学芸大学駅から徒歩1分。西口を出て、三菱UFJ銀行の角を右折。東軒や駐輪場を越え、バス通りに出る少し手前にLESSONというワインがメインのお店があります。2013年にオープンしました。
※追記:2019年3月2日に閉店し、Little ottoというお店にリニューアルしました。追記以上
※追記:この記事に登場するユミコちゃんは独立して、2018年9月13日、木とというお店をオープンさせました(笹崎ボクシングビル1F)。追記以上
カウンター席が8席ほどの小さなお店。これまで二度ほどうかがっていました。最後の訪問からは結構時間が経っています。けど、最近になって店主と酒の場が一緒になることがあったり、あれやこれやがあって、久しぶりに行ってみることにしました。
混んでいることの多いLESSONですが、その日は女性一人客と男女の2組。
「いらっしゃいませ」
「こんばんは」
「いつもお世話になっています(笑)」
「こちらこそ(笑)」
なんだろな。妙に照れるなw あっちの店では、あんな顔して飲んでいて、あの時はたまたまあんな調子で飲んでいて。そんな姿を見られているってのが、裸を見られているようで。イヤン。って、ま、まあ、男ですから、裸くらいどうってことないんですがw
とりあえず甘口の白ワイン「オブセッション(IRONSTONE OBSESSION Symphony)」をお願いしました。
甘めの白ワインも大好きです。そんな私でも「甘い!」と感じるのだから、これは甘いw 帰って調べてみたら、アメリカ原産のシンフォニー種(マスカット種とグルナッシュ・グリ種との交配品種)で作られたワインなんだとか。いろいろな賞も取っているようですが、んなこたぁどうでもいい。とてもおいしいです。大好きな味。
ちなみに、この写真は2/3ほど飲んじゃったあとに撮ったものです。
この日のお通しはニンジンを浅めにマリネしたようなもの。こういうのってなんて言うんだっけ? ニンジンの歯ごたえが残っていて、甘くてほんの少し酸味があって。こういうのがサラッと作れればいいんだけどな。自分でやろうとすると、どうしてもこうならないw
つまみに「牛もつトリッパ」を頼みました。鍋で温めた後、陶器の器に入れ、チーズを少量ふりかけ、オーブントースターへ。丁寧に準備され出てきたトリッパがこちら。
おお。すごい。センマイと腸系です。おそらくハチノスは入っていません。みじん切りにされた玉ねぎ、ニンジンと煮込まれています。味のベースはブイヨンかな? 色がそれほどつかない程度にトマトも使われています。
コリっとしたセンマイ、プリンとした腸、優しいスープ。こりゃいいや。今度マネして作ってみようw
これは別日のお通し。野菜とベーコンのマリネのようなもの。シンプルで控えめな味付けなんですが、これが難しい。うまいなぁ。
春菊とローストポークのサラダ。アンチョビの加減がちょうどいい。ほのかな酸味はケッパーでした。おいしい。
LESSONは同じ学芸大学のロマンレコーズカフェ(Roman Records Cafe)の姉妹店です。朝と昼も営業していて、朝昼はロマンレコーズカフェの人がご飯を作っています。そんなお店ですから、LESSONのメニューもカフェのご飯ぽい。女性が一人で来ても食べやすい味、量になっています。女性客が多いのは、そのためかもしれません。
もうひとつ、店主の人柄ってのもあるんでしょうね。拝見している限り、なんとなくフワっとした感じ。時にキリっとした表情を見せるのですが、基本的には優しくて穏やかな表情をしてらっしゃいます。
いつの間にかカウンターはいっぱい。けど、決して騒がしくはありません。みなさん上品。そんな中、ド派手なイカれたジャケットに雪駄という私は完全に不審者やw
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
「また今度ゆっくりと」
「お待ちしてます」
ガラス扉を閉め、外から店を眺めます。ふむ、いつも見ている温かい光景。お店自体もふんわりしてるなぁ。
涼しい秋の夜道にシャリッシャリッと鳴る、季節外れの雪駄の音。甘いトリッパと白ワインの余韻が私を二軒目へと誘います。
昼も行ってみたいし、ドライカレーもナポリタンも食ってみたいな。
ご飯を食べてお酒を飲んで夜の9時。さて、ちょっとつまみつつワインを飲めるような落ちついた店はないかなぁ。そんな方にもピッタリなお店です。ぜひ、おいしい料理と優しい店主に癒されに行ってみてください。
SHOP DATA
- LESSON(レッスン)
- 東京都目黒区鷹番3-7-1
- 03-3712-6959
- 公式