雲仙の白糸(株式会社川﨑)は「これぞ手延べそうめん!」と唸らせる逸品。弾けるような強いコシがたまりません。 - 肝臓公司(かんぞうこうし)

肝臓公司ロゴ

雲仙の白糸(株式会社川﨑)は「これぞ手延べそうめん!」と唸らせる逸品。弾けるような強いコシがたまりません。

強いコシが特徴の雲仙の白糸

株式会社川﨑の手延べそうめん・雲仙の白糸。ちょっと時間を潰すために初めて入った某スーパーでたまたま見つけました。スーパーを見て回るのが好きなんですw そして必ずそうめんコーナーをチェックします。

unzennoshiraitoの画像

250g(50g×5束)で198円。隣の揖保乃糸が300gなので、300gに換算したら237円です。ちなみに株式会社川﨑のという手延べそうめんは185円(6束300g)でした。

手延べそうめんはだいたい250円/300g以上します。400円台、500円台のものも珍しくありません。ケタ違いの量を生産している日本で一番大きなブランド・揖保乃糸ですら、スケールメリットを活かしても250円~300円。ですから、手延べそうめんが250円以下というのは尋常ではない安さです。(株)川崎は多くの銘柄をリリースしている大手ではありますが、相当に企業努力をしているんじゃないかと想像できます。商売上手というか。

unzennoshiraitoの画像

2021年一発目のそうめんレビューなので、今回はそうめん基礎知識を織り交ぜながら進めて行きましょう。

unzennoshiraitoの画像

そうめん(広義)を選ぶ際は必ず裏面を見て下さい。そして品質表示の名称欄が「手延べそうめんor手延べ干しめん」となっているものを選んで下さい。「そうめんor干しめん(狭義のそうめん)」と記載されているものは選ばないように。もし、おいしいそうめんが食べたいのであれば。

※そうめん(広義)は加工食品としてのそうめん全体を指します。そうめん(狭義)は「干しめん」や「手延べ」を定義する手延べ干しめんの日本農林規格(農林水産省)、乾めん類品質表示基準(消費者庁)などの規格・ガイドラインに基づく分類。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

unzennoshiraitoの画像

播州(兵庫県)、島原(長崎県)、三輪(奈良)、小豆島がそうめん四大産地です。三輪か小豆島を除いてそうめん三大産地と呼ぶこともあります。なお、三輪はそうめん発祥の地でもあります。生産量は少ないのですが、"少数精鋭"よろしく、もっともレベルが高い産地だと私は思っています。三輪の手延べそうめんはどれも絶品。まず外しません。

さて、雲仙の白糸はその名の通り島原半島のメーカー((株)川崎)が製造しています。

パッケージ左上には島原手延そうめん認証マークがついていますね。島原手延そうめん認証委員会(長崎県南島原市)が一定の基準をクリアした島原手延そうめんに対して付与する認証です。

ただ、これがないと島原手延べそうめんではないとか、品質が劣っているということはありません。単に市・生産者側が島原の手延べそうめんをアピールするために設けているものです。消費者としてはさほど気にすることはないでしょう。

自治体や業界団体による認証は他地域にも存在します。ただ、そうめん初心者は認証の有無よりも先に、そうめん(広義)には「手延べそうめん」と「そうめん(狭義)」があるということ、おいしいいそうめんを食べたければ前者を選ぶということを気にして下さい。

unzennoshiraitoの画像

開封したら、袋に鼻を近づけて香りをかぎ、1束を手に取ってみます。

雲仙の白糸は小麦の豊かな甘い香りがしました。そして、細くてよくしなります。いずれもおいしさを予感させる特徴です。

unzennoshiraitoの画像

写真を拡大するとわかるのですが、そうめんの断面に白い芯が見えます。これもいいそうめんの特徴です。手延べそうめんは撚(よ)りながら延ばしていくため、グルテンが麺の中心に集まり、このような芯ができるのだそう。こういうそうめんはしっかりとしたコシのあるおいしいそうめんであることが多いです。

少し黄色味がかっていて、平べったくて、太さが不揃いというのも印象的です。これらは品質のよし・悪しとは直接的には関係ありませんが、手延べそうめんによく見られる特徴でもあります。

茹でる際は多めのお湯で茹でて下さい。そうめんに含まれている塩分と油分をしっかりと抜くためです。茹で時間は1分~1分半と表示されていたので、様子を見つつ1分半茹でました。

茹で終えたら、冷たい流水で素早く揉み洗いつつ、冷やします。表面の塩分、油分、ぬめりを落とし、麺を締めるためです。

洗ったら、そうめんだけを器にそのまま盛って下さい。透明のガラスの器に水をはって、そこにそうめんを盛ると、確かに涼しげではあります。ただ、せっかく締めたそうめんがだらけたり、場合によっては伸びてしまう可能性も。また、味わいが水っぽくもなります。そうめんをおいしく食べたければ、水にさらして盛ることはお勧めしません。

unzennoshiraitoの画像

ピカピカでピンと張りのあるそうめんです。見ただけでもおいしそう。

最初のひと口は何もつけず、そのまま食べてみます。穏やかで優しい小麦の風味が鼻に抜けていきます。大きく主張する風味ではなく、どちらかというとさっぱり。

unzennoshiraitoの画像

そうめんの一番の醍醐味はやはりコシ。雲仙の白糸は一本一本のコシが強く、複数本を口に運ぶとブチブチブチッと雪崩のごとく弾けます。私が食べたそうめんの中でもトップ3に入るコシの強さでした。

いやぁ、うまい! 強い歯切れがとても気持ちいい。文句なく★5。なんなら一瞬、例外の★6が頭にチラついたほど。お見事。

unzennoshiraitoの画像

2021年最初のそうめんがこんなにおいしいとは。幸先がいいとも言えますが、このあとのハードルが上がるw

これぞ手延べそうめん、と唸らせる逸品でした。機会がありましたらぜひ。

※下の★★★★★のリンクをクリックすると、★5のそうめん(★6のそうめん2種含む)の一覧が表示されます。

DATA
名称雲仙の白糸
原材料名小麦粉、食塩、食用植物油
製造者株式会社川﨑
メモ【検索用】株式会社川崎
評価★★★★★