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三輪の緒環(おだまき)は細くてコシが強いハイグレード三輪素麺。組合の緒環を乾麺グランプリ(駒沢公園)で食べてきました。

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奈良県三輪素麺工業組合の三輪の緒環(おだまき)。

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2025年5月17日、18日、駒沢公園で開催された第6回 The 乾麺グランプリ2025 in Tokyoで食べました。250円(1束)。

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三輪素麺は奈良県三輪素麺工業組合の登録商標です。同組合に所属し、同組合の定めたレギュレーションに則って作られたそうめんしか、三輪素麺と名乗れません。

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三輪素麺には細さによって4種の等級があります。細い順に、

  • 神杉(かみすぎ)
  • 緒環(おだまき)
  • 瑞垣(みずがき)
  • 誉(ほまれ)

そうめんを束ねる束紙の色が異なります。基本的に細くなるほど値段も高くなります。

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三輪素麺は組合員それぞれが製造・販売していますし、また、組合員が作ったそうめんを同組合が取りまとめ、同組合が販売している三輪素麺もあります。

たとえばこちらは信濃屋 野沢店で売られている三輪素麺 緒環なんですが、製造者は岡下製麺です。

私が今回食べたのは奈良県三輪素麺工業組合の三輪素麺 緒環。実際に製造した製麺所は不明です。

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いつもは袋を開封し、麺をじっくり観察するのですが、今回はなし。さっそくいただきましょう。

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そうめんのおいしさをそのまま堪能してもらいたいということで、薬味は最低限。

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ツルッとすすると、細いながらもプリッというしっかりとしたコシを感じます。普段食べているレギュラーの三輪素麺よりも細く、舌触り・のど越しがなめらかで気持ちいい。

私だったら茹で時間をあと15秒短くしていたでしょう。そしてギンギンに冷えた水でがっつり締め込み、できあがりを即座に食べる。そうしたら、ブッチブチの歯切れになっていたはず。

ただ、これは私の好みという話。そして、家で作るのとイベントで作られたものではそりゃ違います。とはいえ、「さすが」とうならされるクオリティでした。

余談ですが、ツユも甘めで濃かった。私だったらもっと希釈してさっぱりさせていました。これも好みの話ですし、また、イベントで多くの人に供するということを考えるなら、これくらいパンチを出すのが正解だとも思います。もし私が調理を担当していたら、やっぱりこれくらいのツユにしているはずです。

なんやかんや言いましたが、結局、めちゃくちゃうまかったです。当然、星5。

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で、他のブースには行列ができているのですが、三輪素麺のブースには客はまばら。ほとんどいません。世界最高峰のそうめんだというのに、です。

なんと言いますか、悲しいことではあるのですが、そうめんの現状を物語っているとも感じます。もちろん、こういうイベントでシンプルなそうめんをそのまま出したところで、あまり惹きがないということもあるのでしょうけど。

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三輪素麺の緒環でなくてもいいです。三輪素麺 誉や各メーカーオリジナルのレギュラークラスの三輪素麺でも、十分においしいです。揖保乃糸より断然おいしいです。

私が住んでいる学芸大学界隈では、イオンスタイル碑文谷にマル勝高田商店の三輪素麺があります。まいばすけっとには三輪そうめん小西の三輪素麺 誉があります。

ぜひ一度試してみてください。

「そうめんってこんなにおいしいの!?」

「そうめんって、何気に違うんだね」

と思ってもらえるはずです。

DATA
名称三輪の緒環
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩、食用植物油
製造者奈良県三輪素麺工業組合
評価★★★★★