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黒虎茶/COCCOCHA(学芸大学)の焦がし黒糖タピオカはまったり濃厚でコクがある。タピオカのムッチムチな弾力も気持ちいい!

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学芸大学駅から徒歩3分。東口商店街沿いに黒虎茶(COCCOCHA)という焦がし黒糖タピオカ専門店があります。2019年6月17日にオープンしました。COCOCHAではありません。COCCOCHAです。読み方は「こっこちゃ」だと思います。

※追記:正確な時期は不明ですが閉店しました。2020年初頭には実質的に閉店状態でした。2020年11月には建物自体が解体されます。追記以上

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私が訪れたのはオープン前日のプレオープン中。

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店内にはカウンターがあるだけ。とてもシンプルな造りです。スタイリッシュというか。雑多なアジアンテイスト漂う西口商店街のタピオカ店・BOBA TOKYOとは対照的。

「グランドオープンしましたら、フルーツジュースやフライドポテトもご用意します」

「え? フルーツジュースと?」

「フライドポテトです」

「フライドポテト! へぇ」

「甘い・しょっぱいでおいしいですよ」

そりゃそうでしょうよ。甘いタピオカにフライドポテト……恐ろしい。

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タピオカは大きく2つに分かれているよう。ココタピ焦がし黒糖とココタピです。「ココタピ」は黒虎茶タピオカの略でしょう。

「メインというか、どれがスタンダードですか?」

「焦がし黒糖がウリなので、ココタピ焦がし黒糖がおすすめです。カップに焦がし黒糖を垂らしています。その中でも黒糖ミルクが一番オーソドックスです」

「じゃあ黒糖ミルクをお願いします」

「MとLがありますが」

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MとLの空のカップがサンプルとしてカウンターに置かれています。

「Mで」

「450円になります。550円のお返しです。番号をお呼びしますので、少々お待ち下さい」

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あの中華鍋が焦がし黒糖か。どうやら裏で作っているようです。

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黒いタピオカをカップに入れて……。

「お待たせしました。よくかき混ぜてお召し上がり下さい」

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シックな色合いできれい。

「ここで飲んでもいいんですか?」

「はい、どうぞ」

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かき混ぜろと言われましたが、最初のひと口はそのまま。

おおお。甘くて濃厚。ミルク感が強くてまったり。タピオカは中サイズ? ムッチムチで"コシ"があります。この強い弾力も気持ちいいねぇ。

カップの内側に垂らされた焦がし黒糖を削ぎ落すようにかき混ぜると、焦がし黒糖の甘味と香ばしさが全体に広がり、コクが出ます。タピオカでこんな言い方をするのかどうか知りませんが、パンチがあります。ガッツリ・ムッチリ。変な意味ではなく、甘ったるくて、それがとてもいい。私が大好きな味。

※筆者はタピオカ経験値Lv2です

飲みながら話を聞きます。

「店舗はこちらだけですか?」

「はい、黒虎茶(COCCOCHA)ブランド一号店です」

「運営会社は他に飲食店をしていたり?」

「今後、飲食事業も展開していく予定で、ヒグマドーナツさんの隣にもお店を出す予定です」

わお。すごい情報をサラリとw

「そのお店は何系でしょう」

「サーモンを使った料理がメインの創作料理店です」

「へー、あそこにかぁ。すごいなぁ」

帰って調べてみました。運営はKAZUHERO合同会社。4月に法人化されたばかりの会社です。広尾にも2019年8月にアメリカ西海岸をテーマにしたレストランカフェをオープンさせるようです。

※2019年7月25日、黒虎茶の並びにSALMON's キッチンがオープンしましたが、9月30日に閉店しました。

そしてもうひとつ。

フロア側、バックヤードにおそらく女の子スタッフが合計5人。オープン前後なので多めに配しているのでしょうけど、どの子もまあかわいい。飲食は人手不足と言われて久しいのですが、ここまでよく集められたなぁ。

かわいいだけじゃありません。これまでのやり取りを見てもらえればわかる通り、とにかくしっかりしてる。業務上の説明も雑談めいた会話もハキハキ。客対応が素晴らしい。いい人材を揃えたなぁ。タピオカだから集まりやすいってのもあるのかもだけど。

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「黒虎茶(COCCOCHA)はどういう意味ですか?」

「黒は黒糖の黒です。虎は、カップの内側に焦がし黒糖を垂らしているんですが、黒糖とミルクが縞になって、それが虎柄のように見えるので」

「なるほど」

確かに供された直後のココタピ焦がし黒糖 黒糖ミルクは虎のように見えなくもありません。色的にはドラクエのしましまキャットw ただ、かき混ぜると……。

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あはは。虎がキリンになったw

「このタピオカは他と違ったりするんですか?」

「直前に黒糖をまぶしてるんです」

「黒糖を練り込むのではなく、まぶしてる?」

「はい、まぶしてます」

「へー、そうなんだぁ。ごちそうさまです。おいしかったです」

「ありがとうございます」

表でチラシを配っている子にも「おいしかったよー」と告げ、店をあとにしました。

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店外で飲むなら目の前の鷹番児童遊園で飲むのもいいかもしれませんね。実際、タピオカを飲んでいる人が大勢いました。

BOBA TOKYO毎日美日(まいにちはるひ)→黒虎茶(COCCOCHA)とタピオカはしごするもよし、スタンドバインミー(※移転後)→元祖!中津からあげ もり山ヒグマドーナツ→黒虎茶(COCCOCHA)とテイクアウトランチフルコースにしてみるもよし。

黒虎茶(COCCOCHA)の焦がし黒糖タピオカ片手に、学大をプラプラしてみてはいかがでしょうか。

タピオカ抹茶ミルクとフライドポテト

翌日、すなわちオープン日にフライドポテトを食べに行きました。いろいろわかったことがあります。

注文したのはココタピの抹茶ミルクとフライドポテト・ココポテ。ココポテは「時間がかかるかもしれない」ということを伝えられました。

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先にできあがったココタピの抹茶ミルク。抹茶感もミルク感もさっぱり目。黒糖の有無の差があるとはいえ、ココタピ焦がし黒糖とは随分印象が違います。

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5分~10分ほどでココポテができあがり、抹茶ミルクとともに目の前の鷹番児童遊園へ。

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ココポテ(プレーン)はフライドポテトですw それ以上でも以下でもない。普通においしいのですが、特筆すべきようなこともありません。少々、塩が多めに感じるのですが、それ自体は悪くないですし、おそらく甘いドリンクと合わせることを考えてのことでしょう。

で、問題はタピオカとフライドポテトの組み合わせ。フライドポテトを口に入れ、すぐに抹茶ミルクを吸ってみました。口内は抹茶ミルク、タピオカ、フライドポテト。うん、大渋滞w タピオカはでんぷんの塊です。それとフライドポテトが一緒になると、もうてんやわんやですわ。

ストローを持ち上げ、抹茶ミルクだけを吸えば、フライドポテトと合わなくはない。ただ、抹茶ミルクがさっぱりなので、期待しているような強烈な甘い・しょっぱいのコラボにはなりません。このタピオカ(ミルク)とフライドポテトの組み合わせにさしたる妙味は感じられませんでした。マックシェイク&ポテトが最強過ぎるからなぁ。期待が大きすぎたかな。

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というわけで、私だったら黒虎茶(COCCOCHA)ではココタピ焦がし黒糖の一択です。女の子2人でおやつ程度にちょっとつまむ、そういう感じならフライドポテトもいいかもしれませんけどね。

最後にひとつ。

タピオカだけなら店内でサッと飲むこともできますが、フライドポテトは店内飲食不可と言われました。ドリンクは前出のSALMON's キッチンで飲むことができるようなので、詳しくは店頭で聞いてみて下さい。

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