中華食堂(駒沢大学・三軒茶屋)は本当の意味での中国の食堂。日本人に迎合しない味付けが見事。謎メニュー”あんカけジャがイモとる”も想定外の見た目とおいしさでした

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駒沢大学駅から徒歩5分、三軒茶屋駅から徒歩15分。国道246号と環七が交わる上馬交差点。同交差点から環七を少し下ったところに「中華食堂」という中華食堂がありますw 味もそっけもない名前ですが、ここが実にいい。従業員は全員、中国人。リーズナブルでパンチのある「これぞ街の中華料理屋!」と言いたくなるような料理ばかりです。

※追記:2017年4月に上馬交差点から上記の場所へ移転しました

※追記:2019年4月に久しぶりに行きました。やばいです。下の方に追記しているので、ぜひ最後までお読み下さい。追記以上

おいしいメニューはのちほど紹介するとして、中華食堂で一番気になっていたのがこちら。

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あんカけジャがイモとる 860円

ひらがなとカタカナの入り混じったたどたどしい日本語はむしろプラス。そう簡単に日本人の口には合わせんぞという店側の気概が感じられます。

それよりなにより、問題は「とる」です。なんなんだ!? とろとろ的なことか? 私は想像しました。サっと湯通しするか炒めるかした千切りのジャガイモに、中華風あんがかかっている、と。

「これはなんですか?」

などと店員に聞いてはいけません。気になったら注文するのみ! さっそく注文してみました。そして、出てきたのがこちら。

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想像とはまるでかけ離れた見た目に驚愕。いや、見てもよくわかりません。どうなってんだ?

正体はマッシュポテトでした。山盛りのマッシュポテトにひき肉の中華あんがかかっているのです。濃厚な醤油とオイスターソース(だったかな?)のあんです。このお店の特徴でもあるのですが、八角がとてもきいています。

マッシュポテトにあんをたっぷりと絡めてパクッ。うまい! パンチのきいた味の濃い、食べ応え十分な料理でした。一人ですべてを食べたら、はい終了、です。できれば4人くらいでシェアしてください。2人でも多かったですw

正確に記せば「とろとろあんかけのマッシュポテト」となりましょうが、それじゃあまったく面白くありません。食後に思いました。「確かにこれは、”あんカけジャがイモとる”だ」と。

※追記:上述の通り、移転してメニューも刷新もしくは書き直されているはず。「あんカけジャがイモとる」はもうないと思われますw 追記以上

さて、他のメニューも紹介してみます。

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モッチリ、カリッ、ジュワーな餃子。うまいんですよ、これがまた。

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中華タレ(よくあるヤツ)で和えた砂肝とキュウリ。これも八角がきいています。つまみに最高です。

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ホルモン炒め。辛くはありません。味は濃いです。この容赦のない味付け、素敵。こういうお店に繊細さなんて不要です。

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激辛ラーメン。正式名称は忘れました。花椒がききまくってます。2、3度食べましたが、毎回、微妙に味が違います。これがまたいい。こういうわずかなブレによって、飽きがきません。てか、量が多い! ぜったいひと玉じゃないだろう。この量w チャーハンも量が多いんだよなぁ。

今回紹介したのは駒沢大学店です。他に南大井店、しながわ水族館店もあるそうです。濃厚でパンチのきいた中華料理を思いっきり、たらふく食べたい! そんな気分のときはぜひ。

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これは旧店。ちょうどこの写真の背後方面に移転しました。ファミリーマートのすぐ隣です

これは本格中華じゃない。本当の中国の料理

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久々に中華食堂へ。移転後初かも。

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相変わらずのメニューの多さ。けど、その中身が面白い。オーセンティック。一切、奇をてらってない。中国の飲食店にあるメニューが過不足なく用意されてる。そんな感じ。

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焼き餃子と上海焼き小籠包。もっちりした皮と濃すぎないあんも相変わらず。このやり過ぎない感じがとてもいい。

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四川風ホルモン。おや? 前より味付けがまろやかになってるぞ。まあ、この間に料理人も変わってるんだろうな。そして、この尖らせない感じが素晴らしい。

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XO醤炒飯。くっそうめえな。エビが香る。これもまた変に味をきつくしない。いいねぇ。

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こ、これは……。これはやばい。すごい。激辛四川火鍋麺。

街中華はもちろん、どんな中華料理店、中国料理店でも、基本的には絶対にこうしない。日本人は過剰にうまみが大好き。だからがっつりうまみをきかせます。けど、これは違う。うまみは抑え気味。しっかり麻、辣、八角がきいています。麺はいわゆる日本の中国麺ですが、味わいは完全に中国のそれ。私は北京、上海、香港に行ったことがあります。中国で食べた麺そのものです。

うそでしょう。これやりますかね。日本人がこれを許す? いや、最近はこれが許されるんだろうな。だって、これが中国の味なんだもん。日本人の舌に迎合しない、本格中華ですらない、本当の意味での中国の料理。

すごいなぁ。これはなかなかないぞ。少なくとも学芸大学界隈にはない。中国人が作る本当の中国料理。素晴らしい。

創業当初からなんとなく気づいてはいました。妙だなと。けど、これを適切に表現する言葉がまだなかった。今、私ははっきりと言える。ここは文字通り、本当の意味で中華食堂だと。中華食堂と呼ぶ以外にない店だ。

ぜひ一度、ラーメン類を食べてみて下さい。物足りなさを感じるかもしれません。パンチが足りないと思うかもしれない。けど、それは私たち日本人が過剰だから。私たち日本人のほうがおかしいんです。

と思わせるほどの中華食堂。お見事。これを支持する近隣住民も素敵。

DATA
店名中華食堂 駒沢大学店
住所東京都世田谷区野沢2-34-2
電話番号03-3410-3606
URL食べログ

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