学芸大学駅から徒歩5分。東口を出て線路沿いを都立大学方面へ。笹崎ボクシングビルを左折して、唐ヶ崎通りをまっすぐ行った先に肉の丸徳/肉のマルトクという精肉店があります。創業(or設立)は1960年かも?
東急東横線の高架下・学大市場(2012年4月~2020年3月)に店舗があったのですが、学大市場のリニューアルに伴い、もともとあった場所=現在地(本店)に移転しました。戻ってきたと言った方が正確でしょうかね。
なお、学大市場ができる前は東急ショッピングコリドールだったのですが、コリドールの名店街というエリアにも店を構えていたことがあるそう。つまり、本店と名店街の店、2店舗同時に開いていたことがあるということです。おそらく。
※店頭上部や包装紙には「肉のマルトク」と書かれていますが、看板やシール類には「肉の丸徳」と書かれていて、運営会社名も株式会社丸徳商店なので、当記事では「肉の丸徳」と表記します
対面式の精肉店。こういうお店ってなんかいいですよね。ちなみに学芸大学駅付近には過去、以下のような精肉店(小売り店)がありました。
- 河合精肉店(第一ストアB1)
- 三河屋(ヒグマドーナツあたり)
- 福吉(さいとう屋の前)
- 戸口畜産(油面公園近く)
これらはすべて廃業し、2020年11月現在は栄屋精肉店と肉の丸徳の2軒だけです。ちょっと離れれば市川精肉店もあるか。
さて、肉の丸徳には牛肉、豚肉、鶏肉があります。信玄どりという銘柄鶏を扱っているのが印象的。
現在はありませんが、以前の店紹介(目黒区商店街連合会ホームページ内)ではこんなことが書かれていました。
当店の牛肉、豚肉は東京食肉市場にて、枝肉のまま直接仕入れています。抜骨から、販売まで一貫して行っています。毎月、第一第三日曜日は、特売日です。牛肉、豚肉、加工品などが、お得です。
精肉のほかにはソーセージ、パン粉がついた揚げていないトンカツ、自家製焼豚もあります。ただ、西口方面の栄屋精肉店のようにコロッケ、メンチカツといった揚げ物や弁当の類はやっていません。やってくれればいいのにねw
と、書き進めていますが、実は今回は私の連れが買いに行きました。私の誕生日祝いにすき焼きをしてくれるというので、だったら肉の丸徳でいいお肉を買って来てくれと頼んだのです。
こちらが買って来てくれた牛肉(牛脂付き)。左が1200円/100gの国産牛ロース、右が800円/100gの国産牛すき焼、焼肉用。この品名は冷蔵ケース内に掲示されていたものに基づきます。
1200円のほうの肉の包み紙には【国産】特選牛すき焼用というシールが貼られていました。
なお、ややこしい話になるので「国産牛」の説明は略。「特選」は各店舗によってその定義が異なります。ただ、デタラメになんでも「特選」と言っていいわけではなく、店に聞けば何をもって「特選」としているかを説明してくれます(説明しないのは景品表示法等に抵触する可能性が大)。
いやー、牛肉は気分がアガりますなぁ。右半分と下は肉の丸徳で購入した牛肉、左半分はスーパーで購入した牛肉(岩手産黒毛和牛のロースとカルビ、4等級)です。スーパーの肉は398円/100g。
どれもいい肉なんですが、見た目がまったく違いますね。1200円の肉のサシがすごい。見るからにうまそう。
まずは肉だけを関西風っぽい感じで。
800円/100gの肉はしっかりとした肉感も残っています。肉のうまみがギュッ。
続いて関東風に。
1200円/100gの肉はこの上なく柔らかい。肉のうまみがありつつも、サシ(脂)の甘みもあって、ジュワッ。
ご飯に乗せれば、それはそれはもう。生の卵、レアな肉が安全に食べられる国に生まれてよかったw
さすがに1200円と800円とでは差がありますが、もちろんどちらもおいしかったです。いい誕生日ディナーになりました。
スーパーのお肉だっておいしいです。今回の肉は黒毛和牛ですしね。普段はこれだけで十分。けど、お祝い事や特別な日はいい肉を使いたいってことがあるじゃないですか。
「やっぱ高いのは違うねぇ」
「今日は特別な日だからねー」
そんなことを言い合いながら、近所のお肉屋さんで買ったいいお肉を頂くのって、なんだか幸せな気分になれますよ。
SHOP DATA
- 肉の丸徳
- 東京都目黒区鷹番1-14-24
- 03-3712-4355
- 公式