小豆島の真砂喜之助製麺所の喜之助 そうめん(細口)。
FOOD&COMPANY 学芸大学店で購入しました。同店は常時、喜之助 そうめんを取り扱っていますが、ここに限らずオーガニック食品店などによく置かれている印象です。
※この記事は2016年7月7日が初出で、2021年8月31日に大幅改定しています
パッケージがいいですよね。米袋のようでオシャレ。高級感もあります。
5束×2パックに分かれています。
とても強い甘い香り。ほんの少し太目で、平べったい麺や三角柱の麺なども混ざっています。形が不ぞろい。これは決して悪いことではありません。手延べそうめんであればよくあることです。
茹で時間は約2分と書かれています。過去(2016年)に食べた際は1分、1分20秒、2分で試しました。その時は1分20秒がベストだと感じました。
茹で時間、1分30秒。ムチッ。歯を押し返すような強い弾力。そのまま食べると一般的な素麺よりも強い塩味(えんみ)を感じました。もちろんしょっぱいわけではありません。しっかりとしたそうめんなので、パンチのある自家製チャーシューがぴったり。
表示通り2分。歯切れは強くありません。プリっとしたコシ。表面はとても滑らかで舌触り、喉越しがいい。
いやぁ、いいですね。とてもおいしいです。私はブチッとした強い歯ごたえが好きなので★4としますが、小豆島そうめんらしいこういうタイプは連れの好み。連れは★5と言っていました。
追記。別日の麻辣羊肉素麺。濃厚なタレ、強いスパイスにも負けません。
500gで972円でした。一般的なそうめんは300gなので、300gに換算すると583円です。揖保乃糸は280円~300円ほどですから、ほぼ倍。ちょっと高いですが、いろいろなそうめんを試してみたいという方、いいそうめんをお土産やプレゼントとして購入したいという方にはピッタリだと思います。
それにしても、うまいんだよなぁ。やり方が。そうめんって難しい産業なんですね。そんな中、揖保乃糸とまともに張り合っても意味ありませんから、こうして自社商品をブランド化させて、揖保乃糸とは違うラインでビジネスチャンスをうかがう。
オシャレな包装にして、各所へ営業し、ポスターやパンフレット、ホームページなどでもアピールする。もちろんクオリティはしっかりと保ったまま。これにはコストもかかるでしょうし、大変なことだと思うんです。けど、生き延びるにはこうしないといけません。あるいは大手食品メーカーと契約を結ぶか。
やり方はいろいろあるのでしょうけど、現実的に伝統なるものを守り伝えるためのひとつのヒントが喜之助にあるようにも感じるのです。
名称 | 喜之助 そうめん(細口) |
原材料名 | 小麦粉、食塩、ごま油 |
製造者 | 有限会社真砂喜之助製麺所 |
評価 | ★★★★☆ |