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伝統麺処 そうめんは100均ダイソーや業務スーパーでも売ってるそうめん。その味は不安定ながらも100円以下(300g換算)の激安そうめんでは一番おいしかったかもしれません。

ダイソーで売ってる伝統麺処 そうめん

製造者・愛媛たいき農業協同組合 五十崎製麺工場、販売者・朝日商事株式会社の伝統麺処 そうめん。

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ダイソー 武蔵小山駅前店で購入しました。たまたまダイソーに卸されているというだけで、他所でも売っているかもしれません(※1)。

110円/400g。一般的なそうめんの量・300gに換算すると82円。激安です(詳細後述)。今期、妙なバズり方をしたトップバリュのそうめんは199円/600g(※2)。300g換算で99円。つまり、この伝統麺処 そうめんはトップバリュそうめんよりも安いということです(※2)。

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※1 業務スーパー 西小山店にもありました(2023年6月)

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※2 2022年5月のイオンスタイル碑文谷での値段。時期により、あるいは店舗により、値段は少々上下すると思います

※3 2023年6月に見たところ、伝統麺処 そうめんはパッケージが変わり、110円/300gと値上がりしていました。こうなるとトップバリュのそうめんのほうが安いということになります

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パッケージ裏面の「ご注意」が非常に面白い。

●少ないお湯の中へ大量の麺を入れないでください。

●よく沸騰していないお湯の中に麺を入れないでください。

おいしい茹で方や調理例はよくありますし、このそうめんにもあります。けど、調理に関して「〇〇しないでください」という禁止事項を掲げているのは初めて目にしました。

確かに「たっぷりのお湯で茹でてください」「沸騰したお湯で茹でてください」だけでは、あまり注視されません。「しないでください」のほうが目に留まりやすいですし、「そうしなきゃいけないんだな」と強く思わせますw

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茹で時間は約2分とあります。様子を見つつ、最適と思しき2分15秒茹でました。

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おや? 悪くはないw

プリッとまではしてません。かといって、ムニッという感じでもない。その中間。それなりに穏やかな弾力があります。舌触り・のど越しはツルリとしていていい感じ。

風味もそれなりにあります。水っぽくはない。機械麺のそうめんとしてはなかなかです。

ただし。

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1.5束(150g)食べました。食べ終えるのに3分とかからなかったと思います。ところが、最初のひと口と最後のひと口で食感が異なっていました。最初は上述の通り、最後はムニッ。

要はそれだけ伸びたということです。もちろんちゃんと水気は切ってますよ。それでも伸びました。手延べそうめんではまずないことなのですが、機械麺そうめんではたまにあります。

ですから、少量を一人、二人でササっと食べる分にはいいのですが、大量に茹でて大勢で食べるとなったら注意が必要でしょう。できれば一気に大量に茹でるのではなく、回数を分けて茹でた方がいいかもしれません。

そして私は冒頭のパッケージ裏面の注意書きを思い出しました。なるほど、そういうことかと。こうして細かく注意を促さないと、茹で上がりが悪くなる。それほど不安定なそうめんなのかと。

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単に安くお腹を満たしたいということであれば、いい商品だと思います。100円以下(300g換算)の激安素麺の中では一番おいしかったかもしれません。ただ、あまりに不安定。星評価は3に近い2で。

激安そうめんの価値

私がこれまで食べたそうめんの激安ベスト3は以下の通りです(思い出せる限り)。

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1位 そうめん(神戸物産/業務スーパー)星2
127円/800g
47円(300g換算)

2位 じゃんぼそうめん(茂野製麺)星0
98円/400g
73円(300g換算)

3位 伝統麺処 そうめん(当記事)星2
110円/400g
82円(300g換算)

余談ですが、神戸物産(業務スーパー)のそうめんの現在の製造者はさぬき麺一株式会社ですが、私が食べた当時(2019年)は愛媛たいき農業協同組合 五十崎製麺工場が絡んでいたかもしれません。

業務スーパーのそうめんが断トツに安いですね。ただ、食べた時期が異なります。ということは小麦価格=そうめん価格も変動しているはず。いま現在の激安ベスト3というわけではないということはお知り置きください。

さて、以下は筆者の個人的価値観・主観の話です。

揖保乃糸は250円~300円/300g。伝統麺処そうめんとの差は約200円です。わかりやすく"味"を点数で表すなら、揖保乃糸は80点、伝統麺処そうめんは20点だと私は思います。

どちらを選ぶべきでしょうか?

私は"味"の60点差と200円の値段差は釣り合わない。つまり200円差どころではない"味"の差があると感じます。500円、1000円と違うわけじゃない、たった200円の差でこれだけ"味"の差があるんだから、揖保乃糸を選びます。

とはいえ、じゃあ「絶対にみんな揖保乃糸を選ぶべきだ」とは言えません。

「そこまで"味"の差を感じないんだけど」という人もいるでしょう。あるいは「確かに"味"の差はあるけど、200円も違うんだから安い方を選ぶ。たかがそうめんだよ?」という人の気持ち・感覚は十分に理解できます。そんな方は伝統麺処そうめんをはじめとする激安そうめんを選んでいいんじゃないでしょうか。

ただし。

さすがに友達がじゃんぼそうめん(星ゼロ)を買おうとしていたら、私は全力で止めますw

同じ激安そうめんでもまったく違うのです。

DATA
名称伝統麺処 そうめん
原材料名小麦粉(国内製造)、食塩
販売者朝日商事株式会社
製造者愛媛たいき農業協同組合 五十崎製麺工場
評価★★☆☆☆