学芸大学駅から徒歩2分。東急東横線の高架下の飲食街・学大横丁に夜喫茶サヤシというカラオケスナックがあります。2020年6月24日にグランドオープンしました。2020年8月現在、看板がないのが目印w
※その後、つきました
その存在に気づいたのは6月2日。あとで知ったのですが、この時はまだプレオープン中だったそう。とりあえずどんなお店なのか聞こうと扉を開けました。
カウンター内には浴衣の女性が二人。友達らしき女の子のお客さんが二人。
「どんな感じのシステムですか?」
「ショットでも飲めますが、基本的にはボトルです。セット料金が3000円で、まだカラオケが入っていないんですが、1週間後くらいには歌えるようになると思います」
「じゃあ、その頃合いにまた来ます」
それからいろいろあって、7月下旬に行ってみることにしました。
カウンター8席ほど。シックなカウンター、バックバーに映えるピンクのライト。ゆったりしていて、とても落ち着きます。
店主は井関さやかちゃんと、この日はいませんでしたが、もう一人、三田博之さん。三田さんがオーナーではあるのですが、共同経営的な感じらしいです。なお、三田さんは恵比寿でもバーを2店舗経営しています(BAR ICHI ICHI、Pitfall)。
「学芸大学の前は恵比寿に15年以上住んでたから、恵比寿でも飲んだくれてたなぁ」
「どのあたりで飲んでました?」
「よく行ってたのは40Wとかunderbarかな」
「私もunderbarに毎日のように行ってましたよ」
「え? まじ?」
「一緒にやってる三田さんがunderbarをやってたんです」
「あれ? underbarのオーナーは斎藤さんだったはずなんだけど……」
実はこれが大きな勘違いだったのですが、詳しくは後ほど。
さやかちゃんはファッション系のライター・エディター兼スタイリストでもあります。水泳の自由形でジュニアオリンピックに出たことがあるそうな。直近は山手通り沿い、田道交差点にある唐揚げ居酒屋・ブラボーチキンでも働いていました。ちなみに店名のさやしはさやかちゃんのあだ名。角度や写真によっては鈴木砂羽っぽい? ちょっと違うか。
もう一人、女の子スタッフが日によって変わるのですが、その日にいたのはHちゃん。どことなくテレビ朝日のアナウンサー・弘中綾香っぽいなぁと思ったら、そういう仕事もしていたことがあるのだとか(NHKでリポーター!)。別日にいたAちゃんは身長173cmなのに童顔。なのにちょいちょい毒舌w そのまた別日のEちゃんは若い頃の今井美樹に似てる(とみんな言うんだけど、俺はもっとかわいいと思うw)。
女の子スタッフはみんなかわいくて明るくて楽しい。コミュニケーション能力の高さに感心してしまいます。すごいなぁ。
一方、さやかちゃんはというと、いつも女の子スタッフの隣でシュッと澄ましています。店主としてしっかりしなきゃという気持ちが働いてるんでしょうね。姉御肌タイプのしっかり者。けど、実はめっちゃよく飲むおもろい子。あー言っちゃったw
お通しはいりこ家から仕入れています。いりこ家の母体・しとらす(三宿)のオーナー・のりさんとさやかちゃんが仲いいから。
ちょっとしたつまみもあって、いりこ家のおばんざい3種盛りも。
いつも飲むのはキンミヤ(ボトル4000円)のコーン茶割。これがやたらとおいしくて。
「その浴衣、冬どうすんの?」
「どうしましょうかねw」
「それにしても、この感じ落ち着くなぁ。好きな色なんだよねぇ」
「ちょっとバーっぽくないですか? スナックな感じがしないから……」
「そうかな? めっちゃいいと思うけど」
もともとは沙羅というバーでした。いい物件と出会えたんじゃないかなぁ。
いろいろ話はしているのですが、ここには書けないこともいっぱいw まあ、それだけざっくばらんな子たちってことです。
冒頭の勘違いの話。
なーんかおかしいと思ってたんだよねw
いま書いてる最中に気付いたのですが、underbar違いでした。さやかちゃんが通っていたのは2009年ごろにオープンした線路沿いの東栄ビル7Fにあったオシャレなunder bar。僕が通っていたのは2005年ごろ(?)にオープンしたピーコックストア恵比寿南店(旧松坂屋ストア)の地下の飲み屋街「味の飲食街」にあった、元底抜けAIR‐LINEの村島亮君、江戸むらさきの野村浩二君、元ノンキーズの山崎晋さんなどが働いていたオシャレではないunder bar w
地下のunderbarが閉店した後に線路沿いのunderbarができてたんですね。知らなかった。恵比寿の同名のバー……そりゃお互い勘違いしたってしゃーないw
余談も余談なのですが、味の飲食街の一番手前の物件は酒と泪とレゲエと池田(のちのづゅる麺池田)→under bar→ホナナと店が変わりました。そのどれもに行っていたのですが、一番コアに飲んでたのがunder barでした。
小城香、EST、And M、King weather、エビスルンバ……。ふおっ、ココちゃんは相変わらずなのか!w 懐かしい。
話を夜喫茶サヤシに戻します。
「今後は若い子にも来てほしいんです」とさやかちゃん。ある日は若い子が団体で来てたし、スナックの割に何気に客層若めだと感じたのですが、普段はそうでもないのかな?
とりあえず一度行ってみてください、としか。特にこういうバー、スナックは。実際に対面して話してみて、合うか合わないかですから。
セット料金+ボトル代だけで、サービス料や妙なtaxがかかることはありません。明朗会計。きれいでオシャレだから女性も行きやすいでしょうし、女の子たちはみんな話し上手なので、スナック初体験という方でも緊張せずに楽しめると思いますよ。
SHOP DATA
- 夜喫茶サヤシ
- 東京都目黒区鷹番2-21-19-202
- 03-6412-7538
- 公式
ボトル飲みってお得なの?
スナックのようなボトル飲みに慣れてないと、料金が高いのか安いのかよくわからないですよね。
たとえば、夜喫茶サヤシの場合。
セット料金3000円+キンミヤボトル4000円=7000円。キンミヤ720mlで約20杯分のお茶割が作れます。ということは、7000円÷20杯=350円/1杯という計算になります。安っw
もちろん、ひと晩で飲み切るということはないでしょう。仮に4回(1回あたり5杯)で飲み切るとしましょうか。そうしたら4回分のセット料金がかかるので、3000円×4回+4000円=16000円。16000円÷4回=4000円/1回。
カラオケ歌いたい放題でお茶割5杯飲んで、いりこ家のお通しがついてw、4000円です。さて、どうでしょう?
あるいは二人で行って、ひと晩でキンミヤを飲み切るとします。3000円×2人+4000円=10000円。ということは、一人10杯ずつ飲んで、カラオケ歌いたい放題で5000円。10杯なんて飲み放題みたいなもんじゃんねw
高いと感じるか安いと感じるかはさて置き、こうやって計算してみると、値段感がちゃんとわかってきそうですよね。
さて、こうした計算を毎回やるのも面倒じゃないですか。そこで、ボトル飲み計算機を作ってみました。もしよければ活用してみて下さい。