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VIKING BAKERY 0 学芸大学店(バイキングベーカリーゼロ)は10種の食パンがある食パン専門店。しっとりもっちりなおいしい食パンは幸せな気分にさせてくれます。

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学芸大学駅から徒歩10分強、祐天寺駅から15分弱。中央中通り(旧区役所通り)沿いにVIKING BAKERY 0 学芸大学店(バイキングベーカリー)という食パン専門店があります。2019年7月5日にオープンしました。

※追記:2019年12月30日に閉店しました。追記以上

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VIKING BAKERY F 南青山本店、VIKING BAKERY 0 清澄白河店に続く3店舗目。運営は株式会社nigiru/ニギル(代表:丸岡武司・本社:祐天寺)。このnigiruがちょっと面白い会社で、まったくジャンルの違うECを運営する社長5名による共同事業です。

もともとは清澄白河に研究開発ラボがありました。これが清澄白河店となるわけですが、清澄白河店の「0」には出発点、0号店という意味が込められています。南青山本店の「F」はFirst。じゃあ、学芸大学店の「0」は何だ?w

※場合によっては単にVIKING BAKERY 学芸大学店と表記されていることもあります。どちらが正しいのかちょっとよくわかりませんw

※その後、熊本・新市街店がオープンし、福岡平尾店も開店間近だと思われます(2019年10月22日現在)

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食パンはプレーン(カナダ産小麦粉)、Cereal(国産雑穀使用)、イングリッシュブレッド、サワーブレッド、ガトーショコラ、アールグレイ&ハニーレモン、ほうじ茶&ホワイトチョコ、竹炭&ドライトマト、クワトロフォルマッジ、アンチョビオリーブの10種、そしてVIKINGサンドというサンドウィッチもあります。

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パンの他にジャムやはちみつ、エコバッグも。

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「どれくらい日持ちしますか?」(連れ)

「できればその日の内に召し上がって頂きたいのですが、もし翌日以降ということでしたら、カットしてラップに包んで冷凍して下さい」(スタッフ)

「それは取り置きですか?」(私)

「はい、ご予約頂けます」(スタッフ)

スタッフがみんな超絶かわいい。ここはタレントクロークかw パン屋もタピオカ屋も女の子に人気の職種だから、アルバイト募集をかけたら大勢が応募してくるんだろうなぁ。

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スタンプカードがもらえました。

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とても小さな店舗。青山で作ったパンを運んできているのだそう。

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というわけで、買って来たプレーン。

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オープン記念ということで、お試しセット(Cereal、イングリッシュブレッド、サワーブレッド)がもらえました。

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まずはプレーンをそのまま。

うわぁ、こりゃうまいなぁ。しっとり、もっちり。密度の高さを感じさせる食感です。ボリューム感がある。ほのかな小麦の甘味はとても上品。

Cerealには雑穀の甘味、香ばしさがあります。ポリッとした食感が混ざっているのもとてもいい。イングリッシュブレッドはフワッ、カフッ。サワーブレッドはそこまで強くない酸味で食べやすい。オリーブオイルで食べてみたのですが、おいしくて止まりませんでした。

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次はサンドウィッチにしてみました。こうしていろいろ挟んで味をつけても、食パンの風味がしっかり感じられます。塩味のあるバターやマヨネーズを合わせたせいか、食パンの甘味が引き立ちました。

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翌日、説明通りに、切り分けて冷凍していた食パンをトースト。サクッ、フワッ。トーストしてもうまいなぁ。たっぷりバターを塗ってペロリ。

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後日、再訪。この日はその場でアールグレイ&ハニーレモンを試食させてくれました。紅茶、はちみつ、レモンが絶妙。これめっちゃうまい。

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パン好きな連れの母親へのお土産にオーソドックスなプレーンを購入。とても喜んでもらえました。

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一日のはじまりをしあわせに

VIKING BAKERYのキャッチフレーズです。確かにおいしいパンって、なんだか幸せな気分にさせてくれますよねー。

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食パン専門店は一本堂 目黒学芸大店に続く2店舗目。そして翌月の8月、令和館という食パン専門店もできました。それぞれを食べ比べてみるのも面白いですね。

なぜいま中央中通り?

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VIKING BAKERY 0 学芸大学店のはす向かいにはタケノとおはぎ、その隣にはカヌレのダンラポッシュ/Dans la Poche。中央中通りのこの一画がにわかに賑わいだしました。駅から遠いこんな場所がいったいなぜ? そしてなぜテイクアウト系ばかり?

実はVIKING BAKERY 0 学芸大学店の隣のスーパーつかさ学芸大学店の力が大きいんじゃないかと思ってます。スーパーつかさのおかげで、この地域は単なる居住区ではなく"生活"区として存続してきました。ここには単なる住民ではなく消費者がいる。だから商売が成り立ちます。

たとえば逆に、世田谷観音通りと下馬通りの交差点あたり(東京学芸大学附属高等学校近く)を思い出してみて下さい。近隣に大きなスーパーがありませんよね。下馬のあの辺りは完全に居住区。だから新たに商店を構えても、おそらく商売になりません。消費が生まれづらいのです(地元での消費意欲が低い)。

では、なぜテイクアウト系が増えている? 老舗商店が閉店しテイクアウト系に適した空き物件が増えているというのがひとつ。単純にテイクアウト系は開店しやすいというのがひとつ。テイクアウト系だと遠方からも買いに来てもらいやすいというのがひとつ。

ただ、私はたまたまテイクアウト系が重なっているだけだとも感じます。店内飲食が可能なお店でも、ここなら十分に商機があるんじゃないでしょうか。定食でも居酒屋でもワインバルでも、何でもできると思うけどなぁ。それだけのポテンシャルのある地域。狙ってみたらいかが? 面白いと思うよw

斜めの道は面白い

斜めの道が好きでして。

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VIKING BAKERY 0 学芸大学店ができる前に撮影

スーパーつかさとVIKING BAKERY 0 学芸大学店の間に斜めの細い道がありますよね。

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出典/目黒区立図書館>目黒資料ページ>荏原郡目黒村全図(明治44年発行)
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実はその昔、ここがメインストリートでした。というか、ここより北に中央中通りはありませんでした。で、中央中通りができて、東から西へと油面通りが真っすぐに整備され、結果、旧道たるこの道は油面通りに対して斜めにぶつかることになります。

他にもこういう例が学芸大学駅界隈にはいっぱいあります。

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目黒通り(左の太い道路)がここに敷設されたのは1930年代以降。昔は右手の斜めの道がメインストリートでした。

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目黒郵便局のすぐ先、26号にも斜めに入る道があります。26号ができたのは戦後。昔はこの斜めの道しかありませんでした。そして、この道は品川用水跡でもあります。

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この道は再び26号と斜めに合流。26号を渡った先にも細い道は続くのですが、やっぱり斜めに入っていきます。

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学芸大学駅西口商店街の出口も斜めですよね。野沢方面(環七)→水車橋→駒沢通り→串カツ田中→学芸大学駅方面と斜めに道路が走っています。この通りも品川用水跡なんですが、駒沢通りができたのは昭和に入ってから。昔はこの斜めの道がメインストリートでした。同じ道の野沢交差点も環七に対して斜め。

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出典/地理院地図(1936年撮影)

現在のメインストリートに不自然に接続している斜めの道は、実は昔のメインストリートだった。なんてことを考えながら街歩きしてると楽し……あれ? 反応が薄いな。盛り上がってるの俺だけ?w

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