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魚屋ナチュラルスタンド 潮騒 学芸大学店は寿司がつまめ、立ち飲みができるカジュアルな魚介系酒場。スタンディングがお勧めです。

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学芸大学駅から徒歩30秒。東口の八百屋・ボラボラの角を曲がった先に魚屋ナチュラルスタンド 潮騒 学芸大学店というお店があります。2022年11月11日にオープンしました。

運営はダイニングイノベーション。焼肉ライク、しゃぶしゃぶれたす、やきとり家すみれなど、グループ全体で約200店舗の飲食店を運営しています(2019年時点)。七宝麻辣湯 学芸大学店の運営会社でもあります(FCのような形)。

魚屋ナチュラルスタンド 潮騒――いったい何屋なんだとw 最初に結論めいたことを書きますと、

寿司もあるカジュアルな海鮮系立ち飲み屋

こういうイメージを持って行かれることをお勧めします。逆に寿司屋、海鮮系居酒屋と思って行くと、「うーん」と思うかもしれません。どういうことかは読み進めていくとおわかり頂けるかと。

※2023年5月29日追記:いつの頃からか椅子を置くようになりました。この記事を読まれている時点では立ち飲みスペースはないかもしれません。以下はオープン直後、立ち飲みのあった頃に書かれたものだとお知りおきください。追記以上

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店舗は2エリアに分かれていて、右手はスタンディング、左手は座り席(カウンター・テーブル)になっています。表にも小さなスタンディング席がひとつ。

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今回はカウンター席につきました。

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ほとんどが海鮮系の料理です。

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ビール、ハイボール、サワー、焼酎、日本酒などがひと通りそろっています。そしてワインも豊富です。店名にある"ナチュラル"ワインはボトルのみ。

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一杯目は瓶ビール。飲み干した後に気付いて撮影。

「かんぱーい。誕生日おめでとう」

「ありがとう」

誕生日祝いにどこか連れて行ってあげると言われ、ここを選びました。

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本日の鮮魚刺し おススメ×6種(649円)。生本鮪、寒ぶり、えんがわ(真蛸が切れていたっぽい)、生げそ、小柱、赤海老。

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赤海老の頭は揚げてくれます。パリッパリでおいしい。寿司以外ではこれが一番おいしかったかも。

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岡山県産 生牡蠣(539円)。

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生かきフライ(649円)。これはひどかった。衣がベチョベチョ。お金を取っちゃいけないレベル。細かなキャベツの千切りはよかったです。

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うにマチコ(649円)。うにの混ざったマッシュポテト、チーズ、胡椒、つまり「マ」ッシュ、「チ」ーズ、「コ」ショウでマチコか。

ただ、うに感ゼロなので、これは単なるマチコです。料理としてはおいしいんですけどね。

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濃厚出汁の魚屋アヒージョ(869円)。

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"うに"マチコとアヒージョは別売りのバゲット(2枚110円)と一緒に。

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「お誕生日おめでとうございます」

乾杯の時の会話をお聞きになっていたのでしょう。スペシャルな一品をサービスしてくれました。

おいしかったのですが……。いただいたものにケチをつけるのもなんなのですが、食べにくいことこの上ない。見栄えがする盛り方ですし、こうする意図もわからなくはない。こういう見せ方が他店でもあるのは知ってます。ですが、いくらなんでも食べづら過ぎる。

"映え"が悪いとは思いません。けど、味や食べやすさを阻害するような"映え"は嫌い。

サプライズ感のあるメニューなので、写真にはモザイクをかけておきました。

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トイレは2階です。勾配は普通ですが、手すりがないので急に感じます。お気を付けを。店としては手すりを付けるべきでしょうなぁ。

最後に寿司。

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いくら、小肌、うに、とろ、〆鯖、うに、サーモン、寒ぶり、とり貝。

どれもネタが厚めにカットされていて食べ応えがあります。寿司屋であれば、もう少し赤酢を効かせるところなんでしょうけど、こういう店、特にワインを合わせようって店ではこれくらいでいいのかもしれません。私はこの塩梅も好き。どれもおいしかったです。

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やっぱ寿司には赤ワインよね。

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オーカ カベルネソーヴィニヨン(南アフリカ)はしっかりとしたボディ。私が好きなタイプ。寿司にもよく合います。うにと赤ワインの組み合わせが特に好き。

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干瓢巻き(330円)を頼んだのですが、涙かんぴょう巻き(250円)というものが出てきました。大量のわさびが入っていて、辛い物やわさびが大好きな私でも涙が出てくるほど辛い。けど、それがいい。

干瓢巻きを頼んだのに涙かんぴょう巻きが出てくるというのが、どういうことなのかがわからないので、特にわさびが苦手という方は注文の際に確認した方がいいかもしれません。

逆に「くぅ~、かっらー!」というのが好きな方はぜひw

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この2日ほど前だったでしょうか、店の前を通った際、店頭の写真だけ撮っていたんです。そうしたらフロア担当の女の子がスッと出てきました。

「11日にオープンしたんです」

「金曜日に予約取ってます」

「金曜日なら私いると思います。お待ちしてます」

結局、金曜日にはいなかったのですが、その時の受け答えがすばらしかった。

カウンター内の方々も、いかにも手練れといった雰囲気。対応がとても気持ちいい。客の会話を聞き逃さず、サプライズを出してきたり、ワインと寿司を撮っていたら、ボトルを掲げてくれたりと気が利いています。

オーダーや会計はまだ不慣れなスタッフがやっていて、まごついていることもありましたが、別にイライラはしませんでした。全般的にスタッフの感じはとてもよかったです。

ドリンクは瓶ビール1本と5杯。会計は二人で約1万2000円でした。うに、いくら、生牡蠣と高額なものを贅沢に頼んでいたので、少し高めになったと思います。だいたいは一人4000円台くらいで済むんじゃないでしょうか。

問題は料理。

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生かきフライはミスに近いようなできだったし、うにマチコはうに感ゼロでしたが、このあたりはすぐにブラッシュアップされることでしょう。やいのやいのと言うつもりはありません。それは横に置いておいて。

結局、スタンディングであることを想定した料理、メニュー構成なんでしょうね。立ち席の狭いスペースでも食べやすいサイズ感、盛り方にしているものもあるはず。ですから、立ち飲みでつまんでいたなら、もっとよく感じていたと思います。

魚屋ナチュラルスタンド 潮騒にも座り席はありますが、座るのなら他店、たとえば魚浜魚潮に行くかなぁ。あるいは寿司寄りにはなりますが、一花星とか。(その後、一花星は閉店)

立ち飲みで気楽にサッとやる。基本はつまみで、ちょっと寿司。そんな時には魚屋ナチュラルスタンド 潮騒もいいかもしれませんね。もし次回があるとするなら、私は絶対に立ちます。

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