イタリア土産でサルディニア(サルデーニャ)のパスタ、malloreddus(マッロレッドゥス)をもらいました。今回は2種類のソースで食べてみます。
トマトソースのマッロレッドゥス
おそらく、これがスタンダードでしょう。本当はサルシッチャを刻んで入れるようですが、サルシッチャがなかったのでひき肉を使いました。
1.オリーブオイルで玉ねぎのみじん切り、ひき肉を炒める
2.ホールトマトを加える
3.煮詰めて、塩・コショウで味を整える
4.茹でたマッロレッドゥスと絡める
5.すりおろしたペコリーノ、バジルを振りかける
超簡単w ニンニクを入れたり、ペコリーノではなくパルミジャーノにしたり、バジルではなくパセリにしたり、お好きにアレンジして下さい。
ひとつコツがあるとしたら、塩加減です。この形からわかる通り、とにかくソースがよく絡みます。ですから、いつものようにパスタを茹で、ソースを作る感覚で塩を入れると、しょっぱくなりがち。なんなら、マッロレッドゥスは塩なしで茹でてもいいくらいです。
余談ですが、イタリアのポモドーロ(トマトソース)は、ニンニクも玉ねぎも入れません。そもそもイタリアではパスタにニンニクをそれほど多くは使いません。日本のイタリアンはニンニクを使い過ぎw
ひき肉のマッロレッドゥス
イタリア人の料理ブログ等を参考にして作ってみました。
1.少量のオリーブオイルで玉ねぎのみじん切り、トマトのみじん切りを炒める
2.パックで売られている普通の合挽き肉をそのままの形でフライパンへ
3.ひき肉は炒めるというよりも焼きあげる感じ。ガチャガチャさせず、なるべく形が残るようにそっと焼いていく
4.塩・コショウで味を整える
5.茹でたマッロレッドゥスと絡める
ふたつポイントがあります。ひとつ目はひき肉の炒め方。荒挽きがあればいいんですが、普通のひき肉しかなければ、上述の通り、なるべく形を崩さず焼きあげて下さい。ゴロンとしたひき肉は食感がよく、また、スプーン、フォークですくいやすいので、食べやすくなります。
ふたつ目のポイントは油/脂。牛・豚の合挽きだと脂が大量に出ます。最後にキッチンペーパーで余分な脂を吸い取って下さい。
ひき肉を焼く際に白ワインを加えると味わいに奥深さが出ます。お好みでチーズやバジルなども一緒にどうぞ。