今回は瀬戸内讃岐工房株式会社の生そうめん。
そうめんのほとんどは乾麺なのですが、生そうめん、半生そうめんもあります。
スーパーつかさ 学芸大学店で購入しました。116円/200gでした。写真の通り、高野物産が卸しています。値段のこと、高野物産のことに関してはまた後ほど。
「純生」とあります。おそらく、食品パッケージに表記される「純生」という単語に法的な規定(規制)や定義はないと思われます。
そうめんをはじめとする麺類には乾めんと生めんがあるわけですが、半生めんなるものも登場します。この半生めんとわかりやすく区別するために、メーカーの判断で「純生」という単語を使っているのではないでしょうか。ある種のレトロニムと言いましょうか。あくまでも私の憶測ですが。
参考/一般社団法人 全国公正取引協議会連合会:生めん類の表示に関する公正競争規約
角を感じさせる細い麺。ほんの少しツンとした匂いがします。この件に関しても後ほど。
「硬め(40秒)、普通(1分30秒)、柔らかめ(2分)」とあります。40秒から一本ずつ取り出し様子を見てみたのですが、40秒ではまだまだ粉っぽさが残っていました。1分でもまだ足りない。硬めの麺が好きな私でも、たっぷり1分30秒はゆでたいと感じました。
そのままひと口……うん、ひどいw
まず食感。コシや弾力のようなものはありません。抵抗を一切感じることなく、ムニっと歯でちぎれます。不快とまでは言いませんが、気持ちのいいものではありません。
そして風味。わかりやすく言うと、お酒のような風味がします。もう少し正確に言うと、酢酸エチルのような風味です。お酒が好きな方であれば、グラッパやマールを思い出してください。セメダインのような香りがすることもあると思います。あれです。
この生そうめんはセメダイン臭とは言いませんが、アルコール的な、ツンとするような甘いような香り・味がほんのりとします。これがお酒ならまだいいのですが、通常、そうめんからは感じない香り・味ですから、違和感、もっと言えばなんだか嫌な感じがします。
原材料を見返しました。酒精と酸味料が使われています。酒精はアルコールです。酒精も酸味料も腐敗防止のために添加されているのでしょうけど、これらが相まって、酢酸エチルに似た風味を出していたのでしょう。酢酸エチルはざっくり言うと酸+アルコールですしね。
一緒に食べた連れも顔をしかめました。ですから、私だけが感じたものではありません。ゆで方も表示通りでしたから、ゆで方が悪かったとも思えない。
ひとつ引っかかったのがこちら。公式サイトを見ると、賞味期限は60日。私がこの生そうめんを買ったのは8月21日。パッケージに記載されている9月5日が迫ってきています。
これを卸している株式会社高野物産は賞味期限が迫っている商品などを買い取り卸す、ということもやっています。この生そうめんは瀬戸内讃岐工房の公式サイト上では通常販売価格が200円です。これが116円なのですから、なるほど賞味期限が迫って来て、安く買い取られ、安く卸され、安く販売されていたのでしょう。
可能性は低いですが、もしかしたら賞味期限が迫って来ていたために、このような変な風味が強くなったのかも? あるいは個体の問題で、たまたまこの個体あるいはロットに、予期せぬ事象が紛れていた?
……うーん。違うでしょうなぁ。そもそもこうなんだろうなぁ。ネットの口コミを見てみると悪くはないんだけどなぁ。
口にするのが憚れるほど不快というほどではありません。食べられはしますが、普通のそうめんにはない風味が障ります。食感も悪いです。星1。
- 生そうめんはおいしくない(※1)
- 讃岐のそうめんはおいしくない(※2)
私の経験則にエビデンスがまたひとつ加わりました。
※1 乾麺のそうめんと同様、生タイプ(生/半生)のそうめんにも機械麺(切り麺)と手延べがあります。当記事の生そうめんは機械麺。手延べであれば、「手延べ生そうめん」「生手延べそうめん」など「手延べ」という文言がパッケージのどこかに記載されているはずです。
生でも手延べであれば、それなりにおいしいものもあります。ただ、乾麺の手延べそうめんに比肩するような生手延べそうめんには出会ったことがありません(詳細は省きますが、手延べそうめんは乾燥させることにも重要な意味があります)。
※2 讃岐そうめんがおいしくない背景はこちらの記事(讃岐そうめん/讃岐素麺がおいしくない理由)の冒頭をご参照ください。
名称 | 生そうめん |
原材料名 | 小麦粉(国内製造)、食塩/酒精、酸味料、加工でんぷん(一部に小麦を含む) |
販売者 | 瀬戸内讃岐工房株式会社 本社 |
製造者 | 瀬戸内讃岐工房株式会社 財田直販工場 |
評価 | ★☆☆☆☆ |