学芸大学駅から徒歩10秒。東口を出たところのビルの2階に「しゃぶ葉 学芸大学駅前店」があります。同じすかいらーくグループのジョナサンから業態変更をして、2019年2月6日にしゃぶ葉としてオープンしました。
※追記:2020年11月23日に閉店しました。すかいらーくグループはこの物件から完全撤退だそうです。追記以上
1987年、(株)すかいらーく(現(株)すかいらーくホールディングス)などの出資により、施設内大型多目的レストランの展開を主な事業とするニラックス(株)が設立されます。2003年にはすかいらーくがニラックスを100%子会社化。
2007年、ニラックスが横浜ワールドポーターズ内にしゃぶ葉1号店をオープンさせます。そして2019年1月1日、グループ内の事業再編として、しゃぶ葉がニラックスからすかいらーくレストランツに継承されました(←ざっくりな説明です)。
2018年12月31日現在、しゃぶ葉は202店。ガスト、バーミヤン、ジョナサンに次ぐ店舗数となり、その数はさらに増えていくようです。なお、しゃぶ葉は「しゃぶよう」と読みます。
というのはさて置き。さて置くにしては長ぇw
11:00~16:00がランチ(土日祝は80分時間制)、16:00~24:00がディナー(100分時間制)。メニューは食べ放題が5コース。土日祝は100円プラスです。
いいんだよ。俺のことは気にせず進めw
しゃぶ葉店内の雰囲気とメニュー
最初にスタッフさんから説明があります。まとめるとこうです。
- 肉はテーブルの呼鈴を押してスタッフを呼び注文
- 寿司は伝票に書くのですが、詳しくは後述
- それ以外はすべてセルフ(野菜、タレ、デザートなど)
まずは店内を見てみましょう。
ドリンクバー。
野菜コーナー。
タレ、薬味。
ご飯、麺類。
デザートコーナー(ソフトクリームなど)。
店内はとても広いです。ここがメインではあるのですが、ざっくりこの倍くらいの席数があると思って下さい。
衝立で見えないけど、私たちの席(一番手前)の隣、中央の黒い帽子と黒髪ロングは楽生茶屋の和田ちゃんと奥さんのエメちゃんと子供だったw まったく気づかず、あっちの帰り際に気づいたよ。
メニューは食べ放題だけです。簡単にまとめると、
- 豚バラのみ
- 豚ロースのみ
- 豚バラと豚ロース
- 牛肉と豚
- 国産牛と豚
の5種。牛肉を含むコースには寿司の食べ放題も付きます。
ランチとディナーは基本的に同じです。ただ、ランチは寿司が付かず、そして安いです。私たちは寿司付き 牛&三元豚 食べ放題コースにしました。
だしも好きな物が選べます。基本は白だし+好きなだし。私たちは白だし+3種ナッツの本格担々だしにしました。ちなみに100円プラスで好きなだし2種にできます。
豊富なタレと薬味で肉をかっ食らう
こんな風にだしを注いでくれます(少なくなったら注ぎ足してくれます)。
好きな野菜を取って来ます。
最初だけ豚肩ロース、豚バラ、牛肉、鶏肉、つくねが自動的にやって来ます。
では実食。
まず牛。ふむ、悪くない。沸騰しない程度のだしで、ササッと火を通してピンク色で食べると柔らかい。火加減をボタンで簡単に変えられるのもいいね。
どの国の牛のどの部位だろうな。すかいらーくグループはブランドによっては公式サイトでトレーサビリティに基づく情報を細かく出しています。しゃぶ葉に関しては載っていませんでした。
次に豚。おお、いいじゃん。この値段だったら十分すぎるほどのクオリティ。特に豚バラは脂のうまみもあって食べごたえがある。本格的な高級しゃぶしゃぶだったら牛もいいけど、リーズナブルなしゃぶしゃぶだったら断然、豚がいい。
そして何気につくねもいい。シンプルにしょうがが利いているだけ。変な味がついていないので、さっぱりしていておいしいです。
つーか、こういうのに細けぇこと言うのも野暮。とにかくたらふく食うために来てんだ。四の五の言わず食え俺!w
(牛2、豚バラ2、豚ロース2)×2+(豚バラ2、豚ロース2)×2=20皿を食べました。私の方が多く食べてはいますが、一人10皿か。ま、こんなもんでしょう。
タレはぽん酢、きざみ玉ねぎの香味だれ、胡麻だれを試しました。薬味もいろいろ。結果、一番よかったのは胡麻だれ+食べるラー油でした。
※メニューには「お肉は専用トングをご利用の上、中心部までよく加熱してお召上がりください」という注意書きがあります。箸で肉を掴んでいる上写真は私が勝手にそうしているだけです
寿司の頼み方
テーブルの下に寿司伝票があります。
人数(一番上)、個数、合計数を書き込みます。一人で一度に3個まで注文できます。
伝票を書いたら、野菜コーナーの手前にあるお寿司オーダーBOXに差し入れベルを鳴らします。これで注文終了。
それなりに時間がかかって寿司がやってきました。マグロ、サーモン、エビ。もちろん型抜きされたシャリ。別にマズくはない。けど、必要もないw
カレー、食え、ゼッタイ
サイドメニューは自分で焼くワッフルもあったのですが、面倒くさいので食べませんでしたw ソフトクリームがなかなかよいです。ソフトクリームというか、ジェラートとソフトクリームの中間みたいな感じ。コーンフレークをしこたま入れて、サクサク食感を加えるのがお勧めです。
しかーし!
カレー! 肉の甘味が溶け込んでいてコクがある。何気にうまいんですけどw すかいらーく等で出ているカレーと基本的には同じはず。そりゃうまいに決まってる。
腹いっぱいでも絶対にひと口は食っとけ。いや、このカレーで〆ることを計算の上、しゃぶしゃぶを食い進めろ!
ああ、腹パンパン。大満足……。
しゃぶ葉の攻め方
今回、初めてしゃぶ葉に行ったわけですが、気づいたことがいくつかあります。
(1)豚だけでよくね?
国産牛のコースは3099円、豚のコースは1799円。その差、1300円。この差を埋められるような満足度が果たして得られるかどうか。和牛じゃなくて国産牛ですからねぇ。
私たちが食べた外国産牛(と思われる牛肉)のコースは豚コースと200円差ですが、別にこの牛(&寿司)をあえて食べたいとは思わない。味に変化がほしいというのもわかりますが、豚がおいしいですから、次に行ったら私は三元豚のみの食べ放題コースにします。
余談ですが、国産牛も外国産牛も食べ方によってはおいしいです。ただ、しゃぶしゃぶという調理法は肉質がモロに味を左右します。基本的には上質な和牛以外でしゃぶしゃぶをするもんじゃないと思っとります。
(2)寿司いらなくね?
(1)の続きでもあるのですが、豚だけの食べ放題コースには寿司がついていません。これもまたよし。寿司いらんって。もし、寿司付き(=牛肉付き)コースをチョイスしたとしても、寿司はスルーでいいと思います。この寿司を食うよりも、カレーを食った方が絶対にいい。子供がいると違うのかな。寿司があったほうが喜ぶ?
それに、タッタカとたくさん出てくるなら、まだいいですよ。けど、3貫ずつが時間をかけて出てくるわけですからねぇ。あれもこれもというのは一見、お得に見えますが、実は中途半端。てことは、よくある話。
(3)だしを選ぶ意味なくね?
タレの味がかなり強いです。タレにつけると担々だしの風味はほとんどしませんでした。もしタレを使うのなら、だしは何だっていい。てことはつまり、100円をプラスして好きなダシ2種類にする意味はさほどないかと。そのこだわりはタレでかき消されますw
じゃあ、タレを使わなければいい? いや、だしにそこまでのパンチはない。タレはほしい。とすると、やっぱりだしは何だっていい。
(4)慌ただしさは覚悟
肉以外はセルフですから、幾度も野菜コーナー、タレコーナー、ドリンクバーへ行かなくてはいけません。これがちょっと煩わしい。落ち着かない。私たちは大人二人で行きましたが、お子さん連れだと大変でしょうねぇ。目は離したくない、けど取りに行かなきゃいけないでテンヤワンヤでしょう。がんばってパパ、ママ!w
(5)騒がしいのも覚悟
三連休の中日に行きました。家族連れがほとんどです。それはそれは子供たちが大はしゃぎ。いや、よっぽどでなければ構いませんよ。子供なんてそんなもの。また、オープンしてまだ間もないせいもあるでしょう、スタッフもドタバタ(接客自体はとてもよかった)。これも致し方なし。ただ、そういうのが気になるという方もいることでしょう。だとしたら他店へ行くのがよろしいかと。
(6)時間は思った以上に少ないかも?
20分を残し、80分で出ました。私たちは食べるのがかなり早い方です。それで80分ですから、特にお子さん連れでワチャワチャしてると100分はあっという間かもしれませんね。意外と早く時間が来ると思っておいてもいいかもしれません。
(7)特に土日祝は混むから早めに
普段がどれほどの混み具合かがわかりません。私たちが行った三連休の中日(日曜日)の17:45でギリギリ待たずに入れました。18:00を過ぎるととたんに混みだし、私たちが退店した19:00ごろだと店頭に行列ができていました。うそかほんとか「80分待ち」と言われていたようです。早め早めがいいかと。
※予約できません
(8)アプリで10%オフはお得
伝票の打ち間違え&取り消しが多いのはご愛敬w ちゃんと内容はあってました。
すかいらーくグループのアプリをインストールし、会計時に見せれば10%オフです。ややこしい登録などは一切不要。30秒ほどでダウンロード&インストールし終えるようなものですから、これは絶対に利用すべきでしょう。店を出たらすぐにアンインストールすりゃいいだけだし。
ちなみに、私たちの会計はこんな感じでした(一人分)。
{1999+100(土日祝料金)+249(ドリンクバー)}×0.9(10%オフ)×1.08=2282円
私の客としての感覚では、あの一皿だったら150~200円を出してもいい。300円は出したくない。とすると、150~200円×10皿=1500~2000円でしょ。ドリンクバーやらサイドメニューやらを考えると2000~2500円……なるほど、2282円は安いと言っていいだろうな。
平日で三元豚コースだったら2000円を切る。水でいいと割り切れば約1750円か。平日(できれば昼)、豚のみ、ドリンクバーなし、クーポンありがしゃぶ葉のベストだな。
と、細かいことを考えるのもまた楽しいw
しゃぶ葉、バーミヤン、温野菜どこにする?
学芸大学住人視点で言えば、しゃぶしゃぶ食べ放題は
- しゃぶ葉 学芸大学駅前店
- バーミヤン 碑文谷店
- 華屋与兵衛 八雲店
- 温野菜(三宿店など)
が選択肢としてありえます。華屋与兵衛は行ったことがないので除外して、しゃぶ葉、バーミヤン、温野菜、さてどれがいい!?
連れは「温野菜」と即答します。野菜の種類が豊富でおいしくて、落ち着けるからと。
私の順位はこう。1位:しゃぶ葉、2位:バーミヤン、3位:温野菜。しゃぶしゃぶ食べ放題で野菜はどうでもいいし、しゃぶ葉の安さ、その割にいいクオリティ、うまいカレー、近さは、私にとって騒がしさや慌ただしさを帳消しにするだけの破壊力がある。
ただ、もし酒を飲むとしたらバーミヤンでしょうなぁ。バーミヤンの黒霧島(5合瓶)、いいちこ(4合瓶)は安すぎる。まあ、食べ放題に行って酒を飲もうとは絶対しませんがw 子供がいるかどうかも大きなポイントかもなぁ。
- 値段重視 or/and 子連れ…しゃぶ葉
- 酒重視…バーミヤン
- クオリティ・雰囲気重視…温野菜
かな?
というわけで、しゃぶ葉。クオリティと値段のバランス、つまりコスパに関しては満点です。文句なし。特にお子さん連れにいいと思います。混んでて待つことがあるかもしれませんが、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
しゃぶ葉再訪
オープンして4ヶ月ほど経った2019年6月2日、しゃぶ葉 学芸大学駅前店を再訪。いろいろ変わっていました。まず、だしの種類。おそらくどんどん入れ変わって行くんだと思います。
最初のタレはごまダレ&食べるラー油&刻みネギ。次はうめ&ポン酢&柚子こしょうにしました。
細切り野菜を山盛り持ってきます。
ワサッと鍋に投入。
そしてこう! 学大の帝王・なべさんに教えてもらったやり方(本当は温野菜の洒落ねぎでやる)。こいつがいい。
ちなみにこの日は豚肉のみのコースです。私たちは豚のみで十分でした。
そしてカレー。なんですが! ちょっと薄い。前回食べたよな感動的なおいしさがありません。カレーが変わったか、日によるブレか。
けど、それでもいいことを思いつきました。もし、カレーが薄めだったらこうするのです。
カレーうどん! 冷たいうどんがあるので、これを鍋で温めてカレーにドボン。いいねぇ。
いっそのこと、カレーをつけダレにしちゃったりね。
店員さんがのぞいているボックス席がありますよね。今回はここに座りました。ドリンクバーはすぐ目の前。野菜やタレのコーナーもすぐそこ。
ここがベストポジションです。そして座る席の位置によってこれほど違うのかとびっくりしました。サクサクと出て戻って来られるのでストレスフリーかつ時間の節約にもなります。時間がむしろ余りまくり。
セルフコーナー近くに陣取るというのも、しゃぶ葉攻略の重要なコツですね。