「島の光」は小豆島を代表する素麺ブランドで、味わいは優しくてさっぱり。赤帯と黒帯の違いって何だ?両者を食べ比べてみた

小豆島のそうめんの歴史と特徴

素麺三大産地にも数えられる小豆島(香川県)。三輪(奈良県桜井市)から素麺の製法が伝わったのは約400年前、江戸時代です。以来、小豆島で素麺が作られ続けてきたのですが、小豆島の素麺の特徴はごま油を使うということ。

基本的に手延べそうめんの製造には食用植物油が使われます。細く延ばしていく際に、麺がくっつかないように、そして乾燥を防ぐために食用植物油が塗布されるのです。多くの場合はなたね油なんですが、小豆島はごま油の一大産地ということもあって、ごま油が使われています。

切れてたw

みなさんご存じのごま油メーカー・かどや製油は小豆島で加登屋製油所として創業しました。かどや製油はそうめん製造用のごま油も作っていて、小豆島の手延べそうめんのほぼ100%がかどや製油のごま油を使っています。ごま油には酸化しづらい(抗酸化作用が強い)という特長があるのだとか。

小豆島を代表するそうめんブランド「島の光」

小豆島には約200軒のそうめん製麺所があると言われています。そして小豆島最大の業界団体が小豆島手延素麺協同組合で、同組合のブランドが「島の光」。

揖保乃糸も同じようなシステムですね。各生産者がそうめんを作り、これを組合が取りまとめ、ひとつのブランドとして全国展開させています。

小豆島のそうめんといえば島の光。それくらい有名なブランドです。余談ですが、私の連れは香川県さぬき市出身。さぬき市でも素麺といえば島の光で、島の光しか食べていなかったと言ってます。

島の光 赤帯と黒帯の違い

島の光は2種類あります。赤帯(上級)と黒帯(特級)です。一般的に帯(束紙)の色の違いは太さの違いを表します。揖保乃糸も三輪手延素麺もそう。一方、島の光は製造時期と職人によって分かれているそうです。

島の光は12月から3月にかけて作られるのですが、黒帯は12月から1月の極寒期に作られます。また、ここは不確かなのですが、特別に認められた熟練職人が作ったもの、あるいは職人が見立てて、品質のいいものが黒帯になるとも言われています。

島の光 赤帯と黒帯を食べ比べてみた

では、実際に食べてみましょう。

5年ほど前に食べた島の光 赤帯。引っ越す前のテーブルだw 食べてすぐにレビューしたんだけど、サーバがぶっ飛んで記事がなくなったので、今回改めて書いているというね。

歯切れ、コシがそこそこあって、さっぱり。そんな印象でした。

こちらは今回買ってみた島の光 黒帯。

ほんの少し平べったくも見えます。面白いのが香りです。小豆島のそうめんはそれこそごま油の香りがフワッとするものもあるのですが、島の光 黒帯は香りがしないんです。ごま油の香りもしなければ、小麦の香りもしない。無臭。不思議。

2分半ほど茹でました。

歯切れ、コシは優しめ。赤帯と同様、風味はさっぱり。どちらかというと揖保乃糸に似たタイプのように感じました。

ああ、そうそう。小豆島のそうめんは2タイプに分かれます。一般的にイメージされるそうめんタイプと、うどんのコシにも似た弾力があり、シコシコとしたそうめんです。島の光は前者。

赤と黒の差ですが、私の頼りない記憶からすると、そこまで大きな違いは感じませんでした。実際、赤と黒では値段もそれほど変わりません(赤は300gで280円、黒は250gで300円とか、それくらいの差)。日常的に食べるのであれば赤帯、贈り物にする際は箱入りの黒帯、そんな使い分けでいいんじゃないでしょうか。

赤・黒いずれも、とても安定感のある、スタンダードなそうめんでした。際立った特徴はないのですが、誰もがおいしく食べられると思います。私の周りではあまり見かけないのですが、もし見つけたら、ぜひ一度。揖保乃糸と比べてみると面白いですよ。

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DATA
名称島の光(赤帯/黒帯)
原材料名小麦粉、食塩、食用ゴマ油
製造者小豆島手延素麺協同組合
評価★★★★☆

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