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無塩製麺そうめん(葵フーズ/鷲見製麺所)は曲がった珍しい機械麺そうめん。コシも風味も弱く、そうめんぽさは皆無でした

aoi-washimi-muenの画像

今回食べてみるのは無塩製麺そうめんです。無塩製麺シリーズにはそうめんのほか、そば・うどんもあります。

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販売者は有限会社葵フーズ、製造所は株式会社鷲見製麺所。

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フルベジ 三軒茶屋村で購入しました。127円/250g。一般的なそうめんの量・300gに換算すると152円。機械麺そうめんとしては普通の値段です。

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無塩製麺そうめんには大きな特徴がふたつあります。ひとつは食塩を一切使用していないということ。

手延べそうめんも機械麺そうめんも食塩を使うことがほとんどです。その理由はいくつもあるのですが、塩によってゆっくりと熟成が進み(急激な乾燥を防ぐ)、コシが強くなるとも言われています。

食塩を使わないそうめんもまれにあるのですが、これは塩分を控えなければいけない人にアピールするためでしょう。ただ、無塩のおいしいそうめんに私は出会ったことがありません。

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もうひとつの特徴は曲がっているということ。

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手延べそうめんでは曲げて乾燥させたそうめんはよくあります。南関素麺大門素麺、和泉素麺などです。

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画像転載元/株式会社そばの更科:こだわり

一方、機械麺そうめんで曲がっているものはほとんど見かけません。唯一、岐阜県でこのような曲げるタイプの機械麺が作られています。そしてこれらは「しまだ麺」とも呼ばれることがあります。しまだ製法で作られる麺は、どちらかというとうどんやそばに多いかもしれません。

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小麦の甘い香りがとても強い。真っ白ではなく、少し茶色味がかっています。

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曲がった状態で約21cmあります。伸ばしたら42cm。そのままでは長すぎてすすりづらいので、折ることをお勧めします。袋に入った状態で、曲がった側をドンと生板か何かの上に打ち付けます。そうすると、7割くらいは割れて2本に分かれます。

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茹で時間は2分半~3分とあります。2分半ではまだまだ粉っぽかったです。結局、2分50秒茹でました。

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茹で上がりも少し茶色っぽい。

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ザラつく、引っかかるということはないのですが、一般的なそうめんに比べるとツルリとはしていません。

コシや弾力のようなものはほとんどなく、ムニッとしています。全粒粉そうめんにありがちな食感です。なんとなく乾麺のそばにも似てるかな。不快ではないのですが、少なくともそうめんにはない食感ではあります。

乾麺状態では香りが強かったのですが、食べてみると、よく言えばさっぱり、悪く言えば無味。塩がないので、小麦の風味が持ち上がっていない、そんな風にも感じます。

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こういうタイプはそばっぽく食べたらいいかな?と思って、こうしてみました。けど、まったくそばっぽくないw

やはり風味の弱さが気になります。そうめんの妙味は一切感じられず、小麦粉で作られた細めの麺状のものをすすってる、そんな感慨しか生まれませんでした。また、時間が進むと、唇のわずかな圧力でもちぎれてしまいます。麺が弱い。

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まずいとは言いません。けど、おいしくもありません。食感もなんだかねぇ。星2。

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健康上、食塩を一切取ってはいけないんだけど、どうしてもそうめんが食べたい――という人にはいいかもしれませんが、果たしてそんな人がどれほどいるのか……。

変な話なのですが、私はこの無塩製麺そうめんを食べて、同シリーズのそばを食べてみたくなりました。そばならなかなかおいしいんじゃないかなぁ。知らんけど。

DATA
名称無塩製麺そうめん
原材料名小麦粉(小麦(国産))
販売者有限会社葵フーズ
製造者株式会社鷲見製麺所
評価★★☆☆☆