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西口アオギリ(学芸大学)は立ち飲みも座り席もあるリーズナブルな酒場。0軒目から2軒目まで、いろいろなシーンで利用できます。

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学芸大学駅から徒歩1分。西口商店街のサーティワンアイスクリームを右折した先、大阪王将の並びに西口アオギリという酒場があります。2023年2月3日にオープンしました。

西口アオギリは呑家(のむや/旧アオギリ)の姉妹店です。アオギリ、はんろく(都立大学)、ホドケバに続く4店舗目、学大内では3店舗目。

学大で増えている立ち飲みがまた新たに

nishiguchi-aogiriの画像 西口アオギリの一階は立ち飲みフロア

1階は立ち飲み。手前にはテーブルがあり、奥がカウンターになっています。

「昔のアオギリみたいな雰囲気にしたくて」

とアオギリ代表の澤出晃良さん。現在のアオギリはほぼすべてが椅子席ですが、オープン当初は立ち飲みスペースも結構あったと聞きます。

2022年8月にオープンした立呑み 鉄砲玉を皮切りに、立ち飲みのできる店が続々とできました。そのあたりのこと(学大における立ち飲みの歴史等)は以下の記事で詳しく書いています。もしよければ。

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2階はテーブル席。

ドリンクは2階でも作り、料理は配膳用エレベーターで上げています。

全体的にスッキリとしていてシック。アオギリというよりもホドケバっぽさを感じさせます。

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階段はそれなりに急で、手すりがないため、お酒が入って下る際はお気を付けを。

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席料・お通しなし。税込価格表記。素晴らしい。

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料理メニューが豊富です。

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日替わりメニューも貼り出されています。

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ドリンクはオーソドックスなのですが、

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一人一本までというハイリキ(1リットル)が異彩を放っています。

「飲みます?」(澤出さん)

「いやいや、今日はやめとくよw」

創作性に富んだ料理の数々

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一杯目は生小(300円)。こういうサイズのビールがあるとありがたい。

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ビールはサッとひと口で飲み干し、二杯目・ひげ茶割り。ひげ茶はトウモロコシのひげのお茶。香ばしくて大好き。

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ネギタン(500円)は豚タンを薄くスライス。さっぱりとしたドレッシングのようなタレがかかっています。ボリュームもなかなか。

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豚串カツ(250円)は豚バラとネギが揚げられています。豚バラがジューシーでおいしい。

そしてソースが面白い。普通のソースではありません。「オリジナル」と言ってましたが、醤油ないしはダシとソースを合わせたかようなスッキリとした味わいです。

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味噌豆腐(450円)。赤だしがグツグツ煮立っています。濃厚なんですが、柚子か何かの柑橘がいいアクセント。

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こってりとした味噌豆腐には生レモンサワー(400円)。

私が頼んだ料理も他席に運ばれていく料理も、どれも創作性に富んだ見た目にも楽しい料理ばかり。くぅ、お隣のポテサラきんぴらも鶏皮キャベツもうまそうだ。

会計は2300円でした。ちょうどいい値段感じゃないでしょうか。

立ちと座りが同居する店の難しさ

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あれ? 一人モザイクをかけ忘れてたかw

とてもいい居酒屋です。料理はおいしいし、ちょっとひねった工夫もいい。リーズナブル。満点です。

ただ、立ち飲みとしてはどうでしょう。ちょっとtoo muchにも感じます。一品一品の量もそうだし、メニュー数もそう、料理への手の加え方もそう。

確かに創意工夫は素晴らしいのですが、立ち飲みの料理としては、もっとシンプルでいいんじゃないかとも感じます。仕込みの手間的にも営業中のオペレーション的にもね。メニュー数も半分くらいで十分のような。

ちなみに今回、私が注文した中で一番よかったのは豚串カツでした。まさに"立ち飲み"という感じがしたので。いっそのこと立ち飲み串揚げの店にしたっていいんじゃね? 駅近に串揚げないし。と思ったほど。極論ですが。

と言いつつ。

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いや、わかるんです。こうしている理由が。2階はテーブル席ですからね。座って飲み食いするのだったら、このラインアップ、この凝り方で正解だと思います。

立ち用の料理としてはちと重い。座り用の料理としてはちょうどいい……立ちと座り、両方ある飲食店のジレンマとでも言いましょうか。いやはや難しいですね。

まあ、4店舗も展開している大人気グループです。店を続けていく中で、様子を見つつ、いろいろアジャストしていくことでしょう。実際、澤出さんもそんなことを言ってました。

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いずれにせよ、ちょいと工夫を加えた料理はどれもおいしく、お手頃価格。明るい雰囲気で女性一人でも比較的入りやすいと感じられると思います。

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西口アオギリのステッカー

友達と飲みに行く約束をしてるんだけど、待ち合わせの時間までまだちょっとあるから、サクッと一杯。帰宅前にササっと晩酌。飲み終えて最後にあと一軒、バーへ行くというほどでもないし、軽くつまんで一杯。そんな使い方もいいかもしれませんね。

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