代々木駅から徒歩4分、新宿駅からは10分ほど。代々木駅の前の道を新宿方面へ行き、一本左へ折れた路地に「Bistro ひつじや」というお店があります。
その名の通り、ひつじ専門店です。1988年創業の老舗。四谷三丁目、神田、飯田橋にも店舗があります。
羊のタタキ、シシカバブ、羊のアルジェリア風餃子、羊のハツのステーキなどなど、とにかく羊料理だらけの「Bistro ひつじや」。タタキは臭みがないどころかクセもなく、羊と言われずに食べたら、おそらく何の肉かわからないんじゃないでしょうか。それほどフレッシュで質がいい。
おいしいだけじゃありません。とにかくバカ安。特にアルコール類。上代に+100円しか乗せない価格なので、「この店大丈夫か!?」と客の側が心配してしまうほどです。今回は二人で行きましたが、次は大人数でワイワイと行ってみたいものです。
ただ、しかし、です。
羊、馬、シカ、イノシシ、そういう類の肉が大好きな人間からすると、逆に物足りなくもあります。なぜなら、どの料理もクセが少なく、羊を食べている感じがあまりしないからです。私はもっとガッツリと羊感を味わいたい。
8年ほど前でしょうか、中国・北京で食べた羊の串焼きが忘れられません。クミン、花椒、ペッパーなどで味付けされている羊串。これだけスパイスをきかせても羊感はまだたっぷりと漂っていました。うまかったなぁ。
ハツのステーキ、胃袋のカレーは確かにクセがあり、羊感満載でおいしかった。それ以外もおいしいんですが、同時に物足りなさも感じました。そして、あれほど羊を食べたというのに、店を出た途端、ジンギスカンを食べに行きたくなりました。我にもっと羊を!