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シュウマイのバー・Pisero Shumai Bar/ピセロ(学芸大学)のさっぱりした女性店主が作り出す料理は、シンプルで優しく味わい深い

【追記】

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Pisero Shumai Bar(ピセロ)はリニューアルしました。新しいお店は「"東京暮らし"をコンセプトにした衣食住のお店。Curtain Bar & Fabbrica & Pisero Deli & Domenica(Cfpd)」だそうです(2016年8月2日オープン)。デリというかバルというか、そんな感じのお店みたいです。

Cfpd Facebookページ

以下は旧店舗の情報です。ご了承下さい。追記以上。


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私はショートカットが大好きです。学芸大学には魅力的なショートカット女性がたくさんいます。印象的なのは、Bar BULLBULLのさゆり、Bar coronicaのゆきさん、sidewayの半分店員状態・ゆまちゃんw 商店街を歩いていてもショートカットに目を奪われます。

今回うかがったPisero Shumai Bar(ピセロ)の店主も不思議な魅力を持ったショートカット女性でした。駒沢通りとバス通りの交差点の角にあるPisero Shumai Barは、その名の通りシュウマイバーです。シュウマイバーと謳っている店は初めて見ました。

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店の扉を開け、一歩中へ入ると、ジャスミンライスの香りが充満しています。これだけで幸せ。カウンター8席ほどの小さなお店ですが、とても落ちつきます。先述の通り、店主はショートカットの女性です。化粧っけがなくナチュラル。言葉少なであっさりした印象です。

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まず出てきたのは焼き餃子。

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モッチリした皮は底がパリッ。ジューシーで味付け控えめな餡がうまい。タレはごま油が少し入ってるのかな。中国酢が使われてるのかも? 塩味の角が取れたまろやかなタレ。あっさりめの味付けなのでたっぷりとタレをつけて食べます。このタレと餃子がとてもよく合っています。

次はシュウマイ。

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豚、小柱、キクラゲの3種。こちらも余計なものが一切ないといった感じ。豚肉をはじめとるす素材のうまみがよく出ています。セイロの柔らかな香りもほんのり漂い、ほっこりさせてくれます。

次は豚の角煮と割包(カーポー)のセット。

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柔らかくトロットロな角煮。見た目ほど味は濃くありません。これくらいがちょうどいい。高菜と合わせると、また違った味になり二度おいしい。

最後は麻婆豆腐。

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これまでの中では一番刺激的でパンチが効いています。だけど、よくある四川の麻婆豆腐よりも優しい味付け。ほどよい山椒と唐辛子のピリ辛がとても心地いい。

いずれも素材のうまみが前面に出てくるような、比較的あっさりめの味付けです。だからといって薄味ということではありません。必要最小限の調味料が使われ、極限まで余計な物を排しているといった印象です。特にどこかで修業をしたとか、そういうわけではなく、シュウマイが好きで食べ歩いて、そしてお店を出したのだとか。

女性店主の見た目、雰囲気、人柄がそのまま料理に出ているんでしょうね。飾らない、あっさりした風貌、口調、そして料理。こういうお店に来ると、こちらの毒っ気もスッと抜かれていきます。とても優しい気持ちになれる。

お酒の種類はそれほど多くはありません。ビール、ワイン、紹興酒、梅酒くらい? それぞれの料理は小ぶりなので、女性なら、お酒1杯、料理2、3品、お茶でちょうどいい晩御飯になる感じでしょう。ワシワシ食って腹いっぱいになりたいという方は東軒でも味味でも二葉でも行って下さい。王将もあるかw

シンプルでさっぱりでおいしくて、気持ちが優しくなるシュウマイ。イラッとしている時、気持ちがトゲトゲしている時、恋人とケンカしてむしゃくしゃしている時に行ってみて下さい。気持ちが晴れて、優しくなって、次のステップへの活力が生まれるはずです。

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