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OVERWHELM HAMBURGER & BAR STAND(オーバーウェルム)のハンバーガーは圧倒的。色気のある空間で食べるゴージャスなハンバーガーにやられました。

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熱い想いでつながった男の子たちのハンバーガー屋

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学芸大学駅から徒歩8分。東口商店街を抜けた先、セントラルフィットネスクラブ24目黒の前にOVERWHELM HAMBURGER & BAR STAND(オーバーウェルム)というハンバーガーのお店があります。2023年11月7日にオープンしました。

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店主はリクさん(青い服)。旅行でニューヨークを訪れた際に食べたハンバーガーに衝撃を受け、ハンバーガー屋を開くことを決意。帰国後、会社を辞め、ハンバーガーの名店、BROZERS' 人形町本店やザ グッド バイブス(芝浦)で約6年半修行したのち、OVERWHELM HAMBURGERをオープンさせました。

スタッフの陽太郎さん(もじゃもじゃ頭)はリクさんの大学からの親友。「いつかこいつと一緒にやりたい」というリクさんの長年の想いに応え、スタッフに加わりました(たぶん)。

CONVOYさん(白い服)はリクさんとインスタグラム上でしかつながっていなかったのですが、リクさんがハンバーガー屋をやりたいということを知って、一緒に働きたいと秋田から上京してきました。

なによ、この熱さ。すてき。

ほとんど言葉は交わしませんでしたが、ほかのお客さんとのやり取りを見聞きするに、スタッフのみなさんはとてもフレンドリーでいい感じでした。そしてなんだかかわいいw

大人の色気が漂うラグジュアリーでエロい空間

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ソファーに腰を下ろした連れが珍しく上機嫌です。BGMのヒップホップ(?)に首でリズムを取りながらノッてます。そんな人間じゃないのに。

「ノリノリだね。どういう? 女子ウケする雰囲気ってこと?」

「イギリスのパブみたいでいい」

そうなんだ。

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イギリスかどうかはさておき、確かにアメリカやヨーロッパの歴史あるカフェといった雰囲気です。

アメリカン・トイがあったりしますが、ポップではありません。どちらかというとラグジュアリー。そこはかとなく大人のエロスを感じさせます。

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ああ。ほんとだ。OVERWHELMのインスタグラムの投稿に書いてあったのですが、カウンター周りのパッチワーク、テーブルクロス、クッションが同じ柄だ。

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床のタイルもかわいいし、シャンデリアも鹿の角のライトもかっこいい。

デザインはこのインスタ投稿(カメラマンによるストリートスナップ)でバズった森下直哉さん。なーるほど。それもあって店全体に色気が漂っているんだろうなぁ。

平日ランチはドリンクがお得

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ハンバーガーがメインですが、それ以外にもご飯もの(言い方w)、サイドディッシュ、サラダもあります。

このあたりはお子さん連れの方も多いですから、キッズバーガーがあるのもいいですね。

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平日は15時までソフトドリンクが200円引き、テイクアウトなら無料となります。

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隣は名古屋からという店主らと知り合いらしきお客さんですが、そのほかはこのあたりの人のように見えます。

ここへ来る2週間ほど前でしょうか、すぐ近くで小さなお子さんを自転車の後ろに乗せた父子とすれ違いました。お父さんは息子さんに「どうする? オーバーウェルム行く?」と言ってました。

オープンして約2ヶ月。地元の人たちにも通ってもらえる店になりつつあるのでしょうね。

圧倒的なオーバーウェルムバーガー

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店名を冠したOVERWHELM Burger(オーバーウェルムバーガー)。でかっ。

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包み紙で持ってかぶりつきます。

うわっ。うんまっ。

ひと口目で驚愕。いろいろな味わい・食感があって、一口ごとにそれが異なり、けどすべてがまとまっていて、おいしいし楽しい。もう我を忘れてがっつくしかありません。

とはいえ、説明しなければいけませんから、無理やり分解して書き記してみます。

この薫香はパストラミ? マヨネーズも燻製されてるのか。深くて上品な香ばしさが漂います。

少し甘めでパンチのある自家製ソース、自家製マヨネーズは半熟の玉子の黄身によってまろやかに。

チーズはまったり。ジューシーなトマト、シャクッとしたフレッシュな秘伝折り畳みレタス(※)と均衡を保ちます。

※秘伝折り畳みレタスはオーバーウェルムバーガーだけ

おっと。パイナップルだ。いいねぇ。好きな果物第2位がパイナップル。ピザや酢豚など食事メニューにパイナップルが使われているのも大好き。

普通、パティはひき肉なのですが、OVERWHELMのハンバーガーのパティはブロック肉をサイコロ状に小さくカットしたものをつなぎ合わせてパティにしています。ですから、肉々しいというよりも、もはや肉。大げさに言うなら、柔らかいステーキのようです。

ハンドチョップパティのうまみ、パストラミのうまみ、2種類のうまみが重なり、味わいには奥行きが感じられます。

バンズの表面はカリっと焼き上げられているので、ジューシーな具とのコントラストがいい。バンズに切れ込みを入れてるのはハンバーガーとしては珍しい?

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もちろん、食べている最中はこんな冷静ではいられません。口や指が汚れるのにも構ってられない。ただただハンバーガーに食らいつくのみ。2,420円と高額ですが、値段に見合った満足度が得られます。

ちなみにハンバーガーマニア評によると、オーバーウェルムバーガーは「BROZERS'のLOTバーガーとTHE GOOD VIBESのTHE GOOD VIBESバーガーが融合したかのようなハンバーガー」だそう。

私がLOTバーガーを食べたのは2005年頃。もう20年近く前です。正直、まったく覚えていませんし、LOTバーガーも今と昔では変わっているでしょう。それにTHE GOOD VIBESバーガーは食べたことがありません。

ですから、これが的を射た評かどうかはわかりませんが、複数のハンバーガーマニアがそのように言っているので、両者を彷彿とさせるハンバーガーではあるのでしょうね。

ヒップホップなビーブロ

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こちらは連れのビーフ&ブロッコリーチーズバーガー。

強烈なオーバーウェルムバーガーを食べた後だと、おとなしく感じますが、揚げたブロッコリーの風味と食感がたまりません。

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画像転載元/Timberland:メンズ ウォータープルーフ フィールド ブーツ - チョコレート

ヒップホップ好きの間ではTimberlandのフィールドブーツ、特にブラウンとグリーンのこのカラーリングのブーツが愛されていて、その色合いから"ビーフ&ブロッコリー"、通称・ビーブロと呼ばれています。

リクさんが初めてニューヨークへ行った際にハンバーガー屋をやろうと決意するわけですが、その時に本場アメリカでTimberlandのビーブロを買ったそう。

ですから、このハンバーガー・ビーフ&ブロッコリーにも相当な思い入れがあるのだとか。

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自家製クリスピーフライドポテトは小さなジャガイモを押しつぶして揚げたものでしょうか。他では見たことのない形状です。ホクホク。

チキンチーズバーガーもやばかった!(追記)

この記事を上げたその夜、偶然にも某所でOVERWHELMのハンバーガーが差し入れされていました。

チキンのハンバーガーは4種あるのですが、そのどれか。チキン オー! バーガーかクラシックチキンチーズバーガー? チキンだけではなく肉のパティも入ってたから前者かな?

チキン自体もおいしい。そしてチキンの武骨な形が食感にバリエーションを出していて、これがまたいい。

テイクアウトですし、時間も経っていますし、できたてを店で食べるのよりも3割減だったとは思います。けど、それでもやっぱりうまかった! 食べた人たちもみな「おいしい」と絶賛していました。

もし2種頼むなら、そしてそれをシェアするなら、牛肉・豚肉系を1、鶏・魚・フルーツ系を1にすることをお勧めします。タイプが違ったほうがいいじゃないですか。もしオーバーウェルムバーガーを頼むなら、もうひとつは絶対に鶏・魚・フルーツ系がいいですよ。

クラシカルなグルメバーガーとは一線を画す新鮮さ

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1995年 FUNGO
1996年 FireHouse
2000年 BROZERS'
2002年 Baker Bounce(ベーカーバウンス)
2005年 AS CLASSICS DINER
2008年 GOLDEN BROWN(ゴールデンブラウン)
2009年 BLACOWS(ブラッカウズ)

1990年代後半、いわゆるグルメバーガー(プレミアムバーガー)が注目されはじめ、2000年代、私もいろいろ食べました(プライベートでも取材でも)。その中でも印象に残っているのが上記です。2005年頃だったでしょうか、初めてFireHouseのハンバーガーを食べた時は驚き、感動したものです。こういうハンバーガーなんてなかったですから。

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時が経ち、このようなグルメバーガーが増えました。最近でも時折、FUNGOやAS CLASSICS DINERを食べるのですが、あの時のような感動はありません。もちろんおいしいのですが、ほっとします。

「ああ、これこれ」

「やっぱおいしいねぇ」

新鮮だったものがクラシカルになっていくというのはラーメンでもよくあることでしょう。

そして今回食べたOVERWHELM。同じ"グルメバーガー"ではありますが、10年、20年と続く先達のオーセンティックなハンバーガーとは違い、ほっとはできません。

「うわっ」

「すごっ」

「やばっ」

20年、30年とグルメバーガーを食べてきた者にも新鮮さ、驚きを感じさせてくれるハンバーガーじゃないでしょうか。

学芸大学の名物店のひとつになりえるポテンシャル

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overwhelm
動詞・他動詞
1〈感情が〉〈人を〉(精神的に)圧倒する,参らせる,閉口させる
2〈…を〉(数・力などで)圧倒する
3〈大水などが〉〈…を〉沈める,埋める,のみこむ

引用元/weblio:overwhelm

はい。その通り。

圧倒されました。

参りました。

たかだか20軒程度のハンバーガー屋しか行ったことがありません。そんな人間の感想ですから、適当に聞いておいてもらっていいのですが、あのですね、これは相当です。すごいです。

すぐ近くにAWORKSという大人気チーズケーキ店があるのですが、AWORKSと同様、ほかの街からであっても、わざわざ目指して食べに来る価値のあるクオリティだと思います。

食べに来る? いや、圧倒されに来なはれw

OVERWHELM HAMBURGER & BAR STANDへの行き方

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東横線・学芸大学駅の改札を背に右手、東口商店街をずっと真っ直ぐ行きます。

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商店街を抜けるとバス通り(都道420号)とぶつかる5叉路。香氣 四川麺条 学芸大学店のある交差点です。ここを左折。パン屋・麦ばたけのある方向です。

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ひとつ目の十字路。ここを右折するとOVERWHELM HAMBURGER & BAR STANDがあります。

タケノとおはぎダンラポッシュへ行く際もここを曲がります。ここをまっすぐ行くとAWORKSです。

SHOP DATA

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