目も一切ありません。玉ねぎ(アーリーレッド)もシャキッとしています。おそらく低温で調理しているのでしょう。とてもやわらかくジューシー。タレもよくからんでいます。こういうタイプもおいしいですね。
隣はお父さんと坊ちゃん。奥の座敷は20代前半と思しき初々しいカップル。そして胡散臭い風貌の私。そんな3組が家のリビングに会しています。どんな店なんだとw
ウミガメのはく製や貝殻などがオブジェとして飾られています。サザンオールスターズが流れていました。私の意識は1990年代にトリップ。20歳くらいの頃、鎌倉、江の島あたりでドライブデートしていたことを思い出します。アンニュイ。
帰り際、お姉さんは玄関までお見送りしてくれます。一瞬、「お邪魔しました」と言いそうになり、慌てて「お、ちそうさまでした」と誤魔化したのはナイショw
SHOP DATA
- ママの台所 風乃詩(かぜのうた)
- 東京都目黒区鷹番2-18-15
- 03-5724-6623