肝臓公司ロゴ

ちむどんどん(学芸大学)の沖縄料理はいい塩梅。スタッフの対応もいい塩梅で、気持ちのいいお店でした。

chimudondonの画像

学芸大学駅から徒歩2分。東口商店街のカルディを右へ曲がった先に、ちむどんどんという沖縄料理店があります。2022年4月2日にオープンしました。

自由が丘に株式会社ムジャキフーズが運営母体の沖縄料理とそーきそば たいよう食堂という沖縄料理店があります。ちむどんどんの代表・前原聡さん以下、スタッフの多くはたいよう食堂で働いていました。

どういう事情があったのかはわかりませんが、そのスタッフたちがたいよう食堂を辞め、ちむどんどんをオープンさせました。現在も自由が丘にたいよう食堂はありますが、ちむどんどんは何の関係もありません。

ということだと思います。たぶん。

なお、ちむどんどんは沖縄の方言で「胸がワクワクする気持ち」のこと。2022年4月から放送が始まったNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』とも一切関係はありません。

chimudondonの画像

店舗は地下ですが、上画像の通り、目立つ看板が出ているので、迷うことはないでしょう。

chimudondonの画像

表にはメニューが出ています。丁寧。

chimudondonの画像

カウンター約10席、テーブル約30席。沖縄料理店ですから、三線とか沖縄民謡とかがガンガンかけられてて、スタッフが「めんそーれ!」などと大声を張り上げてたらどうしようと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。比較的落ち着いていて、適度な活気。こういうのがいいよね。スタッフが大声を出す店、大嫌い。

chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像

昼にはランチメニューがあるのですが、夜も定食メニューがあります。食事をしに来るだけでも大丈夫です。実際、そのように利用していると見受けられるお客さんもチラホラ。

chimudondonの画像

シークワーサービール。ビールにシークワーサー果汁を絞ったものなのですが、すっきり爽快でとてもおいしいです。

chimudondonの画像

お通しのきゅうりと島唐辛子のなんとか、なんとかの白和え。これが妙にうまい。そしていい塩梅。この後の料理に期待が膨らみます。

chimudondonの画像

グルクンの唐揚げ。グルクンは沖縄県魚。ふわふわでしっとりな身。メニューには「タンパクでアッサリ」とありますが、いやいや、魚としてのうまみもしっかりあります。

chimudondonの画像

テビチ煮は豚足を煮込んだもの。プルンプルン、トロトロ。骨から肉がほろりとほどけます。この塩梅もいいなぁ。なんぼでも食べられそう。

chimudondonの画像

沖縄料理と言えば、ゴーヤチャンプルー。これも味付けがちょうどいい。

「そう言えば、ゆかとやかんにデリバリーしてるんですよね」

「行かれたことあります?」

「ええ、何度か」

「岡持ちで運んでますw」

詳しくは聞かなかったのですが、ちむどんどんもゆかとやかんも、もともとは自由が丘でやってた方。自由が丘時代につながりがあったのかもしれません。

chimudondonの画像

泡盛は古酒(クース)を含めると約30種。本当は飲みたいところなんですが、いかんせん前日に飲み過ぎていて、まだ調子が戻りません。

chimudondonの画像

二杯目はおとなしくしーくわーさーサワー。さっぱり。

chimudondonの画像 chimudondonの画像

同伴者が飲んでみたいと頼んだハブ酒。薬草系のお酒の味です。私はこのテイスト好き。

chimudondonの画像 chimudondonの画像 chimudondonの画像

半分仕事の話をしながら飲んで食べて。その間にお客さんがどんどん入ってきます。最終的にはほぼ満席。

学芸大学にはいわゆるザ・沖縄料理屋というお店はありません。ですから、物珍しさもあって来てみようという人もいるでしょう。けど、少しでも店の様子をうかがっていれば、なぜ流行っているかがわかります。

スタッフが素晴らしい。

chimudondonの画像
たいよう食堂のTシャツを着ている女性スタッフ

半数は沖縄出身というスタッフたち。大声を張り上げる接客ではありません。こちらが恐縮してしまうような過剰な対応もありません。普通っちゃ普通なんですが、細かいところでよく気が利いています。そして、それをそうと思わせない感じがとてもいい。

客を邪魔しない、けど目が行き届いたさりげない接客。料理の塩梅もいいんだけど、接客の塩梅もちょうどいい。

こりゃ一度来てファンになって常連になる人も多いだろうなぁ。オープン2ヶ月であれだけキープボトル(上画像の左上)が入っているのがその証左。

chimudondonの画像

カリカリポーク。表面がカリッと焼かれたポークランチョンミート。いいつまみ。

chimudondonのメイン画像

〆はソーキそば。ホロホロの肉もおいしい、カツオ出汁のきいたスープもちょうどいい塩味でおいしい、独特な食感のそばもおいしい。量もたっぷり。うまいなぁ。

隣の女の子は紅ショウガを頼んでいました。なるほど、そういう手があったのか。今度頼んでみよう。

chimudondonの画像

テーブルに据え置かれたコーレーグス的なものを投入。これがしっかり辛かったら120点でしたw もっと辛くあってほしかった。これはこれでおいしいですけどね。

会計は二人で約7000円。

chimudondonの画像

私は沖縄料理経験値が低いので、他店と比べてどうか、本場沖縄の味と比べてどうかということはよくわかりません。ですが、塩味具合や味の方向性が私の好みにピッタリでした。とてもおいしかったです。

ただ、そんなことよりも。

明るくハキハキした接客なんですが、やかましくない。妙なハイテンション挨拶や大声復唱がないので、落ち着いて沖縄料理を楽しめます。気持ちのいいお店でした。

chimudondonの画像

もうすでに人気店になっています。3名以上で来たお客さんはほぼすべてが予約を入れていました。1名・2名なら大丈夫かもしれませんが、3名・4名で行かれる際は予約を取ることをお勧めします。

SHOP DATA

学芸大学の全飲食店リストバナー