蒸し暑い日が続きますね。素麺が恋しい季節になりました。
今回食べてみるのは、Vマーク VALUE PLUS(バリュープラス)のそうめん。Vマーク VALUE PLUSは私鉄系スーパーマーケット(Odakyu OX・京王ストア・リブレ京成・京急ストア・そうてつローゼン・東急ストア・東武ストア)の共同開発商品。一種のプライベートブランド(PB)です。
※その後、パッケージが変わりました。詳細は後述
先日、同ブランドの島原手延べそうめんを食べてみましたが、今回は手延べではない素麺です。販売者は(株)日清フーズ。つまり、製造者→販売者:日清フーズ→PB:VALUE PLUSという感じでしょう。
製造者は不明ですが、日清フーズはみずから讃岐そうめん(製造者:株式会社川田製麺)という素麺も販売しています。もしかしたら、このそうめんもその流れかな?
いずれにせよ讃岐そうめんはそれほどおいしくなかったので、日清フーズが販売者という点に一抹の不安を覚えます。
ちなみに、東急ストア 学芸大学店ではこんな値段でした。
- Vマーク VALUE PLUS そうめん:168円
- Vマーク VALUE PLUS 島原手延べそうめん:248円
- 揖保乃糸:298円
折れてるものも目立つ弱い麺。ツンとくる香り。鍋に入れ箸で混ぜると妙に重たい。ああ、これはまずい素麺の典型だ。
まずはそのままひと口。
お! お? おおお?
プリッとした弾力・歯ごたえ、ツルリとした舌触り・喉ごし……うん、悪くない。手延べではない素麺にありがちなドロッとするようなもったり感、ぬめり、粉っぽさはありません。けど……これは素麺なのか?w
この弾力・歯ごたえは素麺(特に手延べ素麺)のそれとはまるで違います。どちらかと言うと、うどんに近い。シコシコ、プリッとした細いうどんをさらに細くした感じ。ただ、素麺の妙味はないものの、"食べ物"としてはなかなかおいしいです。こういうタイプは珍しいなぁ。小豆島の素麺ではよくあるんですけどね。
あまりないタイプですから、逆にいい比較対象になるかもしれませんね。揖保乃糸と食べ比べれば、わかりやすく感じられるはずです。「ああ、手延べ素麺のよさってこれなんだな」「素麺のコシってのはこういうことか」と。このそうめんは決してまずいわけじゃありませんから、食べ比べのためとはいえ、買って損はしません。
手延べではない素麺をPBでここまでしっかりこしらえてくれたことへの敬意を抱きつつ、けど、素麺としてはどうかと思うので星3つ。
3つの変更点(2023年3月4日追記)
2018年の当記事執筆以降、バリュープラスのそうめんは3つの点で変わりました。
まずはパッケージが変わりました。
次に販売者の社名が変わりました。2022年、日清フーズ株式会社は株式会社日清製粉ウェルナに社名変更。ただ、このそうめんを食べた時点では日清フーズだったので、下のデータも旧社名のままにしておきます。
最後に一番大きな変更点。食品表示法の改正により、製造者が明記されるようになりました。2023年3月時点の製造者は伊藤製粉製麺株式会社です。2018年時点の製造者は不明なので、下記データの製造者は未記載のままにしておきます。
そうめんとしてのクオリティに変化があったかどうかはわかりません。気が向いたら新パッケージのこのそうめんも試してみます。
名称 | そうめん |
原材料名 | 小麦粉、食塩 |
販売者 | 日清フーズ株式会社 |
評価 | ★★★☆☆ |