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歌舞伎町でひときわ妖しさを放つバー レンピッカ(BAR LEMPICKA)と出会って15年という私的な話

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15年以上通い続けているバーが新宿に2軒あります。その内の1軒はバー レンピッカ(BAR LEMPICKA)。

20代半ばから後半にかけて、そりゃもうアホみたいに飲んでいました。新宿へ行けば、2丁目、3丁目、歌舞伎町、ゴールデン街と回り、5軒、いや、10軒とハシゴすることもしばしば。そんなことをしていれば、いろいろな人と出会います。

ゴールデン街にあったナマステというお店の(故)ミーコさんとは、同じゴールデン街のeviで初めて会いました。その時、一緒にいたのがリサさん(当時のeviの店長・慎平さんとリサさんは同級生だったか先輩・後輩だったか)。

「この辺でよく飲んでるの? じゃあ、今度うちにも来てよ」

そんな感じでナマステへ行き、歌舞伎町のど真ん中にあったリサさんの店・リサバーマサラにも行くようになります。ある日、リサバーへ行ったら、リサさんからこんなことを教えてもらいました。

「それだけお酒が好きだったら、レンピッカ行ってきなよ。いいよ~」

これが私とバー レンピッカの出会いです。

新宿コマ劇場(現・TOHOシネマズ 新宿)の一本裏手。当時はまだまだ怪しさ満載だった地帯です。裏DVD屋が軒を連ねていました。リサバーの下もレンピッカの並びも。

リサバーを出てすぐ目の前にレンピッカはあります。周りの雰囲気に負けず劣らず怪しい扉。扉を開けると急な階段があり、その上は赤一面の世界。レンピッカの絵、BGMのタンゴ、昭和モダンな棚・カウンター、裏社会に通じていそうな面持ちのバーテンダーw あまりにも怪しい。めまいがしそうです。刺激的。

だけど、体が馴染んでくると、この雰囲気に不思議な心地よさを感じるようになります。そして、怪しさはいつの間にか妖しさに変わるのでした。

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撮影:菊池麻美

こうしてバー レンピッカと出会い、それから約15年。同い年のオーナー兼バーテンダー・青海クンには随分とお世話になりました。バー レンピッカに関しては「FORZA STYEL」というサイトで記事にしたので、詳しいことはそちらでどうぞ。

歌舞伎町の妖しいバー「レンピッカ」で過ごす刺激的な夜<前篇>

さて、新宿にはもう一軒、ずっと通っているバーがあります。そこのバーテンダーも同い年。そのバーテンダーと青海クンを引き合わせたのは私。こちらでもよくまあ飲ませてもらいました。

そのもう一軒については、またの機会に。

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シラムレンのペコちゃんも亡くなって随分経つなぁ。ほんとよくしてもらってて、私が教えた某焼酎バーにも、遠いのにわざわざ足を運んでくれて。焼酎が好きで、男勝りな口調で、ダミ声で、かわいらしくて。懐かしい。