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BAR nobody's(学芸大学)は学大のランドマークを射止めた、さっぱりとした雰囲気が心地いいバーです

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学芸大学駅から徒歩3分。東口を出てすぐ右手、線路沿いに都立大学方面へ向かうと、笹崎ボクシングビルの1階にBAR nobody's(ノーバディーズ)というバーがあります。2023年9月22日にオープンしました。

店主・りょんりょん(朝野良君)は直近までバー・プレミアワンで働いていました。自分で店を持ちたいという夢がようやく。

「おめでとう」

「ありがとうございます」

「よくここ抑えられたね」

そりゃもうとんでもない良物件。ここはいったいどうなるのだろうと、ずーっと気になっていました。

「人を見るらしくて、この街の人で、安心して貸せる人がよかったんだそうです」

この街の家賃相場はバカ上がりしているのですが、その一方で、こういう物件もあるんですよねぇ。いやぁ、ほんといいとこ入れたよ。

「ジントニックを」

「ボンベイで作りますか」

「おー、ボンベイのジントニックなんて久しぶりだ」

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細いグラスで作られるおしゃれなジントニックもいいけど、大きなグラスのこういうジントニックも大好き。

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青と白のシンプルな店内は北欧のカジュアルなカフェバーって感じ。私はヘルシンキのカフェ/食堂が舞台となった映画『かもめ食堂』を思い出しました。

ついでに、りょんりょんはなんとなくサンドウィッチマンの富澤たけしっぽいんだよなぁw 顔も雰囲気も。

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以前から知ってる店主。客もほとんどが知った顔。だから、新店だというのにフレッシュさはありません。けど、それがなんだかいい。店の空気と人がなじんでいて、もう何年もやっているかのような感じがして落ち着きます。

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お酒はひと通り何でもあります。特に何かにこだわってるというわけではありません。このあたりにも、りょんりょんのサラリとした人柄が表れているのかもしれません。

「甘いのが飲みたいなぁ」

「甘い……」

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ちょいと思案して、アマレットとウィスキーのボトルを並べました。

「ラスティネイル……違う、ゴッドファーザーか。いいねぇ」

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3軒目。ほろ酔い。甘い酒……。

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1968年築の笹崎ボクシングビルは、この街で大鷲ビル/第一ストアー(1961年築)に次ぐ古いビルです。おいそれと誰でも入れるわけではない由緒正しきビル。学大のランドマーク。これに認められ借りることができたってのはすごいことなんですよ。隣の木ともそう。逆に大家さん、見る目あるw

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別日。笹崎ボクシングジムの下で井上尚弥の試合(動画)を見ながらハイボール。

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チャージ500円で1杯800円くらいだったかな。

ノーバディーズ、英語のスラングで気にすんなとか問題ないぜ的な意味ですたぶん笑

外国のお客様にお酒を奢っていただきセンキューと言うとノーバディーズと返ってくるのでおそらく合ってます。

無問題とかなんくるないさとかマイペンライとかその辺の響きと寛容さが好きなので店名にしてみました。

引用元/インスタグラム

nobodyの略としてNBDという言葉があったのだけれど、最近ではno big deal(たいしたことじゃない)の略としてNBDという略語が使われる、といった説明はありましたが、nobodyに上記のような意味があるのかどうかは調べてもよくわかりませんでした。

ま、別になんだっていいんですけどねw

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さっぱりとしていて柔らかい雰囲気の店・店主。なんだか居心地がいいですよ。帰りがけに、ちょいと一杯寄ってみてください。

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約10年前のりょんりょん。YouTubeより

――サンド富澤のいるかもめ食堂、かw いや、私が勝手にそう感じるというだけですから、それを期待して行かないでね。

とにかく、こういうのは読んでいても意味がない。実際、行ってみないと。

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