最初に結論を。

ドン・キホーテのプライベートブランド（PB）「情熱価格」の島原手延素麺はとてもおいしいです。しかも安い。ぜひ一度試してみてください。これがおいしいそうめんなんです。

ドン・キホーテの島原手延素麺をほぼ毎年チェックしています。2024年5月、中目黒本店では236円/300gでした。揖保乃糸は320円ほどですから、とても安いです。

2024年5月に買ったものは販売者が株式会社なつ喜。製造所固有記号がKAなので、製造所は株式会社川﨑です。これまで川﨑の手延べそうめんは何種も食べてきました。どれもおいしかったです。

なお、過去10年以上に渡ってドンキPB島原手延素麺を見てきましたが、販売者・製造者が定まっていません。このあたりのことは後ほど詳しく。

開封し、袋に鼻を近づけると、小麦の甘い香りが強く香ってきます。

麺は基本的に細めなんですが、太さにばらつきがあります。少し太かったり、なんならフシ麺のような形状をしていたり、平べったかったり。ただ、これは決して悪いことではありません。むしろ手延べらしさを感じさせてくれて、私は好きです。

麺がよくしなります。これは私の経験則なのですが、よくしなるそうめんはおいしいです。

茹で時間は約1分半～2分となっています。様子を見つつ、1分20秒ほどでお湯から上げました。

ピンと張りのある茹で上がり。ひと口目で笑いました。はいはい。これね。やってくれますな川﨑。やっぱすげーわ。

コリコリっとした歯切れがとにかく気持ちよく、のど越しはツルリ。力強い麺が歯・舌・口腔・喉を隈なく刺激します。快感。そして小麦の風味も豊かで味わい深い。いいそうめんだなぁ。すばらしい。

スーパーに大量に卸されるそうめんは、手抜きとはいいませんが、なるべく安く作ろうとするためか、クオリティは下がりがち。けど、川﨑は超大手スーパーに大量に卸していたり、PBとして提供したりしているのですが、どれもこれも安くておいしい。どうすりゃこうできるんだ？

今回、私が食べた島原手延素麺は文句なく星5に値するおいしさでした。さまざまなPBそうめんを食べてきましたが、PBそうめんとしては過去最高においしかったです。

けど、この記事においては星4としておきます。というのも、情熱価格のそうめんは製造者が一定ではないからです。これを読んだみなさんが手に取るドンキPB島原手延素麺が、これとまったく同じとは限らない。

そこに確証が得られないので星4とします。ただ、仮にほかの製造者であってもおいしいです。断然お勧めできます。ぜひぜひ試してみてください。

ドンキPB島原手延素麺の歴史

初めてドンキPB島原手延素麺を食べたのは2012年。以降、6回ほど買っています。全6回の製造所固有記号（※）は以下の通りです。

2022年以前は製造者・販売者が曖昧でした。2018年、2021年はいいとして、2012年の製造所固有記号・AS＝有限会社たなか物産は実態が不透明です。なぜなら、たなか物産は製造者ではないから。当時はこれでもよかったんですね。

2022年4月に食品表示基準の改正が完全施行され、以降はわかりやすくなっています。

ひとつ注意が必要です。以上の一覧は、あくまでも中目黒本店で私が購入した島原手延素麺がもとになっています。もしかしたら同シーズンであっても複数の販売者・製造者が存在するかもしれません。

また、250g×5束×4袋というパックもあるのですが、こちらは販売者は有限会社葵フーズで、製造所固有記号は「MS」、和敬物産有限会社です。

ただ、和敬物産は製造はしていません。おそらく包装しているだけなので、基本的には加工所のはずです。実際に製造しているメーカーはわかりません（パック内の袋にMSではない製造所固有記号が記載されているかも？）

※製造所固有記号は各販売者がそれぞれ独自に設定しています

※当記事は2024年5月18日に大幅改定しました。ただ、そうめんのクオリティに関する記述は2012年の初出からほとんど変わっていません。いつでも安定しておいしかったです

DATA

名称	島原手延素麺
原材料名	小麦粉、食塩、食用植物油、でん粉
販売者	株式会社なつ喜
製造者	株式会社川﨑
メモ	販売者・製造者（製造所）は複数あります。詳細は記事を参照 【検索用】有限会社堀田製麺・有限会社狩野製麺
評価	★★★★☆