三輪そうめん小西の三輪素麺鳥居誉は小気味のいいコシが素晴らしい、風味豊かなそうめんでした～三輪素麺のマメ知識

明治38年創業、（株）三輪そうめん小西の三輪素麺鳥居誉（ほまれ）。東急ストア駒沢通り野沢店で購入しました。298円/250g（5束）。

商品棚に並んでるのを見ただけでわかります。星5です。うまいに決まってる。なぜなら三輪の手延べそうめんだから。三輪素麺は基本的に星5なのです。

最初にいくつかマメ知識を。

まず、奈良県桜井市の大神神社（おおみわじんじゃ）を有するこの界隈＝三輪地方はそうめん発祥の地とされています。

次に、奈良県三輪素麺工業協同組合に属するメーカーが作る三輪素麺は細さに応じてランクがあります。

上になるほど細く、高級とされています。ランクによって束紙の色が異なります。

冒頭で商品名を「三輪素麺鳥居誉」とご紹介しました。この「誉」は細さを表しています。

パッケージには「三輪素麺」とだけ表示されていて、「鳥居誉」という文言は一切ありません。これは製造者による便宜的な名称のようなものです。他の商品も「三輪素麺」なので、グレードと鳥居マークの有無で区別しています。

「三輪素麺」という商品名および鳥居のマークは奈良県三輪素麺工業協同組合の登録商標。厳格な組合の検査基準に基づいて作られた証で、正真正銘の三輪素麺であることを表しています。

食料産業地理的表示保護制度（GI／Geographical Indication）／特定農林水産物等の名称の保護に関する法律（地理的表示法）についてはこちらをどうぞ。

さて、三輪素麺鳥居誉を食べてみましょう。星5の確認です。

開封。小麦の優しい甘い香り。先述の通り、黒い束紙は誉（ほまれ）。等級的には一番下／一番太いのですが、とはいえ細いです。針のような細さ。細いのですがよくしなります。束を手にしただけでもいいそうめんであることがわかります。

茹で時間は1分半～2分が目安と表示されています。1分半では少し早そう。つまみつつ最適であろう時間を探ります。1分45秒で上げました。

ピンと張りのある茹であがり。きれい。

写真を拡大して見てみてください。画面中央、そうめんの断面に白い芯のようなものが見えませんか？　よりをかけながら細く延ばしていく手延べそうめん特有のもの。こんなに細いのにこの"芯"が見えるのは珍しい。いいそうめんだなぁ。

まずはそのまま口に運ぶわけですが、口に入れた瞬間、星5が確定しました。プチプチプチと小気味のいい歯切れ・コシ。風味豊かでのど越しは滑らか。うーん、おいしい！

今年に入って、星5のおいしいそうめんはいくつかありましたが、この三輪素麺が一番、私好みでした。

おいしいそうめんはぜひ、オリーブオイル＆塩で食べてみてください。麺つゆの味ではなく、そうめんの味がしっかりと堪能できます。

東急ストアのバイヤーさんへ。

すばらしい。ナイスチョイス！

三輪そうめん小西さんへ。

見事なそうめんです。そうめん作りの工程を丁寧に解説しているホームページもすばらしいです。おいしいそうめんをありがとう。「流しそうめん.net」を作るあたりもニクいねぇｗ

当記事を読んでいる方へ。

これがおいしいそうめんなんです。見かけたら、ダマされたと思って買ってみてください。仮にダマされたとしても、たかが300円。けど、もちろんダマしはしませんｗ　本当にそうめんにおいしい・まずいがあるんだ、ということがおわかり頂けるはずです。