今回ご紹介する素麺は小豆島 手延べそうめん。製造者は(有)ひとみ麺業、販売者は丸島醤油(株)。
ひとみ麺業は丸島醤油の製品を自サイトでも販売し、丸島醤油はひとみ麺業のそうめんの販売者になっています。どういう経緯でこんな関係になったんでしょうね。興味深い。
ちなみに小豆島はそうめんやオリーブオイルで有名ですが、醤油の一大産地でもあります。
九州屋 学芸大学店で購入しました。357円/250g。一般的なそうめんの量、300gに換算すると428円です。お高めではありますが、九州屋は高いスーパーですから(揖保乃糸が430円!)、普通のスーパーなら300円台前半~300円台半ばくらいになるんじゃないでしょうか。なお、ひとみ麺業公式サイトから直接買うと297円/250gです(送料別)。
小豆島のそうめんはごま油を使うことがほとんどなのですが、この小豆島 手延べそうめんはこめ油を使っています。小豆島以外でもこめ油を使っているそうめんは珍しいかもしれません。
開封。小豆島のそうめんらしく太めです。甘い香りが強く感じられるのは、さっぱりとしたこめ油を使っているためでしょうか。
ところどころに茶色い粒が見えます。そしてデコボコした麺が混ざっているのが特徴的。機械麺ではノコギリ状になっている麺をたまに見かけるのですが、手延べそうめんでは見たことがありません。おそらくですが、機械麺においてそうであるように、製造工程のどこかで機械の振動によってできるのではないでしょうか。品質には何も影響しませんのでご安心を。私はこういうのを見つけると、かわいくてニヤリとしちゃいますw
表示通り2分茹でました。茹で上がりも太め。いかにも小豆島のそうめんといった感じです。ムチッ、プリっとした弾力がとても心地いい。どちらかというと細いうどんに感じるようなコシです。小麦の風味も豊か。
今回は滋賀の郷土料理、焼鯖素麺にしてみました。風味がしっかりしたそうめんですから、濃いタレと絡めても、そうめん自体のおいしさは損なわれませんでした。むしろ、このそうめんには濃いめのタレが合うかもしれません。
香川県出身の私の連れはこのタイプが好みなので★5と言っていました。私は細くてブチブチッとした強い歯切れのそうめんが好みなので★4。
★4とはいえ、とてもおいしかったですし、ムチっとしたそうめんが好きな方には断然おすすめできます。
焼鯖素麺/焼鯖そうめんの作り方
焼鯖素麺は滋賀県の郷土料理です。私は本場の焼鯖素麺を食べたことがありません。ウィキペディアやレシピサイトなどを参考に作ってみました。そう遠くないものができているとは思いますが、自己流なので、その点はご了承を。
本場の焼鯖素麺は開いていない状態のさばを使うようですが、普通のスーパーでしたら半身で売られていることがほとんどでしょうから、半身でOK。私はいつものように鮮魚北浜の塩さばを使いました。
適当なサイズに切り分け、皮目を焼きます。魚焼きグリルでもフライパンでもなんでも構いません。私はバーナーで焼きました。しっかり焼きましょう。そのほうが臭みが飛び、香ばしくなっておいくなるでしょうし、煮崩れしにくくなるかもしれません。
水、醤油、砂糖でさばを煮込みます。弱火でコトコトと20分ほど。魚の煮つけを作る要領です。ただ、後ほど汁とそうめんを和えるので、煮つけの時よりも水分量は若干多めがいいでしょう。
もし、みりんや日本酒を使いたければ、お好みでどうぞ。私は料理にみりん・日本酒は使いません(日本酒はたまーに、特別な時に使う程度)。
本場では軽く茹でたそうめんをさばのタレで1分ほど煮込むのですが、私はボールでそうめんとタレを和えました。
あとはそうめんを器に盛り、さばを乗せ、お好みの薬味を添えれば完成です。私はしょうがとあさつきをトッピングしましたが、本場では山椒をかけることが多いようです。
さばのうまみがそうめん全体を覆っています。さばとそうめんの相性もバツグン。常軌を逸するうまさです。
さば味噌でもおいしいですよ。ぜひお試しあれ。
名称 | 小豆島 手延べそうめん |
原材料名 | 小麦粉(小麦(国産))、食塩、食用こめ油 |
販売者 | 丸島醤油株式会社 |
製造者 | 有限会社ひとみ麺業 |
評価 | ★★★★☆ |