学芸大学駅から徒歩3秒。西口正面にコッペパン専門店・パンの田島 学芸大学駅前店があります。2017年11月15日にオープンしました。
パンの田島自体は(株)サンメリーのブランドなんですが、この店舗は同社の関連企業であるドトールコーヒーが運営しています。なぜ「+DOUTOR(ドトール)」という看板がついている店舗とそうでない店舗があるのかということも関係者に話を聞きました。このあたりのことはまた後ほど。
さてさて。
パンの田島はテイクアウト専門です。注文が入ってから、作りはじめます。オープン日のこの日は注文して5分ほど待つ感じでした。普段も少々待つことになると思いますが、それほど苦にならない程度の待ち時間でしょう。
メニューはこんな感じ。大きく3つに分かれています。
- 甘いコッペパン(12種)
- 惣菜コッペパン(12種)
- 揚げたてパン(6種)
ドリンクはコーヒー(ドトール)、原田牛乳(原田ラクトコーヒー、原田牛乳)、紅茶、ジュース。原田牛乳は明治20年創業、昭和42年設立の原田乳業(株)(新潟県燕市)のブランド・商品です。
10分ほど並んで私の番。食べたかった半熟卵ビーフシチュー(揚げたてパン)がちょうど私の前ではけました。
「半熟卵ビーフシチューはどれくらいでできますか?」
「20分ほどお時間を頂いております」
「じゃ、半熟卵ビーフシチューと厚切りハムカツと原田ラクトコーヒーをお願いします」
「690円です。少々お待ち下さい」
食べたいと思っちゃったからね。どうせ待つんだ。20分くらいね。そして、こういう場合、20分とかからないというのが常。15分ほどでできあがりました。
帰ってさっそく食べてみることに。
で、でかい……。
店頭の食品サンプルを見ていて、こう思ってました。
「ま、これはサンプルだからね。実際はこうじゃないでしょ。厚切りハムカツだって、厚切りってほどじゃないはず。けど、そんなもん。それはそれでOK」
いやはや、見くびってすみません。食品サンプル通りでした。ハムカツは確かに厚切り。サンプルと違うことのないサイズです。コッペパンもでっかいなぁ。
まずは厚切りハムカツをひと口。ううう……。まじか。フカッとしたコッペパン、ザクッとした厚いハムカツ、シャクっとしたキャベツ、かすかにカラシがきいたマヨネーズ、甘め・濃いめのソース。めっちゃうまいじゃん。
普通の男性でも、この一本で昼食として満足できる量です。食が細めの人だと食べきれないんじゃないかな。それくらい。で、なに? これが350円? ウソでしょ。
後日食べたハムたまご。かすかにマスタードの味がついたマヨネーズソースで、しっかりした味付けですが、これはサクッと食べられます。おいしかったです。
ただ、こう比べると厚切りハムカツのボリューム、量的コスパがより一層引き立ちますw
原田ラクトコーヒー(ストロー付)は甘くておいしいです。けど、かなり小さいので、これはまあどっちでもw
半熟卵ビーフシチューはこんな感じ。
こちらもなかなかのサイズです。そして、本当に半熟でした。カリッ、サクッとした衣、甘くて濃厚なビーフシチュー。うめぇ。まじうめぇ。で、なに? これが220円? ウソでしょ。
この値段でこのクオリティ、この量はえげつない。パンの田島おそるべし。
なお、コッペパンだけを購入することも可能です(120円)。こちらはパンの田島のコッペパンにマルニハムのソーセージを挟んだもの。食べ応え抜群でした。
SHOP DATA
- パンの田島 学芸大学駅前店
- 東京都目黒区鷹番3-6-1 第一ストアー1F
- 03-5724-5490
パンの田島とドトールの関係
1946年創業の(株)サンメリー。和菓子と甘味喫茶の店(赤羽)がそのはじまりでした。同社は現在、パン店・サンメリー、石窯パン工房そしてパンの田島を東京都、埼玉県で展開しています。
2009年、(株)ドトール・日レスホールディングスが(株)サンメリーの発行済株式を100%取得し連結子会社化しました。
2015年6月、(株)サンメリーはパンの田島一号店となるパンの田島 網島店をオープン。2017年11月現在、自由が丘、武蔵小山、吉祥寺、笹塚、川口、学芸大学に店舗があります。2017年に入って、ポンポンポンと店舗ができました。
ところで、パンの田島には2種類の看板があります。「パンの田島」という看板、「パンの田島+DOUTOR(ドトール)」という看板です。店舗によって異なります。この差はなんなのか、店頭にいた関係者に聞いてみました。
「学芸大学駅前店自体はドトールが運営しているのですが、『+DOUTOR(ドトール)』となっている店舗では、ドトールが提供しているコーヒーをお出ししています。パンの田島とドトールのコラボということです。今後、他店舗も順次、こうしていく予定です」
パンの田島にはサンメリー直営とドトール運営の2形態がある。そして、ドトールのコーヒーを出している店舗とそうでない店舗がある。運営がどちらであれ、今後はどの店舗でもドトールのコーヒーを出していく予定、つまり「+ドトール」になっていく、と。なーるほど。
このコーヒーは田島のパンと相性のいいコーヒーをブレンドしているそうです。
この勢いを見ていると、単に新規出店するというだけではなく、特に小さくて一階しかないようなドトールがパンの田島に業態変更していくというケースも多くなるかもしれませんね。