学芸大学駅から徒歩1分。東口商店街の裏手に広がる飲食エリア・十字街にcanoというバー的なお店があります。2023年6月30日にオープンしました。
店主は笑顔がチャーミングなマサキちゃん。東口商店街沿いにあるバー・Fin.(フィン)でも働いていた子です。
いつか行こうと思っていたのですが、なかなか行けず、そうこうしていたらCielではち合わせ、「近々に行くねー」なんて話になり、そしてようやく。
お酒の種類はさほどありませんが、ベーシックなものはひと通り揃っています。ワインはなかったか。
500円前後のつまみもあるのですが、決まったメニューはなく、内容は日によって異なるそう。
カウンター8席ほど。この日は若者たちで賑わっているところにお邪魔しましたが、普段、外から見ていると、おじさん・おばさんもよく来ています。客層の幅広さはマサキちゃんの人柄を物語っているようにも思えます。
一杯目の三岳の水割りを飲み終えたあと、目にしたことのないボトルがあったので、頼んでみました。
ストックホルム ブランネリ ドライ ジン。北欧のジンなので、おしゃれなすっきり味かと思いきや、どっしり、がっつり硬派なジンでした。こういうジンが大好き。
スペインのアルケミスト ジン。ボトルのキャップが特徴的なのですが、それなりに酔っていたので、あまり考えずに撮ってましたw
こちらはシャープで華やか。いいねぇ。おいしい。
canoの意味はわかりません(今度、聞いておきます)。
ポルトガル語のcano(カーノ)には管、パイプ、銃身といった意味があります。スペイン語・cano(カノ)の意味は白髪の、ヒゲの白い。俺じゃんw
ラテン語のcano(カノ)は歌う、演奏する、鳴く、予言する。
店名のcanoの意味はわかりませんが、なるほど確かに陽気に歌っている、そんな雰囲気のお店です。ただ、賑やかではあるのですが、なんだか落ち着きます。そして温もりを感じました。人と人が近いお店だからかな。
知らない人といきなり話すのが苦手という人であっても、自然と会話が生まれ、場にすぐ馴染めるはず。女性店主ですし、お店は柔らかい雰囲気なので、女性一人でも行きやすいと思います。
ちょいとのぞいてみてはいかがでしょうか。
ああ、あちらこちらで飲んでる人たちも集うから、ここに通うといろんな人と出会い、いろんな話が聞けて、行けるお店の幅が広がるかも?
ところで、この建物は2024年夏~秋頃に取り壊される予定です(美好は2023年10月末閉店)。canoは2024年6月30日まで。
約1年という営業期間がもうすでに決まっていますが、今後も飲食をやっていくにあたり、経験を積んでおきたいということで、お店を始めたそう。
もろもろ諸費用はかかりますが、今の学大にあっては破格の家賃ですから、短期と割り切り、その間にお客さんを掴み、飲食経験を積み、次へつなげるという意味では、いい決断だったんじゃないかと思います。
最後までここに明かりを灯してくれることに感謝。
SHOP DATA
- cano
- 東京都目黒区鷹番2-20-13
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- 公式