
本気でおいしい島原そうめん。加工者は有限会社たなか物産、製造者は不明です。

食品館あおば 自由が丘店で購入しました。215円/300g。機械麺そうめんとしては、ほんのちょっと高めでしょうか。
機械麺そうめんであれ、手延べそうめんであれ、たなか物産のそうめんはイマイチなことが多いので、手に取ることをためらわせるのですが、「本気で」と言うのですから、試してみることにしました。

開封したら、袋に鼻を近づけ香りをかぐようにしているのですが、この本気でおいしい島原そうめんは無臭です。ここまで香りがないのも珍しい。ただ、だからといってそうめんとしてのクオリティが低くなるというわけでもありません。じゃあなぜかぐかというと、なんとなくw
麺線は機械麺そうめんとしては普通の太さ。堅めのようにも感じます。

茹で時間は2分~2分半とあるので、まずは2分で試してみました。


食感は博多ラーメンのバリ硬といった感じ。コシと言うよりも硬い。大げさに言うならコリっとした食感です。ただ、機械麺そうめんでこの食感はありだとも思います。変にフニャけたそうめんになるくらいなら、これくらい硬いほうがいい。嫌いじゃありません。

翌日は2分半。硬さが幾分和らぎましたが、それでも食感の方向性は同じ。これだったらまだまだ茹でてもいけそうだなぁ。

翌々日は3分で鍋から一本取って様子を見たところ、2分半とそこまで大きく変わらなかったので、結局、3分半茹でました。
硬さはなくなり、プルンとした穏やかな弾力が出ました。なかなかいいじゃないですか。4分でも大丈夫だったかもなぁ。

茹で時間がどうであれ、小麦の風味はしっかりあります。ですから、このような濃いツユ(麻辣担々麺スープ)につけても、そうめんが負けません。よく合います。
コシ強め、硬めの麺が好きな私でも3分半が一番よかったです。2分~2分半という設定はどうなんでしょう。私だったら2分半~3分半と表記しています。

茹で時間の設定にちょいと疑問を感じる、機械麺そうめんとしては高めというのはマイナスですが、機械麺そうめんとしては上等です。「本気でおいしい」とまでは思いませんが、作り手の「本気」はしっかりと感じ取れました。3分半茹でだったらなかなかおいしかったです。星3。
なんですが……。

すぐ隣にあったたなか物産の島原手延素麺は248円/300g。7年前に食べた際はイマイチだったのですが、それでも一応、手延べですから、機械麺たるこの本気でおいしい島原そうめんとは比べ物になりません。なのに値段差はたった30円。この棚の前に来たら、そりゃ絶対に島原手延素麺を選ぶべきでしょうなぁ。
名称 | 本気でおいしい島原そうめん |
原材料名 | 小麦粉(小麦(北海道産))、食塩(長崎県産) |
販売者 | 有限会社たなか物産 |
メモ | 正確には、たなか物産は販売者ではなく加工者 |
評価 | ★★★☆☆ |