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女性に大人気!囲炉裏バル カルボ(学芸大学)は薪・炭火で焼き上げる料理と鮮魚のパリパリ包み揚げが名物。細部にまで凝っている料理は目でも舌でも楽しめます。

囲炉裏バル カルボ名物、鮮魚のパリパリ包み揚げ マッシュルームソース

女性に大人気のバル

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学芸大学駅から徒歩1分。西口商店街の一本裏手、"花たこ通り"に囲炉裏バル カルボというお店があります。2019年12月13日にオープンしました。

運営は株式会社ビスカ。代表の由利拓也さんは調理師専門学校(バンタン)卒業後、フレンチビストロで働き、その後、スペインへ。バルセロナのCinc Plats、Els Casalaで修行を積んで、帰国後、株式会社ファブリック運営のバルビスカ/BAR VISCA(中目黒/閉店)のシェフに。同社退職後、2018年4月15日、中目黒にスペイン料理パブロ(Pabro)をオープンさせます。

パブロはパエリヤがおいしい店として一躍人気店になります。そして2019年には2号店、囲炉裏バル カルボがオープン、2021年12月18日には渋谷に3店舗目となるスペイン料理ジェバン(Llevant)がオープンしました。

ちなみに囲炉裏バル カルボの物件は上昇気流物件です(※1)。1Fの大衆酒場レインカラー同様、株式会社上昇気流が開業サポートをしました。

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階段をのぼって2階へ。

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カジュアルな食堂といった趣きの店内にはカウンター席とテーブル席が全29席。店に行く15分前に予約を入れたのですが、ギリギリでした。私たちが席に着いた直後には満席。あくまでも私の推測ですが、当記事執筆時、人気という意味では学芸大学で5本の指に入るんじゃないでしょうか。

私たちは男2、女1で行きました。店内を見渡すと男性客は私たちを含め4人だけ。女性客率8割。

薪や炭火で焼き上げる世界の郷土料理

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カウンターの上に薪が積まれています。囲炉裏バル カルボはその店名通り、"薪や炭火で焼き上げる世界の郷土料理"がコンセプト。

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メニューは魚介と肉が半々。"原始焼き"が薪・炭を使った料理です。なお、メニューには「1グループ様4品以上のお食事をお願い致します」と書かれています。ご留意を。

見栄えもいいパリパリ包み揚げ

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店名が冠されていると頼まざるを得ません。カルボのポテトサラダ(600円)。

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ソフトなタイプで、ベースの味はオーソドックスなんですが、酸味が少し強め。半熟卵とのバランスが取れています。

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スミイカのカルパッチョ(850円)はイカの甲を器的に使うプレゼンテーション。まったりなイカにさっぱりなソースとハーブ。

囲炉裏バル カルボ名物、鮮魚のパリパリ包み揚げ マッシュルームソース

囲炉裏バル カルボの看板メニュー、鮮魚のパリパリ包み揚げ マッシュルームソース。メニューには1200円/2Pと書かれていたので、2本来るのかと思いきや3本でした。ということは1800円かな?

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串にささった白身魚がカダイフ(※2)で巻かれ揚げられています。サクッ、ザクッ、シャクッとした食感がとても楽しい。香り高い濃厚なマッシュルームソースが、カダイフの衣によくからまります。中の魚はしっとり、ふんわり。いい料理だなぁ。

ちなみに、この料理(店)は全国タパス選手権で優勝した料理(店)と紹介されることも多いです(※3)。ただ、パエリア・タパス祭り2019で開催された第2回 全国タパス選手権の参加店は7店だけ。"全国"とはまた大げさな。

別にディスるつもりはありません。この料理(店)の素晴らしさは、いかほどのものかわかったもんじゃないそんな優勝歴によって裏打ちされる必要はない。そんなものとは関係なく魅力的に感じた、とうことです。

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カルボサワー(650円)はレモンチェッロサワー。甘めでグイグイいけます。パブロサワー(650円)は自家製ジンジャーエールのサワー。ジンジャー感が強くて甘くて爽やか。どちらも私が大好きな味。

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イベリコ豚の自家製ソーセージ(700円)。パリッと皮が裂け、ジュワッと肉汁。イベリコ豚特有の深い風味と肉々しい食感が満足度を高めてくれます。

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ブルーチーズとくるみのマカロニサラダ(500円)。ブルーチーズの香りを丸めているのははちみつか。甘くてしょっぱくてまろやか。

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ウニウニプリン(500円)。乗っているのがウニ、中のムースもウニ、ジュレにもウニ? ウニ感で溢れかえった一杯です。

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大人のカルボナーラ(1300円)。こちらも普通のベーコンではなくイベリコ豚か何かを使ってるのかな。風味はふくよかですが、カルボナーラとしてはさっぱり。ここが"大人の"たる所以でしょう。パスタを食べに来てこれが出てきたら物足りなさを感じたでしょうけど、こういう店の〆としてはちょうどいい。

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写真に撮ってない原始焼きの牡蠣(600円)と前出の7品、ドリンク7杯で12,000円弱でした。一人約4000円。若い人ならもう2品と1杯ずつくらいはいけるでしょうから、そうすると一人6000円弱でしょうか。

目でも舌でも楽しめる!

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オープンして2年強。この間ずっと何人もの女性から「カルボいい」という話を聞いてきました。正直、行くまでは「そこまでかぁ?」と半信半疑だったのですが、いやはや、行ってみたらそこまででしたw 私と同席していた、普段は小言の多い女友達も「おいしかった」「また来たい」と絶賛。

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細部にまでこだわりを感じさせる、目でも舌でも楽しめる料理の数々。なるほど、連日満席というのも納得です。行かれる際はぜひ予約を。二人なら、そしてもし可能なら、調理している様子が目の前で見えるカウンター席を抑えてもらうのがお勧めかな。

※1 ほかに学芸大学で株式会社上昇気流が絡んでるのはBistro11、小野田商店、キリゲリ、ばりき屋、鳥せん、トラットリア夷、ひとひら。

※2 カダイフはギリシャやトルコをはじめとする中東を起源とする極細の麺。小麦粉と水が主な材料。デザートで食べられることが多い。

※3 全国タパス選手権で供されたのは神の海老パリパリ包み揚げ トリュフソース。

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