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半田手延素麺の阿波半田手のべは太くてうどんのようなムチッとした食感。まさしく半田素麺の典型で、おいしくはあるのですが、あとは好みの問題。

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製造者・阿波半田手のべ株式会社、販売者・株式会社讃岐物産の半田手延素麺。スーパーオオゼキで購入しました。259円/270g。

他のスーパーでも見かけるのですが、この「PREMIUM」ってなんでしょね。プライベートブランド名かとも思ったのですが、どうもよくわかりません。

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半田そうめんは徳島県美馬郡つるぎ町(旧半田町)で作られる素麺。江戸時代、素麺発祥の地・奈良県三輪地方から淡路→鳴門→吉野川を上って半田地区へと素麺の製法が伝わりました。この半田地区は素麺産地として現在でも有名です。

半田素麺の最大の特徴は太さです。規格上、手延べそうめんとひやむぎは太さが1.7mm未満でなければいけません。とは言え、手延べそうめんであれば一般的には1.2~1.3mmであることがほとんど。一方、半田素麺は1.5~1.7mmと手延べそうめんの上限ぎりぎりです。

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かように半田素麺はちょっと独特です。ですから、私が購入することはさほどありませんし、このブログでもほとんど紹介していません。ということを前提に読み進めて頂ければと。

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見た目、手に取った感じも太いです。細いうどんといったニュアンス。優しい小麦の香りはとても心地いい。

表示通り5分茹でてみました。

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見た目がきれい。ピカピカ。

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そのままひと口。プルンとした舌触りが気持ちいい。モッチリな歯ごたえはうどんにも似ています。小麦のおいしさも感じられますし、のど越しもいい。

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今回は鶏とナスの味噌炒めに合わせてみました。麺が太いので濃い味にもピッタリ。

ただ。

5分は長すぎじゃね? 翌日、残り1束を4分で試してみました。うん。これでしょう。ムチッとコシが強くなりました。とてもおいしいです。

味だけで言えば星4。けど、うどんのようなこのコシは私の好みではない。私がそうめんに求めるものではありません。そして目安とは言え、茹で時間5分という表示はどうかと思います。心苦しさを感じつつ、マイナス1で星3。

ところが。

「こういう素麺が好き」

と連れ。まじかと。さんざんいい素麺を食わしてきたのに、これですかと。

「私はそもそも冷や麦が好きだし」

お、お、お前……。言うに事欠いて何てことを……。

まあ確かに。陣川(星5)や坂利(星6!)を食べた時も、十勝育ち(星4)の方がおいしいと言ってたもんなぁ。好みなんだなぁ。

ちょっと太めのモチッ、ムチッとしたうどんにも似たタイプが好き。そんな方は試してみてはいかがでしょうか。おいしいというのは間違いありません。

DATA
名称半田手延素麺
原材料名小麦粉(国産)、食塩、食用植物油
販売者株式会社讃岐物産
製造者阿波半田手のべ株式会社
評価★★★☆☆