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BOBA TOKYO/ボバ トーキョー(学芸大学)のタピオカミルクティーはモッチリ、トゥルンでおいし気持ちいい。テイクアウトはもちろん、その場でも飲むことができます。

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第二次タピオカブームの波が学芸大学にも到来。けど、それが大手じゃないってところが学大らしくていいじゃないw

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学芸大学駅から徒歩2分。西口商店街沿いにBOBA TOKYO(ボバ トーキョー/波霸東京)というタピオカミルクティーのお店があります。2019年2月15日にオープンしました。

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グルメバーガーの草分け的存在、FIRE HOUSE/ファイヤーハウス(本郷)で腕を振るい、その後、GOLDEN BROWN(中目黒)の立ち上げなどにも携わった"バーガーマン"こと金子傑之氏。2017年10月、同氏は台湾出身の知人とともに小田原でHowBaoYou?(ハウバオユー)という台湾カフェバルをオープンさせました。

同店は餃子や魯肉飯、角煮を挟む台湾式バーガー・BAO(バオ/包)、タピオカミルクティを出していたのですが、1年ほどで閉店。そして、学芸大学にBOBA TOKYOをオープンさせました。

HowBaoYou関係者がBOBA TOKYOをオープンさせたとなぜわかったか。

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BOBA TOKYOのインスタのプロフィールを縦読みするとハオバオユー(あまり上手くないけどw)。HowBaoYouを調べてみたら、BOBA TOKYOのラベルのイラストが同じで、なるほどと。内情はよくわかりませんが、移転リニューアルのような形なのでしょう。たぶん。

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この扉? 衝立? 雰囲気があっていいね。

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「包」のネオンライトは前店の名残か。店内には男性が二人。ん? 奥の方はもしや……。接客&ドリンク作り担当のキャップの男性は朴訥としたかわいらしい感じ。

「写真撮らせてもらってもいいですか? もちろん注文します」

「はい、どうぞ」

「小田原からですか?」

「はい。もしかしてインスタでフォローしてくれてる方ですか?」

「いえ、フォローはしてないです。なぜ学芸大学に?」

「いろいろ見て回ったんですが、学芸大学が一番、お客さんの層がよさそうだったので」

どこと比べてるのかはわかりませんが、まあ、間違ってはいないと思うw

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「クッキーもあるんですね」

「上町のトロッコというお店のものです」

矢代なぎさんのヴィーガンカフェ・おかしと喫茶 トロッコ(世田谷線上町駅)のことでしょう。

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  • ほうじ茶ボバミルクティー:M450円
  • 鉄観音ボバミルクティー:M450円
  • 抹茶ボバミルクティー:M500円
  • マンゴーボバ:M600円
  • プリンボバ:M600円
  • 杏仁豆腐ボバ:M600円

種類は増えたり変わったりしていくようです。

「どれが一番人気ですか?」

「一応、鉄観音がスタンダードです」

「初めてだしスタンダードがいいかな。鉄観音ボバミルクティーのMをお願いします」

「氷は入れますか?」

「えーっと、なしで」

氷なしのほうが量が多いかもしれないというセコい算段。

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カップに黒いタピオカを入れ、鉄観音ミルクティを注いでいます。

そもそもタピオカはキャッサバという植物の根茎から製造したデンプンのこと(狭義)。糊化させたタピオカを球状にして乾燥させたものもタピオカと言ったりもするのですが(広義)、業界ではタピオカパールなどと呼びます。

タピオカパールをミルクティーに入れたタピオカミルクティーは台湾発祥なのですが、台湾ではタピオカミルクティーのことを波霸奶茶(bōbà nǎichá)と言います(大きい粒の場合)。店名の「BOBA」はここから来ているのでしょう。

余談ですが、鉄観音は烏龍茶の一種です。緑茶や烏龍茶、紅茶はすべて同じ茶葉。発酵度合いが違うだけです。

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さて、できあがったようです。会計をしながら聞いてみます。

「こちらのタピオカは他と違った何か特徴があっ」

「いらっしゃいませ」

オープン2日目の土曜日の昼。次から次へとお客さんが来ます。いろいろ聞くのはまたの機会にしよう。

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店内には小さな狭いカウンターとゴミ箱兼用テーブルがあります。他のお客さんの邪魔にならないよう、その場で飲んでみました。

太いストローで飲むと、ミルクティーと一緒にひと粒、ふた粒のタピオカがトゥルンと吸い込まれていきます。あはは、こりゃいいや。めっちゃうまいし、ムチムチっと口内が気持ちいい。

私は1990年代のタピオカブームのタピオカしか知りません。小さなプチプチとした粒のタピオカです。それとはまったく違います。

大粒の黒いタピオカは表面がツルツル滑らかで、食感はモッチリ、ムチムチ、ブリンブリン。白玉とグミの中間のような感じ。鉄観音ミルクティーは甘めでまろやか。沖縄産黒砂糖の手作り黒蜜を使っているのだとか。基本的には紅茶のミルクティーと似た味わいです。ほんのかすかに、本当に少しだけ歯茎をキュッと締めるのはタンニンか。ワインだとよくあるあの感じ。

氷が入ってないのでヒヤリと冷たいわけではないのですが、ぬるくはないのでこれで十分。

この鉄観音ミルクティーの味・甘さ、大好き。ミルクティーとタピオカがちょうどいいバランスで吸い込まれるのも面白い。そりゃブームになるわけだ。うまいもん。楽しいもん。

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飲みながら、写真を撮りながら、引き続き店内を観察。台湾ぽい調度品がいいなぁ。6種しかないんだし、メニューかどこかで全部を写真で紹介するべきだろうなぁ。これはどんな感じですか?と聞いてる人も多いし。夜は台湾式バーガー・BAOと台湾ビールを出すのもありかもねぇ。HowBaoYou閉店の総括がしっかりとできているなら。

ただ、2019年10月からクソな軽減税率制度が始まるから、店としても大変だろうな。テイクアウトするなら消費税8%で、ここで飲むなら10%? んなアホな。実際、どうす

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「もしかして、学芸大学のブログを書いてる方ですか?」

あれこれ考えながらタピオカミルクティーを飲んでると、並んでいる女性にそう声をかけられました。

「あ、はい」

「この感じ(帽子とヒゲ)が見たことあるなぁとw いつもブログ拝見してます」

「ありがとうございます」

「何をお飲みになられてます?」

「スタンダードだと言ってたので鉄観音を」

「じゃあ私も鉄観音にしてみます」

その方は鉄観音のLを頼んでいました。かなり大きかったです。サンプルとしてMとLのカップをカウンターに並べておいた方がいいかもね。

ちなみに、私がいた時は私以外にその場で飲む人はいませんでした。その時でなくとも、おそらくテイクアウトしていく人がほとんどだと思います。

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THE ALLEY(ジ・アレイ)春水堂(チュンスイタン)TP TEAが台湾から日本に上陸したタピオカミルクティーのメジャーどころですかね。

大手チェーンではないインディーズ系のタピオカミルクティー店が学芸大学にできてくれてよかった。そっちのほうが楽しいじゃん。そして、こういうところが学芸大学らしくていい。THE ALLEY(ジ・アレイ)なら隣の祐天寺にあるしね。

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私は第二次タピオカブームに乗った他のタピオカミルクティーを飲んだことがありません。ですから、他と比べてBOBA TOKYOのタピオカミルクティーがどうなのかはよくわかりませんが、おいしいのは間違いない。そして楽しくもある。

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12:00~23:00と遅くまでやっているので、仕事帰りにも寄れそうですね。一度、トゥルンといかがでしょうか。おいし気持ちいいですよw

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