学芸大学駅から徒歩2分。東口商店街の裏手の飲食エリア・十字街に鷹番ゴールデン酒場という焼き鳥居酒屋があります。2007年にオープンしました。
飲食店をめぐっていると、頼む料理がどうしても偏ってしまいます。イタリアンに行けばトマト系のパスタになっちゃうし、定食屋ならしょうが焼き、居酒屋ならカンパチ刺し、コロッケ、鶏のから揚げ、という具合に。
定点観測になるという意味ではいい面もあるのですが、面白くないっちゃあ面白くない。じゃあ今日は趣向を変えてみようと思っても、メニューを前にすると、またいつもと同じものを頼んでしまいます。
そんな状況を打破すべく、今回はある試みを実践してみました。何をするかというと、人に指示を仰ぎます。頼むものを決めてもらうのです。
指示者はナベさん。2、3度しか行ったことのない私よりも、何十回、何百回と行っている人の方がよくわかってるから、こうした方がピンポイントでうまいものにあたるはず。ナベさんだったら間違いないし。
というわけで、聞いてみました。とりあえずやり取りだけを最初に。私信ですが差し障りのない内容ですし、いいでしょう。イタい壁紙は見て見ぬフリ!w
ピーチーなんてあったっけ? いやぁ、気付かないもんですね。シソ巻き、ささみ刺し、ももタタキは自分では頼まないなぁ。こりゃ面白いw
で、実際に来たのがこちら。
上から、お通しのキャベツ&ミソ、ハツ・シソ巻き、レバー(好きだから2本)、ピーチー巻き、ささみ刺し。
ピーチー巻きはピーマンとチーズがバラ肉で巻かれていました。こりゃうまい。ささみ刺しもよかったし、レバーもハツもシソ巻きもよかったなぁ。そこそこお腹がいっぱいになったので、ももタタキはまた次回。隣の方が白レバを頼もうとしたら「今日はない」とお店の方がおっしゃっていたので、白レバも今度(ここで食べたことはあります)。
こちらは別日に食べたポテトサラダ、鳥もも唐揚げ。一品料理もおいしい!
今回は"アリーナ席"に座れました。焼いている姿がつぶさに見られます。炭の香り、音が心地いい。居酒屋、特に焼鳥屋はこうでなくちゃね。舌だけでなく、目でも耳でも楽しめるのが焼鳥のよさ。
カウンターのほか、テーブル席、奥には座敷席も。
親しみやすい店舗デザインですから、一見さんでも入りやすい。若い人が多くて賑やかだから、大人数でも行ける。もちろん一人でもOK。リーズナブルでおいしくて、居酒屋的メニューがひと通りそろってて、どんな人が行っても満足できるお店じゃないでしょうか。
それにしてもです。常連パワー恐るべし。時にはこういう頼み方もいいですね。なんだか新鮮。
僕らが求める焼き鳥屋
その後、幾度も行ってます。
お通しはこういうのが嬉しい。下手な物作りなさんなって。これでいい。これがいい。
ここのグレープフルーツサワーが大好き。
レバー、ハツ、もも、砂肝、ぼんじり、せせり、マストのピーチー。
「ブラジル産でもなんでもいいの、1本80円とか高くても120円とか、そういう焼き鳥屋がほしい」
ある晩、おっぱいラーメンの貴子ちゃんとこんな話で盛り上がりました。これに一番近いのが学芸大学では鷹番ゴールデン酒場かもしれません。同店の鶏はちゃんとした霧島鶏(銘柄鶏)なんですが。
オシャレでちょっと値の張る焼き鳥もいい。確かにおいしいです。けど、僕らはデイリーに使えるこういう焼き鳥屋がほしいんだ。しかも、安いだけじゃなくおいしいってんだから最高じゃんね。
ワシワシと焼き鳥を食べたい! そんな時にも鷹番ゴールデン酒場はピッタリです。ぜひ一度。