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清水商店街の居酒屋・美築(みづき)はボーリング好きな先輩方が集う憩いの場

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駒沢通りの守屋図書館前の交差点と目黒通りの目黒四中交差点を結ぶ道があります。駒沢通りから向い、旧目黒区役所=現ザ目黒四季レジデンスの先から目黒四中交差点までは一方通行で、以前は区役所通りと呼ばれていました。現在は中央中通りという名称です。中央中通りは中央中通り商店街と清水商店街にわかれています。

とんこつ麺 砂田(閉店)のある交差点からその先のファミリーマート目黒中町店までの間が中央中通り商店街に含まれているのかどうかはよくわかりません

今回訪れたのは、目黒通りから清水商店街を入って100mほど進んだところにある居酒屋・美築(みづき)です。マンションの半地下部分にあります。

※2024年4月17日追記:正確な時期はわかりませんが、おそらくは2024年の3月~4月ごろに閉店しました

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店の入り口で靴を脱ぎます。店内は素足。L字の広いカウンターがあり、下は掘りごたつ状態です。

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巨大な52インチテレビがインパクト大。横には小さめのテレビもあります。こちらはカラオケ専用のディスプレイだと思われます。

上品なはきはきしているお母さんが一人でやってらっしゃるようです。

「店を始めて13年。この辺りは随分とお店が減っちゃったわね。この場所は、前もこういうお店だったんだけど、その前は整体院だったのよ。変な造りでしょ? 入ってきづらいわよねぇ」

と話している間に、お通しを2品ご用意頂きました。サンマの煮付けと焼きイワシ。

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「ごめんなさい。魚、魚になっちゃった。あら、骨ごと全部食べたのね。偉いわねぇ」

小さいお孫さんに話しかけるような言いっぷり。それなりに歳取ってるんですけどねw

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凝ったメニューはありません。年配のご常連さんたちが、仲間と晩酌をかわしにやって来て、カラオケでわいわいやる。そんなお店なのでしょう。

口開け早々に行ったので、客は誰もいませんでした。夜になれば、それなりに賑わっているのかな? みなさんボーリングがお好きなようなので、今度いつボーリングするかとか、そんな話でも盛り上がっているかもしれません。

近隣の方々が何年も通う、居間のようなお店です。ウーロンハイをゆっくりと一杯飲み干し、店をあとにしました。少しでも長く、先輩方の憩いの場として続いていくことを願って。

「みずき」ではなく「みづき」の理由

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「『築く(きずく)』なんだから、美築は「みずき」と書くのが正しいのでは?」

と思ったのですが、そうではなく、これは「みづき」で正解です。

「きずく」はもともと「杵築(きつく)」という言葉で、土や石などを積み重ね、固めてつくるという意味でした。つまり「築く」は「つく」なのです。そして、のちに二文字で「きつく」だったものが、「築く」だけで「きつく」となり、それがなぜか「きずく」となりました。そうなった時期や理由はよくわかりません。

いずれにせよ、現在においては「築く」は「つく」もしくは「きずく」と読む(書く)ということです。

美築は「み」+「つく(→つき)」。ですから、美築は「みずき」ではなく「みづき」と書くのが正しいということになります。

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