学芸大学駅から徒歩1分。東横線高架下の学大市場内にNature/Pizza TOSCANA 学芸大学(ナチュール ピッツァ トスカーナ)というお店があります。2021年7月22日にオープンしました。
運営は株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ。1992年、武蔵小山にパスタ専門店 とすかーなをオープン。以来、東京都を中心にトスカーナ、東京MEAT酒場などを多数展開しています。
普通はこちらから入ることが多いと思います。
ピザ、サラダ、生ハム、惣菜、ドレッシングなどはテイクアウトもできます。
仕事の打ち合わせがてら、二人でランチに行ってみました。
店内はカウンター席とテーブル席。どちらかというと狭いのですが、オープンキッチンで開放感があるためでしょうか、狭さは苦になりません。
「当店は初めてのご利用ですか?」
「はい」
「では、簡単に説明させて頂きます。すべてのランチにサラダ、野菜スープ、ドリンク、ミニドルチャがついています。メイン、サラダのトッピング3種、ドレッシング、ドリンクが決まりましたらお呼びください」
とすかーなはパスタがメイン。学芸大学のTOSCANAは店名の通り、ピッツェリアという位置づけです。といっても、もちろんパスタもあります。詳しくは後述しますが、トスカーナと言えばミートソース。
私はランチセットのマルゲリータ、同伴者はランチセットのミートソースパスタを選びました。なお、ランチ時間(11:30~15:00)でも通常メニューの料理が食べられます(コペルト300円)。
自家製スモークサーモン、切りたてふあふあ生ハム、鶏肉のボリートをトッピングした東京野菜ゴチソウサラダ(有機焼き玉葱ドレ)。
野菜は3~5種ほど。東京西多摩、日の出町で採れた東京野菜だそう。ハリがあってパリパリ。鶏肉、生ハム、サーモンと相まってボリュームもあります。玉葱ドレがまたいいんです。パンチがあって食べ応えも感じさせてくれます。
素晴らしいサラダ。とてもおいしいです。
まったりで甘いニンジンのポタージュもおいしい。
かわいいサイズのマルゲリータはさっぱりシンプル。
トスカーナのスペシャリテ、"日本一おいしい"と自称するミートソースのパスタ。私も食べてみたのですが、ミートソースは甘くて濃厚でふくよか。どこか懐かしさを感じさせるミートソースでした。おいしいけど、日本一かどうかは知らん。
生パスタは太目でシコシコ、モチっ。パスタというよりも細いうどんのような感じがします。甘いミートソースとモッチリなこの麺の組み合わせに、私は給食のミートソース&ソフト麺を思い出しました。実際の給食がどうだったかではなく、ただなんとなく。
ところで、パスタ単品だと麺は150g、ランチセットだと100gです。一般的なパスタは一人前100gと言われますが、TOSCANAのパスタは生麺。乾麺の100gと生麺の100gでは茹でた後の重さ(量)に差が出ます。そのためでしょうか、ランチセットのパスタは「一人前と言うには少ないなぁ」と感じました。
アイスコーヒーとミニドルチェ。ミニドルチェはアールグレイのムースと言ってたかな。
くどくない甘みと香り高いアールグレイ。まったりとコクがあります。この味好き。
ピザ釜のある店といえば、CHA爛PO走(チャランポラン)。夜のマルゲリータ単品は500円です。ランチのマルゲリータにはルッコラが乗っていて、サラダ、ドリンクがついて880円。
学大3大ランチ(※)の一角、ステラ(STELLA)はとてつもない前菜盛り合わせにパスタorラザニア、パン、ドリンクで1200円。
筆者はチャランポランのマルゲリータ、ステラのランチを「学芸大学で食べるべき20の料理」に認定しています。ただ、チャランは入りづらいと思われるかもしれない雰囲気ですし、ランチは毎日やっているわけではありません。また、ステラは大人気なので、サッと入れるとも限りません。
その点、Nature/Pizza TOSCANA 学芸大学は新しくてきれいで明るくて、外からも中の様子が見えるので安心して入れます。狭くはありますが窮屈ではないので、ゆっくりできる。ずっと通しでやっていて、メニューも豊富。
量はそこまでいらない。少しお高めでもいい。おしゃれにゆっくりランチをしたい。ちょっとつまみながらワインを飲みたい。そんな方にはいいかもしれませんね。
※ステラ(STELLA)、讃岐饂飩 恩家、大黒屋が学大3大ランチ。筆者が勝手に選定
SHOP DATA
- Nature/Pizza TOSCANA(トスカーナ)
- 東京都目黒区鷹番3-2-1 学大市場内
- 03-3792-8142