株式会社麺のスナオシのそうめん。
キャンドゥ 東急ストア駒沢通り野沢店で購入しました。108円/400g。一般的なそうめんの量・300gに換算すると81円(※揖保乃糸は約300円/300g)。グラム単価は0.27円。他にないわけではありませんが、機械麺そうめんとしても安い部類です。
スナオシといえば、手打風そうめん。法令・ガイドラインに違反しているわけではなさそうですが、論理的に、あるいはモラル的に、この商品名はどうなんだ?と考えさせられはします。詳細は上記リンク先でどうぞ。
このそうめんにも「打ちたて」という言葉がありますね。法令・ガイドラインの間隙を縫ったモヤモヤする言い方ですなw
パッケージ裏面にはこうあります。
手延のようななめらかさ手打ちのような腰の強さ
なんだかピンとこない文言ですが、ここに時間を取っていてもしゃーない。サラッとやり過ごしましょう。
小麦の甘い香りがします。麺は少し太め。
機械麺そうめんでよく見られるのですが、麺に溝があります。2枚の生地を合わせて圧延するからできるのでしょうか。とても興味深い。
茹で時間は4分とあります。機械麺そうめんは表示に従うのが吉。このそうめんも3分から茹で具合を確認してみたのですが、やはり4分くらいでちょうどよかったです。
お湯から上げ、流水でしっかりと締めるように冷やしました。
まずはそのままひと口。
ちょっと太めです。表面に弱い層があります。ヌメッてるわけではないのですが、あまり心地のいいものではありません。その奥、中心部にムニッとした穏やかな弾力を感じます。
次にツユにしっかりつけてみました。こうすると表面のトロッとした感じがなくなりました。
パッケージには「ゆでてすぐ水々しいうちに召し上がっていただくと風味が格別です」とあります。なるほど確かに。茹でて結構太りましたから、それだけ水分を含んでいるということでしょうか、「瑞々しい」というよりも「水々しい」。水っぽい。含んだ水分のせいなのか、小麦の風味も弱めです。
パッケージ裏面に記載された栄養成分表示もまったく同じですし、全体的に上述の手打風そうめんに似ているような気もします。
にゅう麺にもしてみました。普通においしく食べられます。が、こうするとどの機械麺そうめんで作っても同じ。このそうめんがどうということではなく、このアレンジ・調理がおいしいかどうかという問題になってきます。
とはいえ、おいしくない機械麺そうめんを一番マシに食べられるのがにゅう麺というのも事実なのですが。
極細乾麺うどんとも言えそうなムニッとした弾力は悪くはありません。味もまずいわけじゃない。ただ、この食感、味わいは私がそうめんに求めるものではありません。そうめんとしての評価は星3にわずかに及ばない星2。
この値段ですから、よくやっているとは思います。うどんでは重たい、もっとサラッと軽く麺を食べたい、しかもとにかく安く、ということなら、こういう激安そうめんもアリかもしれませんね。
最後に。
太めの機械麺そうめんはまだマシという経験則に、ひとつのエビデンスを与えてくれたことに感謝。
名称 | そうめん |
原材料名 | 小麦粉(国内製造)、食塩/加工でん粉(一部に小麦粉を含む) |
製造者 | 株式会社麺のスナオシ |
評価 | ★★☆☆☆ |