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Bakery Bran/ベーカリーブラン(武蔵小山・西小山)のパンはこだわりが見えて、どれも何気にガッツリ。ラスクも激ウマ!夕方の割引サービスがお得です。

※追記:2021年7月31日、二葉フードセンターの取り壊しに伴い閉店しました。追記以上

野菜を買おうと二葉フードセンターへ行くと……。

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ああ、そうか。スマホを見ると時刻は夕方の17:00でした。この時間になると、こうなんだよねぇ。

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武蔵小山駅から徒歩10分弱、西小山駅から10分強、学芸大学駅からだと20分ほど。平和通り商店街・二葉フードセンターの表に「Bakery Bran(ベーカリーブラン)」というパン屋があります。

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いわゆる街場のパン屋さん。食パン、総菜パン、菓子パンなど、店舗面積の割には随分と多い種類のパンが売られています。そして、上述の通り、夕方頃になるとパンを売り切るために店頭で割引セールをしています。

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割引後の値札がどんどん貼られていきます。こんなのを見せつけられると、どうしても購買意欲がそそられてしまいます。野菜はいいや。今晩はパンにしよう。

数十円の値引きもあれば、中には半額になっているものも。「安くなってるわねぇ」と話しかけるおばあちゃんに、店員さんは「早く買ってもらわないとダメになっちゃうから~」と答えていました。

どれにしようか迷った挙句、メンチカツサンド、エビカツパン、天然酵母を使用したバゲットを手に取り渡します。

「こちらはどれくらいになるんですか?」

「私が働き始めたのが20数年前で、その数年前にお店がオープンしてたから……」

「てことは、30年近くになるんですね」

「いえ、30年は……ああ、それくらいになるわねぇ」

余談ですが、以前は「ベーカリー ブラン」とカタカナで看板が表記されていました。2010年前後あたりに改装され、これに伴い「Bakery Bran」とアルファベット表記に。店の外観や店舗名表記は変わりましたが、街の人たちに愛されているということは変わらないようです。次から次へと人がやって来て、パンに手が伸びていました。

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買って来たメンチカツサンド(220円→110円)、エビカツパン(230円→110円)、バゲット(?円→230円)。揚げ物系がふたつだったと、撮影する際に気づくというね。ひどいもんだw

夜、さっそく頂いてみます。

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メンチカツサンド、エビカツパンはかなりボリューミーです。特にメンチカツがとても大きく感じました。そして、味付け(ソース)が濃い目。ガッツリです。

エビカツパンはエビカツもいいんですが、パンもいい。こういうお店のパンはカフッ、パサッとしていることが多いのですが、しっとり感もあって密度も高い。ガッツリなエビカツにちょうどいい感じです。

そして、できあがってからそれなりに時間は経っていますが、油が嫌な感じにはなっていないというのも印象的でした。どちらもおいしいです。

当たり前ですけど、一人じゃないですよ。二人で食べていますw

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エビとマッシュルームのアヒージョにバゲット。まずはバゲットをそのまま。パリっとした皮、しっとりもっちりした中。形状はバゲットとバタールの中間くらいなんですが、食感、味わいはバゲットというよりもバタールに近いです。

バゲットでもバタールでもいいんですが、私はしっとり系も好きです。そしてこれは小麦の風味がよく出ています。とてもおいしいです。アヒージョの濃いオリーブオイルにもピッタリでした。

街場のパン屋さんの割に、このバゲットはほんの少しお高めです。天然酵母を使っているというこだわりが値段に反映されているのでしょう。単なる昔ながらのパンというわけじゃないんだな。今の時代でもおいしく食べてもらえるものを、日々、探究されているんだと思います。

「えー、どれにしよう……」

パン屋さんでそう悩むのって楽しくないですか? 地元の人たちに長く愛されてきた、何気にガッツリで食べごたえのある「Bakery Bran」のパン。ぜひ一度、悩みに行ってみて下さいw

激うまラスクとの出会いと再会

碑文谷八幡宮の画像

碑文谷八幡宮秋季例大祭で毎年、神輿を担いでいます。神輿を担ぎ終え、お世話になっている方のご自宅前のガレージで打ち上げをしていたら、ラスクがありました。バターとガーリックがきいていて、カリっとしててまあうまい。そしてお手製のポテトサラダと合わせると、それはそれはもうね。やばいのなんの。

どこのラスクだろう。聞いてみたのですが、その方も手土産でもらったものだからわからないと。そこで。

twitterでこう呟いたところ、「平和通りのブランにもラスクはありますが、このパッケージの感じはジョリィだと思います。」とリプライがありました。数日後、さっそく油面のBOULANGERIE Jolly(油面木村屋ジョリー)へ行ってみたのですが、少し違います。

すぐ近くのMEGURO MARUEI(丸栄ベーカリー)も違う、ル・ビリーヌ(Le blé et l'eau)も違う、碑文谷ベーカリーも違う。そしてBakery Bran(ベーカリーブラン)へ。店頭を見てみると……。

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まったく同じラスクが!(右奥)

お店の方に上のtwitter画像をお見せしました。

「このラスクはこれですよね」

「そうですねぇ。そうだと思います」

「先日、手土産でもらって食べたんですが、とてもおいしくて、けど、どこのかわからなくて探し回ってたんです」

「そうですか、ありがとうございます」

奥を見るとオーブンでラスクがいっぱい焼かれていました。

「できたてをお包みしましょうか?」

「食べるのは夜になるので、これでいいですよ」

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こうして再び、あのラスクを手にすることができました(情報ありがとうございました!)。前回は普通のポテサラたったので、今回はちょっと変わったポテサラを作ってみます。

いやぁ。やっぱうまい。ほんとうまい。二人で一気にすべて食べてしまいました。止まらない。

Bakery Bran(ベーカリーブラン)のラスクが他と比べて特別おいしいかどうかはわかりません。けど、いつもお世話になっている方に誘われ神輿を担ぎ、仲間と酒を飲みながら食べるラスク&ポテサラ。これはね、私にとってはどこのラスクよりもおいしい。そして、思い出をまとったこのラスクは今後もずっと特別なものであり続けます。

もしよければぜひ一度。ポテサラとかレバーパテとか、柔らかくてパンチのあるものと合わせるといいですよ。

※追記:それから2ヶ月ほど経って、BAR BULLBULLのももちゃんのお母さんが差し入れたと判明しましたw 灯台下暗し。追記以上

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フランスパン、バゲット、バタール

みなさんご存じのフランスパン。フランスにはフランスパンという呼称はありません。フランスではパン・トラディショネル、場合によってはパン・フランセと呼ばれています。

そんなパン・トラディショネルには、いろいろな種類があります。よく知られているのは、バゲット、バタール、パリジャン、フィセル、エピ、パン・ド・カンパーニュなど。これらは形状、重さが異なります。ここではバゲットとバタールだけ紹介してみます。

バゲット(baguette)は杖、棒という意味。細めで長さは70~80cm、重さは300~400gほどです。パリッとした皮の食感を楽しむものとされることが多いようです。

バタール(bâtard)はバターとは関係ありません。中間の、という意味。バゲットとパリジャンの中間に位置するパンです。バゲットに比べてずんぐりむっくりしていて、長さは40~50cmほど、重さは300gほど。バゲットに比べて中身がしっとり、もっちりしていることが多く、こちらは中身を楽しむものとされます。

少し話がややこしくなるのですが、フランスでもこうした類のパンを総称してバゲットと呼ぶことがあるようです。まあ正直、分類に関してはあまり厳格に考えなくても、ザックリと、ああ、そんな違いで呼び方が異なることもあるんだなぁくらいの知識でいいんじゃないでしょうか。特に私たち一般的な日本人としてはw