学芸大学駅から徒歩30秒。西口商店街の入り口、日高屋のはす向かいに恋茶 LOVE TEA 学芸大学駅店というタピオカ専門店があります。2019年9月3日にオープンしました。
8月に蒲田店がオープンしていますから、立て続けに2店舗オープンさせたということになります。
※2020年7月24日に閉店しました
学芸大学では4軒目のタピオカ専門店ですが、毎日美日(まいにちはるひ)は休業中。黒虎茶(COCCOCHA)も私が前を通る際はいつもガラガラ。BOBA TOKYOはタイミングによっては人が並んでますが、タピオカブームの終焉を感じるこの時期にニューオープンとは。
店内は長細く、入口にレジ、奥に厨房&受け取りカウンター、手前の窓際には数席のハイスツール。
まずは入口のレジで注文をして、注文番号が印字された注文レシートをもらい、列ができていたら並んで、奥のカウンターへ。いきなり列に並んだり、奥のカウンターへ行こうとすると、レジから「こっちで注文を承ります」と流ちょうな日本語が飛んできます。スタッフのほとんどは中国・台湾の方でしょう。
メニューは5つのカテゴリーに分かれています。
- タピオカミルクティー
- スムージー
- フルーツティー
- お茶
- 塩チーズフォーム
タピオカミルクティー・スムージーはタピオカが入っています。フルーツティー・お茶はタピオカなし。塩チーズフォームはタピオカが入っているものと入っていないものがあります。
タピオカが入っていなくても、トッピングで加えることも可能です。
私は甘ったるいミルクが大好き。連れはミルクが嫌い。
「どれがいい?」(連れ)
「何でもいいよ。好きなのどうぞ」(私)
「じゃあ、星空レモンにタピオカをトッピングで。氷は少な目で甘さは普通」(連れ)
注文後、並びながら店内観察。
鹿の角は人気タピオカミルクティー店・THE ALLEY(ジ・アレイ)を彷彿とさせます。フラミンゴをモチーフとしたタピオカ屋も日本全国にいっぱいあります。"かわいい"を突き詰めていくと似通って来るのか、あるいは既存人気店の要素を取り込もうとしているのか……。
うーん。私にはまったくわかりませんw ひとえに私の「かわいい経験値」「かわいい感受性」の低さゆえでしょう。ただ、わからないなりにも、この"かわいい"は毎日美日に通じるものがあるようにも思えます。ちょっと独特な感じがするのですが……どうなんでしょう。
この日はオープン日。数日間はオープン記念で半額でした。ただ、一人一杯に限ります。この説明はどこにもなかったような。もめるというほどのことではありませんが、レジで注文後にそう告げられ、不満げな表情を浮かべていた人を何人か見かけたので、ちょっとアナウンスの仕方をしくじったかもですね。
で、10分ほど並んで星空レモンのタピオカ入りをゲット。
三菱UFJ銀行バックか。
あるいは日高屋バックか。どちらも映えないねぇw
「こうするんじゃない?」(連れ)
ああ、なるほどね。これが"映え"なんでしょうなぁ。焼酎ロックを片手に「うーん、やっぱ白麹がいいねぇ」なんて絵を撮りたいと思ってるあたしにゃ別世界w
「あ、おいしいじゃん」(連れ)
どれどれ? ほう。レモンの爽やかな感じ。レモネードだね。これに黒糖タピオカの甘味がプラス。おいしいっちゃおいしいんだけど、逆にまずいのってあるのか?w 本当はたるったるなミルクがよかったんだけど……。
タピオカは中サイズでモッチリ(業者はBIGと謳ってる)。これも他と特段違うわけでもないでしょう。
余談ですが、学大の某店とタピオカの仕入れ先が同じでした。この会社(群馬県)はタピオカ界では超有名企業。タピオカだけじゃなくてカップ、マシン、すべてを用意しておいて、「一式揃えればお店できます、はいどーぞ」と。儲かってるんだろうなw
一人一杯ずつ頼んでおけばよかった? 直前に平和軒でカツカレーやらラーメンやらを食べて腹パンパンだったのですw
恋茶のあれこれ
大阪の鶴橋に恋茶というタピオカ屋があります(2019年7月オープン)。蒲田・学芸大学の恋茶とはおそらく無関係だと思われます。
また、田無駅に恋茶堂というタピオカ専門店があります(2019年8月4日オープン)。蒲田・学芸大学の恋茶との関係性は不明です。参考/恋茶堂
中国に恋茶派对というタピオカティーのチェーンがあります。フランチャイズで店舗を増やしてるという感じでしょうか。そことカップがまったく一緒ですね。「恋茶」というフォントも少し似てます。
「LOVE TEA」は株式会社ティーウェル(品川区)が商標登録しています。その「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」は以下の通りです。
紅茶・茶エキス・フルーツやスパイスをブレンドした茶・ココア・ハーブティー・フルーツティー・紅茶飲料・アイスティー・非薬用の植物を用いた茶・玄米茶・代用茶・ティーバッグ入りの茶・その他の茶・その他の飲食料品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供
参考/特許情報プラットフォーム・J-PlatPat:登録番号 第6077509号「LOVE TEA」
恋茶の女の子のロゴマークは張茜茜さんという中国のイラストレーター/デザイナーが自身のアイコンとして使っているイラストと酷似しています。よく見るとわかるのですが、張茜茜さんのものはペンタブレットで描かれていて、恋茶のものはIllustratorか何かで描かれています。
対価を支払うなどして、同氏に発注しイラストを描いてもらったのか、対価を払いつつ許可を得て独自にトレースか何かをしているのか。まあ、前者はまずないと思いますが。プロの仕事として雑すぎる。
まさか無断使用・パクリってことはないでしょう。いや、さすがにそれはね。いくらなんでも。まさか。
いずれにせよ、イラストレーターがアイコンとして使っている画像を、他者がロゴとして使うことを許可するってのは珍しいですね。
参考/Taobao:張茜茜設計
なんだかいろいろ不思議な恋茶でしたとさ。
SHOP DATA
- 恋茶 LOVE TEA 学芸大学駅店
- 東京都目黒区鷹番3-6-22
- 03-5724-3199